金沢駅と鈴木大拙館が建築文化のポスターに

100年後も金沢を訪れた人はまずここで上を向く

9月21日付の北國新聞に、「建築文化の魅力伝える」という見出しとともに、金沢駅鈴木大拙館が金沢市のポスターの題材になったという記事が掲載されていました。

これは金沢市が、金沢美術工芸大学と連携し、金沢の建築文化の魅力を伝えるポスターを新たに制作したものです。

金沢駅が題材のポスターは「鼓門」とともに「もてなしドーム」を見上げた構図で、「100年後も金沢を訪れた人はまずここで上を見る。」のキャッチコピーが記されました。

建築家の谷口吉生氏が手掛けた鈴木大拙館を題材としたバージョンについては、同館の「水鏡の庭」を幻想的に撮影したカットに、「これからも私たちにはあるがままの自分をうつす鏡が必要です。」というキャッチコピーが付きました。

このポスターは、旅行博や海外での観光セミナーで掲示される予定です。

鈴木大拙館の「水鏡の庭」

私たちにはあるがままの自分をうつす鏡が必要です

金沢には、藩政期から明治、大正、昭和初期にかけての風情ある建物が、市内のところどころに残されています。

その一方で、地元の若い女性から“まるびぃ”の愛称で呼ばれる金沢21世紀美術館や、金沢駅のもてなしドーム、鈴木大拙館など、21世紀の新しい建造物にも注目が集まっています。

また、にし茶屋街に近い寺町に、建築家の故谷口吉郎氏の生家跡地に建築文化のミュージアムが建設される予定で、2019年3月のオープンを目指して工事が始まっています。

金沢の市民性は驚くほどの引っ込み思案なのですが、心の奥には「目立ちたい」という願望を秘めています。

鼓門ともてなしドーム、鈴木大拙館、21美をはじめとする金沢の現代建築は、引っ込み思案だけれど目立ちたいという、金沢の市民性を反映したものと言えるでしょう。

さて、金沢の人たちは、地元の国立大学である金沢大学とともに、金沢美術工芸大学も誇りに思っています。美大の愛称で親しまれている同大学は、敬愛される度合いでは金沢大学よりも高いほどです。

そして、金沢の街中には、美大生による作品が至る所で見られます。

兼六園を案内するガイドさんのユニフォーム、金沢マラソンの完走者に贈られる記念メダル、北陸新幹線の開業時にもてなしドームに掲出された横断幕などは、金沢美術工芸大学の現役学生がデザインしました。

新幹線開業時の横断幕は美大生がデザイン

関連記事

もてなしドームと鼓門は金沢駅ならではの景観 | 鈴木大拙館-水鏡の庭は独り占めしたくなる空間 | 柳宗理記念デザイン研究所で工業デザインの粋を


金沢の主要な8つの観光名所

Follow me!