金沢神社で氷室万頭を手に茅の輪くぐり

金沢の風物詩のひとつ「氷室まんじゅう」

6月26日付の北國新聞に、金沢に伝わる縁起菓子である『氷室万頭』に関する話題が掲載されていました。

記事の内容は、兼六園に隣接する金沢神社で、かほく市高松の和菓子店「白千鳥神保」の「氷室万頭の茅の輪くぐり」が行われたというものです。

店長ら5人が、まんじゅうを手に茅の輪(ちのわ)をくぐり、氷室饅頭を買い求める人の無病息災を願いました。

この茅の輪くぐりは同店の80周年を記念して行われたもので、神前には同店の氷室万頭80個が並べられたとのことです。

金城霊沢と金沢神社を結ぶ神門

金沢では7月1日は「氷室の日」

日本各地にはその土地に古くから伝わる記念日が設けられていますが、金沢では7月1日を「氷室の日」と言います。

氷室(ひむろ)とは、氷を保管しておく貯蔵庫のことで、江戸時代には、冬に降った雪を貯蔵しておき、旧暦の6月1日(現代の7月1日)の氷室開きで雪氷を取り出し、江戸の将軍家に献上していました。

地元の小学校では授業で「氷室開き」を教えます。私は、江戸の将軍様は、毎年、加賀藩からの氷を待ち焦がれていたと教わった記憶があります。

金沢市のホームページによると、120里(約480km)の距離を、飛脚が昼夜4日間かけて運んだとのことです。

現在の金沢では7月1日を「氷室の日」とし、縁起菓子の『氷室万頭』を食べるのが風習になっています。今週、金沢を訪れる方は、街角の和菓子屋さんで「氷室万頭」の文字を目にすることでしょう。

街角に見られる和風カフェでは、和菓子や干菓子の代わりに氷室万頭を出すお店もあるのではないでしょうか。

まんじゅう自体は特別なものではなく、言ってみれば、どこにでもあるような “普通のまんじゅう” です。

よろしければ、ひとつ食べてみてください。

さて、茅の輪については全国の神社で見られる風習です。茅草で作られた輪っかをくぐると、お正月から6月までの半年間の罪や穢れが祓い落されると言い伝えられています。

金沢でも尾山神社をはじめとする各神社で「茅の輪」が見られます。

尾山神社の「茅の輪」

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