近鉄不動産様、金沢駅前の土地を手放してください

金沢から市長が訪問したのに迎えたのは専務

1月19日付の北國新聞の1面に、金沢駅東口の鼓門前にできた金沢都ホテルの広大な跡地に関して、金沢市長が大阪に出向いたという記事が掲載されていました。

金沢では今、金沢都ホテルを解体した跡地が大きな問題となっています。

と言いますのは、都ホテルを所有する近鉄不動産が、再開発に関して何も決めないままに建物を取り壊してしまったために、広大な空き地だけが残ってしまったからです。

さらに、近鉄不動産では関西で再開発の予定があるため、金沢の再開発まで手が回らないとのことで、とりあえず駐車場にしますと言っていることから物議を醸しているものです。

金沢駅の鼓門前に出現した大きな空地

記事によると、金沢駅前の金沢都ホテル跡地について、山野金沢市長は、開発を担う大阪市の近鉄不動産を訪ね、金沢駅東口は金沢の顔である一等地と強調したうえで、「まちづくりと景観に配慮した活用策を考えてほしい」と要望しました。

そして、暫定用途のひとつとして想定されている駐車場については反対の意向を伝え、「できることがあれば連携したい」と語ったとのことです。

山野市長が金沢都ホテル跡地の活用策について近鉄不動産に要望したのは初めてで、山野市長によると、応対した近鉄不動産の専務取締役の方は「金沢市の意向は理解している」と話したとのことです。

金沢駅通りから鼓門方向への眺め

金沢都ホテルは1963年(昭和38年)3月、金沢市で初めての都市型ホテルとして開業し、2017年3月に営業を終えました。

地上7階、地下3階の本館と、地上8階、地下1階の新館が建っていました。敷地は約5,000平方メートルで、地上部分の解体はすでに完了しています。

山野市長は近鉄不動産の専務に対して「金沢市はあの場所に強い思いを持っている。駐車場になっては残念だ」と強調しました。

近鉄不動産の担当者は北國新聞の取材に対し、跡地の活用策は決まっていないとしながらも、商業店舗、オフィス、ホテルなどを含む複合ビルを軸に検討していると改めて説明しました。

また「金沢駅前の一等地という立地を考慮して計画を深堀している」とも述べたとのことです。

駅前がただの空地というのは間抜けに見えます


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このまま行くと再開発は大阪万博の後!?

金沢駅前の一等地に出現した大きな空地が、ずっと空地のままになりそうだという話題は、21世紀に急成長した観光都市・金沢にとって切実な問題です。

近鉄不動産は、あの有名な「あべのハルカス」を手掛ける国内有数のディベロッパーです。

あべのハルカスを手掛けた会社から見ると、金沢駅前は別にほったらかしても構わないほどの小さな存在なのでしょうね。

大阪のディベロッパーにとっては、2025年の大阪万博は50年ぶりに訪れた巨大なビジネスチャンスですから、今の調子だと、金沢駅前の再開発は大阪万博の後に回されてしまうかもしれません。

2026年頃から設計をはじめて、完成が2029年というスケジュールもあり得る話しです。金沢駅前の空地があと10年続く可能性も十分に考えられるでしょう。

ビルを取り壊す際には、跡地をどうするかを決定してから解体するのが普通ではないですか。

また、2017年3月にホテルを閉めたのであれば、2020年7月の東京オリンピック前には新しい建物ができるじゃないですか。近鉄不動産はやる気がないのでしょうね。

旧金沢都ホテルは、築年数50年以上が経過し、耐震設計がなされていなかった建物でしたので、早急に耐震化への改修か解体をせざるを得なかったという事情は理解できます。

しかし、資金的・時間的な余裕がないのに改修か解体を迫られたというのであれば、売却すれば良いじゃないですか。

駅前の一等地を空地にして、とりあえず駐車場にしますとは金沢も舐められたもんです。

ホテルの閉鎖は2017年3月(2017.4.24撮影)

とにかくふざけた話しです。

何がふざけた話しかと言うと、こちらからは市長が出向いているのに、近鉄不動産を代表して出てきたのは専務だったということです。

同社のHPに掲載されている役員一覧によると、代表取締役会長、代表取締役社長の下に3名いる専務取締役の中の3番目の序列のようです。つまり近鉄不動産のナンバー5の人が金沢市長を出迎えました。

これは企業の対応としては不誠実でしょう。専務取締役が市長に対して責任のある回答ができるとは思えません。

近鉄不動産サイドでは、「金沢なんて小さい町や。そんなところの市長が来たからちゅうて、いちいち会長や社長が出ていくこともあらへん。適当にあしらっとけばええねん」てなもんでしょうね。

また、「こっちは万博が控えとんねんで。吹けば飛ぶような金沢のことなんかに構っとれるかいな」という感じかもしれませんね。

先方の経営陣としては、金沢市長には言いたいことを言わせて、とりあえず「ガス抜き」をさせたという感覚なのでしょうかね。

近鉄不動産様、駅前の空地を再開発しないのであれば、すぐに再開発に着手してくれるディベロッパーに売却してください。

2018年2月2日の時点では解体工事前でした

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