兼六園・瓢池の名物「海石塔のしだれ桜」が枯死

hisagoike4

回復見込めず今日(6月30日)伐採

6月30日付の北國新聞に、兼六園の瓢池に彩りを添えていた「しだれ桜」が枯死したという記事が掲載されていました。

記事によると、石川県金沢城・兼六園管理事務所は、兼六園・瓢池の中島にある「海石塔しだれ桜」が枯死したと判断し、6月30日に伐採するとのことです。

「海石塔しだれ桜」は2015年までは芽が出ていたのですが、2016年の春には開花しなかったことから枯死したと判断されたものです。記事には、しだれ桜の種から育てた後継木を来年3月に植栽すると記されていました。

海石塔しだれ桜は樹齢130年と推測される老木で、瓢池の浮島である中島で長年にわたって人々の目を楽しませてきましたが、2005年12月に雪の重みで大きな枝が折れ、近年は樹勢の衰えが目立っていたそうです。

兼六園では幹の補強や樹木治療をして延命を図ってきましたが、専門家が「回復の見込みがない」と判断し伐採されることとなったものです。確かに、言われてみれば海石塔のすぐそばには、幹が補強されている木が残っていましたね。

なお、伐採は6月30日の閉園後に庭師が行ないます。

瓢池は幽邃の雰囲気を漂わせる池です

瓢池は幽邃の雰囲気を漂わせる池です

海石塔とのコンビネーションで名所のひとつに

今回伐採される「しだれ桜」のある瓢池は、5代藩主・前田綱紀が作庭した蓮池庭(れんちてい)に位置する池で、宏大な霞ヶ池とは対照的に、神秘的な趣きを漂わせる幽邃の池として知られています。

瓢池の浮島には海石塔と呼ばれる、高さ4.1mの六重の塔が置かれ、海石塔のすぐ近くに「しだれ桜」が植えられていました。

北國新聞の紙面には、2004年4月の「海石塔しだれ桜」の写真が掲載されていました。

しだれ桜の枝が折れた2005年の頃は、私はまだ東京で暮らしていましたので往時の姿は見ていないのですが、当時の写真を見ると、海石塔の背後から桃色の傘を差し掛けるように咲いていたのですね。今見ても素晴らしいコントラストです。

この記事を書くにあたって「しだれ桜」の写真を探したところ、海石塔の写真はたくさんあるのですが、その脇のしだれ桜まで写っているカットが2枚しかありませんでした。

幹が補強されている姿が美しくなかったので、撮影アングルから意識的に外していたようです。これほど由緒ある桜ならば、もう少し撮っておけばよかったと後悔しています。

2代目の「海石塔しだれ桜」を楽しみに待ちましょう。

手前にあるのが「しだれ桜」。このように補強されていました

手前にあるのが「しだれ桜」。このように補強されていました

金沢の主要な8つの観光名所

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です