金沢の3つの美術館で茶道具・絵画の展覧会

金沢美術倶楽部100周年記念「美のチカラ」

4月21日付の北國新聞に、金沢美術倶楽部の創立100周年記念展覧会「美のチカラ」が、21日(土)から開幕するという記事が掲載されていました。

この展覧会は、石川県立美術館、金沢21世紀美術館、金沢市立中村記念美術館の3つの美術館で開催されるものです。

黒楽茶碗「北野」、黄瀬戸茶碗「朝比奈(あさいな)」、大井戸茶碗「筒井筒(つついづつ)」をはじめ、茶道美術品を中心とした国宝、重要文化財を含む名品を一堂に公開し、美術品に秘められた力を伝えます。

記事では、金沢21世紀美術館での会場設営の様子が紹介されていました。

日本画「月光波涛(はとう)図」や、スペインの画家ゴヤの版画などが並ぶ展示室では、金沢美術倶楽部の美術商や、企画協力する金沢美術工芸大学の学生が展示の最終調整を行ないました。

21美では、「POWER OF ART」をテーマに展示され、30年ぶりに公開される黄瀬戸茶碗「朝比奈」を中心に、縄文時代の土偶から鴨居玲さんら地元作家の洋画など、時代や洋の東西の異なる優れた美術品89点を展示します。

金沢21世紀美術館は垣根のない憩いのアート広場

金沢21世紀美術館

県立美術館では「美の力」と題し、千利休ゆかりの黒楽茶碗「北野」をはじめ、国宝4点、重要文化財34点を含む約140点を展示し、加賀藩の文化観を方向付け、現在の文化土壌の原動力となった美を伝えます。

中村記念美術館では、「茶事(ちゃじ)の妙」と題し、重文の大井戸茶碗「筒井筒」など名品を集め、実際の茶会を体験するかのように茶道具を展示します。

北國新聞の記事によると、「美術倶楽部」とは金沢をはじめ、東京、京都、大阪、名古屋の五都にある美術商の組織とのこと。

茶の湯を軸とした金沢の文化土壌を支えてきた美術商が100年の節目を記念し、石川県内外から名品を集め、金沢市内の3会場に美の空間をしつらえました。

展示は5月20日までで、観覧料は石川県立美術館と金沢21世紀美術館が1,000円、中村記念美術館は300円となっています。

石川県立美術館-緑に囲まれた抜群の芸術環境

石川県立美術館


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江戸時代の五大都市の面影が残っていますね

北國新聞の記事で興味深かったのは、美術倶楽部が、東京、京都、大阪、名古屋、金沢の美術商の組織だという一文です。

江戸時代の金沢は、江戸、大坂、京に次ぎ、名古屋と並ぶ全国で5本の指に入る大都会でした。

人口だけを見ると、現在の金沢市は全国で34位にまで下落してしまいましたが、美術界では全国のトップクラスで頑張っているようですね。

今回の展覧会が行なわれる石川県立美術館、金沢21世紀美術館、金沢市立中村記念美術館の3館は、いずれも歩いて5分~10分の位置関係にありますので、美術がお好きな方は回られるのもいいでしょう。

中村記念美術館-茶道具や古九谷のコレクション

金沢市立中村記念美術館

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