安江金箔工芸館のモニュメントがリニューアル

金箔製造道具と金箔工芸品のミュージアム

3月6日付の北國新聞に、金沢市立安江金箔工芸館の1階に展示されているモニュメントがリニューアルされる、という記事が掲載されていました。

「Gold Leaf(ゴールドリーフ)」と名付けられている、金沢箔や金網を使って金色に輝く樹木をかたどったモニュメントに、新しく葉の形の金箔を貼った布を飾ったもので、市民や観光客に伝統工芸の魅力を伝えます。

モニュメントは、金沢美術工芸大学の学生のデザインを元に、金沢箔技術振興研究所と石川県箔商工業協同組合が制作し、2017年3月に設置されました。

今年はより魅力的な展示にするため、布を配置し、送風機で動きを持たせ、布に貼った金箔の葉が舞って見えるように演出します。

3月5日に、デザインを手がけた金沢美大環境デザイン専攻の長谷川晶子(3年)さん、木下侑樹さん(1年)と、業界関係者らが準備作業を行い、布に葉の形の金箔とプラチナ箔を60枚貼り付けました。

長谷川さんは北國新聞の取材に対し、「見る人に、金箔の薄さや軽さ、独特の輝きを感じてほしい」とコメントしていました。

吹き抜けの天井に施された金箔ドーム

金沢美大の学生が金沢の街を彩っています

金沢市立安江金箔工芸館は、金箔職人だった故安江孝明氏が所有していた箔打ち機などの金箔製造道具と、同じく安江氏が所蔵していた金箔工芸品が金沢市に寄贈され、金沢市が運営しているミュージアムです。

私は昨年の年末に安江金箔工芸館へ行ったのですが、恥ずかしながら、この記事でご紹介したモニュメントに気付きませんでした。やっぱり、ミュージアムは心に余裕を持って見学しないとダメですね。

同工芸館に展示されている金箔製造道具と説明パネルは、金箔の製造工程に興味のある人にとっては、十分に知的好奇心を満足させてくれるものです。

それとともに、金屏風をはじめ、漆に金箔が貼られた加賀蒔絵や、金工に金箔が施された加賀象嵌などの金箔工芸品は女性の来館者に人気です。

ひがし茶屋街のすぐ近くに位置していますので、宝飾品に興味のある方は立ち寄られてはいかがでしょうか。

さて、今回のモニュメントのリニューアルに際しては、金沢美術工芸大学の現役の学生がデザインを担当しました。

当サイトでは、金沢市が実施する文化施策において、金沢市からの依頼で美大生がデザインを担当したという記事を何度か掲載していますが、私は、美大生が金沢の街を彩ることに関しては大賛成です。

1階の受付付近

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