秋のひとときに金沢城・兼六園大茶会

10月9日まで兼六園・時雨亭など5会場で開催

今年(2017年)の金沢は、9月の3連休が台風の影響でキャンセルが目立ったことが影響したのか、9月下旬から10月初頭までの3週間は、金沢を訪れる方が期待したよりも少なかったようです。

ついに金沢ブームも下降線か、とも思っていましたが、今週末の体育の日の3連休では、好天の予報とも相俟って多くの観光客の方が訪れています。

10月8日付の北國新聞には、3連休初日に開幕したイベントが数多く紹介されていました。まず、一面を飾ったのが、金沢21世紀美術館で開幕した片岡鶴太郎さんの特別展『四季彩花』の記事でした。

金沢面には、竪町通りで全長430mの路面をデジタルアート映像で彩る「竪町カラーロード」や、片町きらら広場と金沢駅もてなしドーム地下広場に設置された「まちかど思い出ピアノ」の記事が大きく出ていました。

そんな中で、社会面で大きく取り上げられたのが「金沢城・兼六園大茶会」でした。この茶会は、石川県茶道協会などが主催し毎年秋に行なわれている催しです。

今年は、兼六園の時雨亭、金沢城公園・玉泉院丸庭園の玉泉庵、松風閣庭園の松風閣、旧園邸、金沢城公園・五十間長屋の計5会場で行われています。

兼六園の時雨亭

初日の10月7日(土)は、五十間長屋を除く4会場に茶室が設けられ、担当する各社中が秋を感じさせるしつらえで、おもてなししました。

宗和流宗和会が担当した時雨亭の席では、月見をする布袋を描いた掛け軸や、蒔絵で紅葉が表現された棗などが披露されたとのことです。

金沢城・兼六園大茶会は、10月9日(月・祝)まで、午前9時~午後3時に開かれます。なお、茶席券は1席1,300円です。

時雨亭のお茶室

表千家と裏千家を飲み比べるのも一興です

金沢は藩政期以来、茶道の心得が受け継がれてきた土地です。

兼六園の隣にある西田家庭園玉泉園には、裏千家の初代宗室である千仙叟宗室のお茶室・灑雪亭が残されている他、千仙叟に付いて金沢の移住した初代・大樋長左衛門の流れを汲む大樋美術館でも、お茶室が設けられています。

私は、当サイトを開設してから抹茶を飲むようになったのですが、表千家と裏千家の違いを教わってからは、抹茶を飲むのが楽しみになりました。

2つの流派の違いは素人でもある程度は分かります。抹茶を黄緑色にまで泡立てるのが裏千家で、点てた抹茶に緑色が残っていてもいいのが表千家です。

ちなみに、前述の西田家庭園玉泉園と大樋美術館では裏千家のお茶が出ます。

松風閣庭園の松風閣

色々な場所で抹茶を飲んで気付いたことですが、金沢の中心地では表千家の多いエリアと裏千家の多いエリアに分かれているようです。

金沢城から、にし茶屋街・長町武家屋敷跡が位置する犀川方面には表千家が多く、ひがし茶屋街・主計町茶屋街のある浅野川方面には裏千家が多いようです。

金沢城公園の五十間長屋

さて、手頃な料金で抹茶と和菓子を楽しみたいという方は、金沢城公園の玉泉院丸庭園にある玉泉庵で抹茶を嗜まれるのがいいでしょう。料金は抹茶と和菓子のセットで720円です。

玉泉庵では、表千家と裏千家の人が一緒に仕事をしています。これは玉泉庵が石川県の運営施設であるからです。平日のお客様の少ないタイミングですと、給仕の女性が、表千家と裏千家の違いなどについて色々と教えてくれます。

金沢旅行では、表千家と裏千家の抹茶を飲み比べてみるのも一興です。

玉泉庵のお茶室

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