ひがし茶屋街「春の家」から新花・あか利さん

10月にお披露目。介護職から転身し金沢移住

9月27日付の北國新聞に、ひがし茶屋街で新花さん(新人芸妓)がお披露目されるという記事が掲載されていました。

今年(2017年)の10月17日に、ひがし茶屋街の「春の家」からお披露目される新花さんは、鳥取県から移り住んだ原田香慧さん(25)で、あか利の源氏名でお座敷にデビューします。

東京で生まれたあか利さんは、1歳から11歳までは京都で育ち、きれいな着物でお座敷へ向かう芸妓さんや舞妓さんの姿を間近に見て、憧れていました。

高校進学時や在学中に何度か芸妓になろうと考えましたが、勇気が出ず、一歩踏み出すことができなかったそうです。

鳥取短大を卒業し、看護学校を経て介護の仕事に就いたものの、芸妓さんへの憧れが募り、今年の2月にお母さんに自分の気持ちを打ち明けたところ、お母さんから「やったらいい」と背中を押され、すぐに春の家へ電話をしました。

そして、2017年4月に金沢に移住しました。現在は日本舞踊を稽古中で、10月からは長唄のお稽古も始まります。

金沢に3つの茶屋街があることは小説で知り、9月には三茶屋街の芸妓さんが総出演する「金沢おどり」を見学しました。あか利さんは鑑賞した舞台のことを「憧れていた世界が目の前にあって、鳥肌が立った」と振り返っています。

あか利さんは新花として一歩を踏み出すにあたって、「おかあさん(女将)のように末永く芸妓を続けたい」と決意を新たにしました。

ちなみに、あか利という名前は、春の家女将の江利加さんから一字をもらい、明るい存在でありたいとの願いを込めて自ら名付けました。

あか利さんは「芸に真剣に向き合いたい」と話し、女将の江利加さんは「一生懸命に稽古し、皆様に可愛がっていただける芸妓になってほしい」と期待を込めていたそうです。

紙面では、淡いピンクの色留袖に身を包み、扇子を手にニッコリとほほ笑む新花さんの写真が掲載されていました。

春の家はメインストリートの突き当りになります

金沢芸妓のHPのプロフィールに顔写真を

2015年3月の北陸新幹線の開業以来、金沢の三茶屋街では新花さんのお披露目が相次いでいます。

今年に入ってからも、主計町・えんやの一駒さん、にし・明月の虎太郎さんに次いで3人目のお披露目です。

今回、春の家からお披露目される「あか利」さんの25歳という年齢は、近年の新花さんの中で最も高い年齢になります。子供の頃から憧れていた芸妓の世界に飛び込むまでには、逡巡する心と夢を捨てきれない心が葛藤していたのでしょう。

幼少期に京都で育った女性が、京都ではなく金沢を選んでくれたことは、金沢で暮らす者にとってはとても嬉しいことです。

お披露目の直前に行われる金沢市長への表敬訪問では、石川県の新聞・テレビ各社が取材に行くことでしょう。末永く頑張ってほしいものです。

なお、今回のお披露目によって、ひがし茶屋街に所属する芸妓さんは6軒で15名となります。※2017年9月27日現在

さて、金沢の芸妓さんについては「金沢芸妓」というサイトが制作されています。このサイトのお問い合わせ先が、金沢伝統芸能振興協同組合と金沢市観光政策課になっていますので、公的な意味合いのあるサイトです。

「金沢芸妓」のサイトには、ひがし茶屋街、にし茶屋街主計町茶屋街に所属する芸妓さんが顔写真付きで紹介されています。

芸妓さんに興味のある方にとっては、とても参考になるサイトなのですが、2017年にお披露目された新花さんの顔写真が未だに掲載されていないのが、個人的にものすごく気にかかっています。

公的な機関が運営しているサイトであれば、新花さんのお披露目の日に合わせて写真をアップするぐらいの労力は、掛けても良いのではないですか。

5月にお披露目された2名については、9月の金沢おどりのタイミングで顔写真が掲載されるのかなと思って待っていたのですが、金沢おどりが終ったあとも、一駒さんと虎太郎さんのスペースは白いままです。

これでは新花さんが可哀想でしょう。一大決心をして、金沢芸妓を生涯の職業として選んでくれたわけですから、お迎えする側としては、顔写真くらいきちんと掲載したらどうですか。

もし、予算的にスタジオでのしっかりとした撮影が難しいのであれば、所属するお店の前や、それぞれの茶屋街の風景をバックにしたスナップ写真でも良いじゃないですか。

ぜひ早急に、新花さんの顔写真を掲載して欲しいものです。

金沢芸妓ホームページ


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