にし芸妓の立方が「金沢おどり」に向けて稽古

「金沢おどり」のニュースが増える季節です

8月7日付の北國新聞に、9月に開催される「第14回 金沢おどり」に向けて、にし茶屋街の芸妓さんたちが稽古に励んでいるという記事が掲載されていました。

北國新聞に公開されたのは、にし茶屋街の立方(たちかた/舞踊担当)の稽古で、名古屋市から日本舞踊西川流の西川右近総師を招いて、にし茶屋街の検番事務所で行われました。

記事によると、立方の芸妓さん12名が、西川総師から厳しく所作の指導を受けたとのことで、9月の大舞台へ表情を引き締めたそうです。

大和楽で綴る舞踊絵巻「酉歳四季の彩色」のうち、にし芸妓は、幕開けの「北斎えがく」と「扇売り」、一調一舞「三番叟」などに出演の予定です。

「北斎えがく」は、ひがし芸妓との共演で、浮世絵師の葛飾北斎が描いた江戸の様々な情景を表現します。「扇売り」も江戸の風景で、扇を飛ばす振りも見どころとなります。

また、踊りの名手である『浅の家』女将の八重治さんは、小鼓の名手で『明月』女将の乃莉さんと一調一舞「三番叟」を格調高く披露します。

全体の所作を細かく指示した西川総師は、北國新聞の取材に対し「毎年、楽しみに見に来られる方も多い。しばし浮世を離れ、夢の世界をご堪能いただきたい」と話しました。

金沢おどりは、ひがし、にし、主計町の三茶屋街の芸妓が総出演し、金沢駅前の石川県立音楽堂で、9月15日~18日に計8公演が行われます。

にし茶屋街には現役のお茶屋が4軒

にし芸妓の稽古場は国の登録有形文化財

石川県のメディアでは、梅雨が明ける頃から「金沢おどり」のニュースを目にするようになります。先日は、北國新聞で主計町芸妓の稽古風景が紹介されていました。

金沢には、ひがし、にし、主計町の3つの茶屋街がありますが、それぞれが独自に発展したこともあって、日本舞踊の流派も、ひがしが若柳流、にしが西川流、主計町が藤間流とそれぞれ違います。

さて、にし茶屋街の芸妓さんたちのお稽古場となっている「西検番事務所」は、国の登録有形文化財となっています。水色の可愛いデザインの洋風建築です。

にし茶屋街は、金沢で一番の格式を誇った「ひがし」への対抗意識が強かったと言われていますが、西検番事務所の外観からも進取の気風を垣間見ることができます。

西検番事務所

今の金沢で最多の芸妓を擁する「にし茶屋街」


金沢の主要な8つの観光名所

Follow me!