Kenrokuen*6
(Tea House)

園内のアクセントとなっている6つの茶店

兼六園を散策される際のアクセントとなるのが6つの茶店です。

広大な敷地の兼六園には、坂道があり、砂利道があり、小高い築山も2つあるなど、園内をくまなく見学すると結構疲れます。そこで、茶店で抹茶と和菓子を味わいながら一休みされるのもいいでしょう。

園内には時雨亭、内橋亭、三芳庵、寄観亭、ことぶき、兼六亭6つの茶店があります。この中で時雨亭(しぐれてい)だけは石川県が運営しており、その他の5店舗は民間が運営しています。

まず、時雨亭は6代藩主・前田吉徳が建てた茶室で、明治初期まで園内の噴水の前に存在していました。

その後、時雨亭は明治時代に取り壊されましたが、幸い平面図が残されていたことから、石川県によって2000年(平成12年)に長谷池のほとりに再現されました。

時雨亭

時雨亭は真弓坂口から坂道を上り、左手に瓢池を眺めながら坂上まで行くと左前方に見えてきます。地元自治体が再現した由緒ある茶室だけあって、茶室の周囲は緑の木々と池の水辺で彩られています。

お茶室では抹茶とオリジナル生和菓子のセットが720円で、抹茶を味わった後にゆっくりと庭園を眺めることができます(トップ写真)。日本人のお客さんに交じって欧米からの観光客の姿も見られます。

また、時雨亭以外の茶店でも、だいたい同じくらいの料金で抹茶と和菓子を味わうことができます。

時雨亭のお茶室

霞ヶ池の内橋亭と、芥川龍之介ゆかりの三芳庵

兼六園の茶室の中で、内橋亭と三芳庵は池に浮かぶ水亭で知られています。

まず、霞ヶ池に浮かぶのが内橋亭です。ことじ灯籠越しに広がる霞ヶ池と、対岸に佇む内橋亭という組み合わせは、兼六園の中でも最も人気のある撮影アングルです。

この内橋亭は現役の茶店で、霞ヶ池を眺めながらお食事や呈茶を楽しむことができます。ただし、入ることができるのは岸辺に建っている茶室までで、池に浮かんでいる水亭については入ることができません。

これは、水亭は人の重さが加わると沈んでしまう危険性があるのか、あるいは亭内の人影が、霞ヶ池を撮影する人の邪魔にならないようにという配慮なのかは分かりませんが、残念ながら外から眺めるだけとなっています。

とはいえ、岸辺のお部屋から水亭越しに霞ヶ池を眺めることができますし、岸辺のお部屋と水亭を結ぶ “内橋” を見ることもできます。この内橋が亭の名前の由来です。

内橋亭

内橋亭

瓢池にある三芳庵(みよしあん)は、陸の上に建つ本館と、池に浮かぶ水亭の2つのお部屋からなるお食事処・甘味処で、蓮池門口から入ってすぐ左手に位置しています。水亭で翠滝から流れ落ちる水音を聞きながら、奥ゆかしさを漂わせる幽邃の瓢池を眺めるのもお奨めです。

かつて、この三芳庵には翠滝の上に「別荘」がありました。その別荘は芥川龍之介が友人の室生犀星に招かれて宿泊した場所でした。

三芳庵(水亭)

三芳庵(水亭)

寄観亭、ことぶき、兼六亭はお土産処

園内の6つの茶店の中で、寄観亭、ことぶき、兼六亭の3店は、お食事処・甘味処であるとともにお土産処でもあります。

寄観亭(きかんてい)は桜ヶ岡口のすぐ近くに位置する茶店で、桂坂口から霞ヶ池へと上って行く途中に位置していることから最も利用者数の多い茶店です。入口付近は売店となっており、お土産をはじめドリンクやお団子、ソフトクリームなどが売られています。

お店の前に置かれているベンチに腰を下ろして、店内で買った飲み物やお菓子を口に運びながら、疲れた身体を癒している人の姿が多く見られます。

また、お店の前には灰皿が置かれており多くの喫煙者が一服しています。兼六園の中で私が確認している灰皿はここ1カ所だけです。

寄観亭

兼六亭は蓮池門口から松涛坂を上ったところに位置し、お店の前には日本最古の噴水があります。このお店は、位置的に桂坂と真弓坂というメインの導線から少し外れていることから、ゆっくりと休憩したい方には穴場的な茶店です。

兼六亭

ことぶきは上坂口に隣接する茶店で、利用者数の多い料金所である桂坂口と真弓坂口からは奥まったところに位置しています。

6つの茶店の中で最も標高の高いところに位置しており、お座敷から金沢の街並みと卯辰山を眺めることができます。

ことぶき

ことぶき

兼六園への行き方

兼六園観光協会ホームページ(茶店めぐり)



兼六園の周辺にある「観光してみたいかも」スポット

金沢城公園 | 金沢21世紀美術館石川県立美術館 | 石川県立伝統産業工芸館 | 赤レンガミュージアム | 金沢くらしの博物館 | 金沢神社 | 西田家庭園玉泉園


Kenrokuen
News

地図上の「夕顔亭」と隣接しているのが三芳庵です

兼六園-日本有数の名園では笑顔もいっぱい