兼六園や石川門で結婚式の前撮りが人気

外国人旅行者にとっての最高のモデルに

4月18日付の北國新聞に、兼六園金沢城公園の石川門で、結婚式の前に婚礼衣装で記念撮影する「前撮り」を行なうカップルが増えているという記事が掲載されていました。

記事によると、挙式予定の石川県在住のカップルは、桜が咲き誇る兼六園と石川門で前撮りに挑みました。

和服姿でことじ灯籠や唐崎松など約10カ所を回って撮影したそうで、取材に対し「良い写真が撮れ、記念になった」コメントしていました。

市内の結婚式場では、兼六園や石川門での前撮りを組み込んだ結婚式のプランが好評となっています。

石川門

ジューンブライドの6月や秋以降の挙式に向け、観桜期に合わせて前撮りに臨む利用者が多く、桜の見頃の時期に予約が取れず、結婚式の翌年に改めて「後撮り」する夫婦もいるそうです。

兼六園の桂坂口へと続く紺屋坂のお土産屋さんによると、前撮りのためにカメラマンと一緒に坂を上って行くカップルは、多い日で5組以上いるそうで、外国人観光客に求められて一緒に記念撮影する姿もよく見かけるとのことです。

唐崎松と霞ヶ池

虹橋での撮影は観光客に気を遣うべきでは

現在の金沢では、和服姿の女性グループやカップルが海外からの旅行者から呼び止められて、カメラに収まる風景がよく見られます。特に和装のカップルは、大袈裟に言うとアイドル並みに声を掛けられます。

最近では、着物をレンタルする女性も、外国人観光客から声を掛けられることを楽しみにしているようにも思えます。

私も兼六園で結婚式の前撮りをしているカップルを見かけたことがあります。その時にもカップルの周囲を欧米からの観光客の方がグルリと取り囲んでいました。

どこの国でも花嫁は美しいものですが、欧米の方から見ても、綿帽子を被った日本の花嫁姿を美しいと感じてくれているようです。新郎新婦にとっても海外の方からも祝福されるのは一生の思い出になることでしょう。

ただし、結婚式の前撮りついては、ひとつだけ気にかかることがあります。それは、人気の撮影スポットを新郎新婦だけで独占してしまうことです。

北國新聞の記事に書かれている “ことじ灯籠前の撮影” とは、虹橋での撮影を指すのだと思いますが、実は兼六園の虹橋は、金沢の中でも一、二を争う人気の撮影スポットです。

虹橋

虹橋では自然に撮影待ちの順番ができます。そして、日本人の若い女の子たちが急いで橋に駆け上がり、速攻で記念撮影を終えると急ぎ足で橋を下りてきます。そうすると、次の方が同じように大急ぎで記念撮影をして戻ってきます。

そして、他の方も撮影する10秒程度の時間は橋を渡らないように気を遣っています。

日本の女の子が整然と並んでいるのを見て、白人の方たちも列に並んでくれています。また、テレビの全国放送でマナーの悪さが指摘されている中国人の方も秩序正しく列に並んでいます。

下の写真をご覧ください。この写真は4月10日(月)の午後2時ごろに撮影した写真です。

撮影風景

ちょうど新郎新婦の前撮りの最中で、カップルが人気の虹橋で撮影に挑んでいる時に、スタッフが虹橋に上ってこようとする来園者を手で制しています。

実は、この時は新婦さんの綿帽子の位置を調整するのに結構な時間がかかっていました。その間、撮影スタッフは当然のような顔をして、虹橋に人が上がってこないように見張りをしていました。

みんな虹橋で撮影したいのです。私のような地元の人間なら「次に来た時に虹橋に上がればいいか」と思いますが、旅行者の方はそうもいきません。特に海外からの方は最初で最後の兼六園です。

中にはスケジュールが詰まっていて急いでいる人もいると思います。

新郎新婦に対しては祝福の言葉を贈りますが、虹橋を長時間にわたって独占するのはどうかと思います。

これは新郎新婦の問題というよりも、撮影スタッフの問題です。

虹橋で撮影したいのであれば、例えば早朝などの来園者の少ない時間帯を新郎新婦にアドバイスすべきですし、混み合っている時間帯に撮影するのであれば、虹橋だけは避けるべきです。

よりによって一番混み合う日の午後2時に、一番の撮影スポットを独占することはないでしょう。

前撮りを邪魔されないように制しているスタッフも、仕事を離れれば公衆マナーを理解する一人の善良な市民のはずです。

「一生に一度のことだから何をやっても良い」「こっちは仕事なのだから他の人のことまで気にしてはいられない」という考え方は改めて欲しいものです。

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