北國新聞様、ポイ捨て防止の前にゴミ箱設置を

旧観音町をポイ捨て防止重点区域に追加

7月28日付の北國新聞に、ひがし茶屋街と隣接する旧観音町が「ぽい捨て等防止重点区域」に追加されるという記事が掲載されていました。

金沢市ぽい捨て等防止重点区域指定審査会が、現在指定されている「ひがし茶屋街ぽい捨て等防止重点区域」を、旧観音町地区に拡張することを了承し、金沢市に答申したものです。

北陸新幹線の金沢開業以降、観光客が増えるひがし茶屋街周辺では、一部にマナー違反が見られるため、地元住民が区域の拡張を求めていました。金沢市では9月中旬をめどに追加指定します。

現在の「ひがし茶屋街ぽい捨て等防止重点区域」は、新幹線開業前の2015年3月1日に指定されたもので、現在はメインストリートの二番丁など、重要伝統的建造物群保存地区の「東山ひがし」内の道路が指定されています。

近年は、隣接する観音通りも通行人が多く、新幹線開業以降は路上喫煙やガムのかみ捨てなどのマナー違反が目立つようになっていました。

今回は地域から要請を受けての区域指定で、山野市長は「美しい街を目指そうという住民の意識の表れだと思う。しっかりと受け止め、手続きを進めたい」と話しました。

金沢市内の観光エリアでは、「金沢駅周辺」「香林坊地区」「武蔵地区」「ひがし茶屋街」「兼六園・金沢21世紀美術館周辺」「長町武家屋敷跡地区」の6カ所が、ぽい捨て等防止重点区域に指定されています。

区域指定審査会からは、昨年度の重点区域における指導状況が報告され、指導件は数、喫煙が前年度比661件増の4,002件、ぽい捨てが22件増の77件の計4,079件となりました。

指導件数が最も多かったのは金沢駅周辺で、喫煙が1,598件、ぽい捨てが21件の計1,619件。次が香林坊地区で喫煙945件、ぽい捨て16件の計961件、武蔵地区が喫煙856件、ぽい捨て26件の計882件と続きました。

ひがし茶屋街では計129件、兼六園・金沢21世紀美術館周辺では計337件、長町武家屋敷跡地区では計151件の指導が行われたとのことです。

観音通り

ゴミ箱の設置が先なのではないですか

当サイトでは、4月にオープンした金沢城公園の鶴の丸休憩館に、ゴミ箱が設置されていないという記事を掲載して以来、ポイ捨てに関する記事をいくつか掲載してきました。

私の考え方の基本は、ポイ捨てによって街が汚れるという議論の前に、ゴミ箱を設置すべきというものです。

ひがし茶屋街に隣接する観音通りは、ひがし茶屋街と同じ東山1丁目に属するエリアで、古くからの商店街と、閑静な住宅街がミックスされた風情のある通りです。

地元の人たちの生活道路だった通りを多くの観光客が歩くようになったことで、街が汚れてしまうという危機感を持つ心情は理解できます。

しかし、30年間東京で暮らして故郷に帰ってきた私から言わせてもらうと、東京に比べれば綺麗なものです。また、東山を訪れる観光客は総じてマナーが良いですよ。

東京と金沢で大きく違うのはゴミ箱の数です。東京では至るところにゴミ箱が置いてあります。また、新宿をはじめとする繁華街やビジネス街では喫煙所が何ヶ所も設けられています。

私が以前に訪れたシドニーでは、東京よりも遥かに多いゴミ箱と灰皿が置かれていました。

人間が動けばゴミも出ます。まずは、ゴミ箱を設置しませんか。ポイ捨てするなと言いたくなる気持ちは分かりますが、その前に「ゴミ箱や灰皿に捨ててください」と言うのが第一段階でしょう。

話しは少し逸れますが、WEBサイトを運営していると、当初の予想を上回るアクセスを集めるページが出てきます。

ちなみに、当サイトでは「金沢の観光名所でタバコが吸える場所は?」のページが、当初の予想を大きく上回ったページです。つまり多くの喫煙者が、観光名所ではどこに灰皿があるのかを知りたがっているのです。

今の日本では、好き好んで路上喫煙やゴミをポイ捨てする人は極めて少数です。日本人の公衆道徳はバブル期以降に飛躍的に進歩しました。

もう一度言います。まずはゴミ箱を設置しましょう。そして、ゴミ箱や灰皿を設置してもポイ捨てが横行するようなら、行政と地域が一体となって罰則を含む処置を取ればいいじゃないですか。

特に北國新聞には、地域住民のみを被害者とするのではなく、ゴミ箱や灰皿を必死に探す観光客も被害者であることを認識して欲しいものです。

空のペットボトルを持って歩いている外国人を見ると、申し訳なく思います。

関連ニュース

金沢城公園に鶴の丸休憩館がオープン量より質?金沢はそのうち総スカンを食います | 北國新聞の社説は東京の人から笑われるだけ


金沢の主要な8つの観光名所

Follow me!