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Hyakumangoku Avenue
(Hashiba Cross ~ Musashi Cross)

所々で立ち止まってしまう風情のある通り

金沢の観光名所を網羅する百万石通りの中でも、ひがし茶屋街に近い橋場交差点と、近江町市場のある武蔵交差点については歩いて行き来することもあるかと思います。

2つの交差点は700mほどの直線道路で結ばれており、10分ほどで行き来できます。

橋場交差点のシンボルは金沢文芸館と名付けられた白壁のレトロな雰囲気の建物です。交差点を渡り短い坂道を上ると、前方に武蔵交差点のシンボルであるスカイホテルの白い外観が見えてきます。

金沢文芸館と橋場交差点。近江町市場へは写真の方向に進みます

金沢文芸館と橋場交差点。近江町市場へは写真の方向に進みます

橋場交差点と武蔵交差点を結ぶ道は、百万石通りという名称が付く以前は尾張町大通りと呼ばれていました。

尾張町は初代藩主・前田利家の出身地である尾張から、利家とともに金沢にやってきた商人たちが暮らしたことから名付けられた町です。

武蔵から橋場へは写真の方向へ。横長の建物は近江町市場

武蔵から橋場へは写真の方向へ。横長の建物は近江町市場

藩政期から昭和の中頃までの尾張町は金沢でも指折りの商業地として栄えましたが、その後、ひがし茶屋街が観光地として整備されるまでは、やや時代の波に乗り遅れた感は否めませんでした。

そのことから、この街には築100年を超える木造建築やレトロな雰囲気の洋風建築が残っています。

ひがし茶屋街が人気観光地となり、北陸新幹線の開業によって一気に観光客が増えた現代にあって、尾張町は旧き良き時代の金沢が残る街として再び輝きを取り戻しつつあります。

武蔵方向の左手にある旧い木造建築

武蔵方向の左手にある旧い木造建築

ひがし茶屋街と近江町市場を歩いて移動される際には、旧尾張町大通りに残る伝統的建造物を楽しむのもいいでしょう。

旧い建物では、今も創業当時の商いをそのまま続けている老舗の商家もあれば、旧い外観のままで和食ダイニングなどの飲食店や、工房を兼ねた工芸品店に業界変更したお店も目にします。

伝統的建造物を目にするたびにちょっとだけ立ち止まって見てしまうところが、旧尾張町大通りの楽しさです。

橋場方向の右手にある伝統的建造物

橋場方向の右手にある伝統的建造物

大手堀や主計町茶屋街もフラッと立ち寄れます

橋場交差点と武蔵交差点との行き来においては、十字路に着くたびに少し寄り道をしてみたいなと思わせてくれます。

まず、橋場町から尾張町の交差点まで行くと地面に矢印のついた案内表示があり、金沢城公園の大手門口まで350mと記されています。

えっと思って路地を眺めると旧い町屋を改装した飲食店があり、道路の突き当りにお城のように見える高台があります。

尾張町交差点にある金沢城公園への案内

尾張町交差点にある金沢城公園への案内

また、尾張町の次の博労町交差点から路地を見ると旧い木造建築の町屋が見えます。そこは「壽屋」という大正時代から続く町屋料亭で、お店の前には博労町の石碑が立っています。

ちょっと立ち寄ってみたくなる博労町交差点からの風景

ちょっと立ち寄ってみたくなる博労町交差点からの風景

博労町の交差点を過ぎると近江町市場もすぐ近くです。

近江町市場には合計で10カ所の入口がありますが、武蔵交差点に向かって歩いていると、左手に市姫神社口の入口が忽然と姿を現します。

武蔵交差点からひがし茶屋街を目指して歩いてくる方でしたら、橋場交差点の手前で斬新なデザインの建物が目に入ることでしょう。その建物は金沢蓄音器館です。

そして、蓄音器館から路地に入ると泉鏡花記念館の看板があり、その先に幼い頃の鏡花が遊んだ久保市乙剣宮の境内が見えます。文学のお好きな方でしたら、この路地にフラッと立ち寄られるかもしれませんね。

久保市乙剣宮は主計町茶屋街への近道で、境内を通り抜けると茶屋街へと下りていく「暗がり坂」があります。

浅野川の川べりに佇む主計町を経由して、ひがし茶屋街へと行かれるのもお奨めです。

金沢蓄音器館の脇の路地は主計町茶屋街への近道です

金沢蓄音器館の脇の路地は主計町茶屋街への近道です

橋場交差点から武蔵交差点にかけては伝統的建造物が多く残っています

橋場交差点~武蔵交差点の近くにある「お立ち寄り」スポット

ひがし茶屋街 | 主計町茶屋街 | 金沢文芸館 | 金沢蓄音器館 | 泉鏡花記念館 | 近江町市場

観光名所から観光名所への距離と徒歩時間

金沢を歩くコツは百万石通りとお堀通り