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Hyakumangoku Avenue
(Musashi Cross)

上品な街並みから漂ってくる庶民の雰囲気

金沢の街を歩いて回る上で覚えておくと便利なのが百万石通りです。

主要な観光名所のほとんどを網羅しながら市内を一回りしていることから、はじめて金沢を訪れる方は百万石通りに沿って各観光名所を回るといいでしょう。

百万石通りでは、武蔵交差点、香林坊交差点、広坂交差点、兼六園下交差点、橋場交差点の5つが主要な交差点ですが、武蔵交差点の最大のアピールポイントは何と言っても近江町市場です。

市民の台所として古くから親しまれてきた近江町市場は、基本的にご近所の主婦がエプロン姿で買い物かごをぶら下げて、夕食の食材を買い求める場所です。

金沢で有数の観光名所となった今でも、自転車で乗り付けるご近所の女性を多く目にします。

また、バスや電車で繁華街へお買い物に出掛けてきた家庭の主婦の方は、最後に近江町市場で生鮮食品を買ってから家路につきます。

武蔵交差点では、この10年ほどの間に一気に再開発が進みました。

まず、表通りにまで生魚の匂いが漏れていた近江町市場には、表通りに面するところに「近江町いちば館」というシックな外観のビルが建てられました。そして、排水を改善したことで生臭い匂いが消えました。

「いちば館」の建物がシックすぎて、近江町市場を目指して歩いてくる県外からの方の中には、「いちば館」の建物が近江町市場だと気付かずに通り過ぎてしまう人もいるくらいです。

また、武蔵交差点の四つ角には、「近江町いちば館」とともに、老舗百貨店の「めいてつ・エムザ」、スイーツを中心としたショッピングビルの「かなざわはこまち」、最新の高層マンションが面し、とても上品な街並みとなりました。

しかし、今も交差点周辺を歩いていると、どことなく庶民の雰囲気が漂ってきます。

香林坊から来た通りは右に行くと橋場交差点、左に行くと金沢駅です

香林坊から来た通りは右に行くと橋場交差点、左に行くと金沢駅です

観光名所と金沢駅を結ぶ交通の要所

百万石通りの主要交差点の中で、唯一、金沢駅と結ばれている武蔵交差点は、観光で訪れる方にとっては中継地点として何度も通る場所になるのではないでしょうか。

武蔵交差点は、金沢駅から金沢駅通りを真っすぐに歩いて10分少々のところに位置しています。そして、武蔵交差点から香林坊交差点に向かう百万石通りと、橋場交差点に向かう百万石通りに枝分かれします。

橋場交差点方向から金沢駅方向を臨む

橋場交差点方向から金沢駅方向を臨む

武蔵交差点は、金沢駅から金沢駅通りを真っすぐに歩いて10分少々のところに位置しています。そして、武蔵交差点から香林坊交差点に向かう百万石通りと、橋場交差点に向かう百万石通りに枝分かれします。

兼六園、金沢21世紀美術館、長町武家屋敷跡、にし茶屋街へ行かれる方は香林坊方向に進んでください。

長町武家屋敷跡へ約1.0km(約12~13分)、金沢21世紀美術館へ約1.5km(20分弱)、兼六園へ約1.7km(20分少々)、にし茶屋街へ約2.0km(約25分)です。

ひがし茶屋街と主計町茶屋街へ行かれる方は橋場方向に進みます。主計町茶屋街へ約800m(約10分)、ひがし茶屋街へ約1.1km(15分弱)です。

金沢駅通りから右に行くと香林坊交差点、直進すると橋場交差点です

金沢駅通りから右に行くと香林坊交差点、直進すると橋場交差点です

建物やアート作品の不調和も面白さのひとつ

武蔵交差点の3つの角にはオブジェや彫刻が置かれています。

まず、めいてつ・エムザ前の曲がり角には、椅子に腰かけて長い髪を束ねる女性の彫刻が設置されています。ただし、残念ながらこの彫刻は背中を向けています。

最初は、この作品は女性の背中がメインの彫刻なのかなとも思いましたが、やはり顔を向けている方が正面のようです。

ひがし茶屋街と主計町茶屋街へは写真の方向に行きます

髪を束ねる女性の彫刻は、ひがし茶屋街の方向を向いています

めいてつ・エムザと対角線上にある「かなざわはこまち」の前にも、女性をモデルとした彫刻が屋外展示されていますが、この作品も女性の顔が車線の方向を向いています。

かなざわはこまちの前にある彫刻も歩行者に背を向けています

かなざわはこまちの前にある彫刻も歩行者に背を向けています

武蔵交差点に屋外展示されているアート作品の中で、掛値なく面白いのが食パンをカットしているオブジェです。

これは岡村光哲さんの「BREAKFAST」という作品で、「金沢・まちなか彫刻作品・国際コンペティション 2006」の優秀賞に輝きました。高層マンションの角に置かれています。

このオブジェは少しわかりにくい位置にあります

このオブジェは少しわかりにくい位置にあります

めいてつ・エムザの裏手にある「武蔵スタジオ通り」の入口に設置されているオブジェ風の案内板も、思わず立ち止まってしまうデザインです。

また、交差点に面する建物においても、近江町いちば館の角にある北國銀行武蔵ヶ辻支店のレトロ調な赤煉瓦の建物や、かなざわはこまちの独創的なデザインが目を引きます。

モニュメントとしては、近江町市場の「むさし口」に建てられている「官許 青草町辻近江町市場」の石碑もアクセントのひとつです。

武蔵交差点をグルリと見回すと、ノスタルジーとクリエイティブが微笑ましいほど不調和に見えます。これもこの街の庶民性なのでしょう。

金沢駅から武蔵スタジオ通りを過ぎると「めいてつ・エムザ」です

金沢駅から武蔵スタジオ通りを過ぎると「めいてつ・エムザ」です

 黄色の通りが百万石通り。中央分離帯のある通りが金沢駅通りです

武蔵交差点から近い「お立ち寄り」スポット

近江町市場 | 武蔵ヶ辻

武蔵ヶ辻周辺のホテルからの金沢1日観光ルート

観光名所から観光名所への距離と徒歩時間

金沢を歩くコツは百万石通りとお堀通り