Higashi-Chayagai*11
(1st-Street)

メインストリートから1本入ると閑静な路地が

ひがし茶屋街は1820年(文政3年)に加賀藩から公許されて以来、加賀百万石の城下町を彩る茶屋街として、昭和初期までの100年以上にわたり金沢で最高の格式を誇ってきました。

この場所には旦那衆にとっての最先端の遊びがあり、金沢芸妓の名声は、地元だけではなく東京や大阪にも伝わっていました。

21世紀のひがし茶屋街には若い女性たちの最先端の遊びがあります。そして、全国的な知名度も年々向上し、今では金沢でも一、二を争う観光スポットとなりました。

ひがし茶屋街での最先端の遊びとは和服姿で歩くことです。和服に身を包んだ女性は、欧米から訪れる方にとっては最高の被写体のようで、着物姿でメインストリートを歩いていると外国人から写真撮影のリクエストが次々に舞い込みます。

一般的なイメージでは、和服が似合うのは日本建築の街並みが並ぶ閑静な路地ですが、ひがし茶屋街には和服姿の撮影にもってこいの人通りの少ない路地があります。それが一番丁です。

伝統工芸のお店『あいおい』

ひがし茶屋街には、浅野川と並行して一番丁、二番丁、三番丁という3つの通りがあり、観光ガイドブックで目にするメインストリートは二番丁にあたります。

このページでご紹介する一番丁は、二番丁から浅野川方向に1本入った通りです。

メインストリートには多くの人が行き交っていますが、ひとつ隣の一番丁に入ると驚くほど人通りが少なくなります。

例を挙げると、東京・原宿の竹下通りから路地を入ると、大人の雰囲気が漂う閑静な通りに出ますが、そのような感じです。

閑静な風情を漂わせる一番丁

和服では後姿を撮影する方が風情を感じます

一番丁は“通り”と言うよりも“路地”と言った方がピッタリときます。

狭い路地の片側に並ぶ建物の多くが、二番丁で営業しているお店の勝手口となっており、もう一方のサイドのみにお店が並んでいます。

メインストリートの二番丁から一番丁へと入っていく際には、加賀友禅の『久連波』の脇道を入ると面白いかと思います。

久連波の脇の道を入ると、正面に「きむら」と書かれた昭和の風情を漂わせる看板を目にします。この看板は、近年、ひがし茶屋街を訪れた方がSNSで紹介することが多くなっているスポットですので、話題性のひとつとして押さえておくといいでしょう。

ひがし茶屋街で静かな人気の看板

一番丁で興味深いのは、メインストリートの二番丁に比べて、欧米やオセアニアからの白人の方の割合が高くなることです。

私たち日本人は、初めて訪れる土地では狭い路地に入っていくことに躊躇いが出ますが、白人の方は「この狭い路地に何があるのだろう?」という感じで臆せずに足を踏み入れ、「このあたりでお終いかな」という地点に来ると引き返していきます。

カフェ&バー『ゴーシュ』

さて、一番丁は和装とマッチする風情のある路地です。和服姿でひがし茶屋街を歩かれる方は一番丁にも足を延ばしてみてください。

一番丁は前を向いて笑顔でカメラに収まるよりも、一人の女性が過ぎ去っていく後姿が似合います。カップルで和装して一番丁を歩かれる方で、彼氏がカメラマンになっている場合には、ぜひ彼女の後姿を撮影されることをお奨めいたします。

ハンカチや手拭いのお店『くるみや』

一番丁は“通好み”のお店が点在する通りです

一番丁はいわゆる“通好み”のお店が見られる通りです。

洒落た雰囲気のカフェ&バー『ゴーシュ』、本格的なビストロ店の『Ryomon』、お茶屋の1階に佇むバー『粋蓮』などの飲食店や、『あいおい』や『くるみや』といった工芸品のお店は“知る人ぞ知る”名店です。

また、一番丁の先には若い女性に評判のパンケーキのお店『fluffy』があります。

パンケーキのお店『fluffy』

表通りの賑わいから離れて、少しゆっくりしたいなと思われましたら、一番丁のお店で一息つかれるのもいいでしょう。

粋蓮の2階にあるのが現役のお茶屋の『藤乃弥』です。

ひがし茶屋街には7軒のお茶屋があり、6軒まではメインストリートの二番丁をはじめ割と分かりやすい場所に位置しているのですが、『藤乃弥』は“ひがし”のお茶屋で最も歴史が浅いこともあってか、少し奥まったところにお店があります。

男性でしたら、現役のお茶屋をスタンプラリーのように探す方もいらっしゃるかもしれませんね。実は私もそうでした。そして、最後まで見つからなかったお茶屋が『藤乃弥』でした。

一番丁は、人気観光地・ひがし茶屋街の中でも閑静な風情を醸し出しています。

お茶屋『藤乃家』とバー『粋蓮』

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ひがし茶屋街への行き方

金沢駅から | 近江町市場から | 兼六園から | 金沢城公園から | 金沢21世紀美術館から | 主計町茶屋街から | 長町武家屋敷跡から


ひがし茶屋街周辺にある「観光してみたいかも」スポット

徳田秋聲記念館 | 金沢市立安江金箔工芸館


Higashi-Chayagai
News

メインストリートのすぐ裏手が一番丁です

ひがし茶屋街は和服の女性が華になる街並み