片町きらら広場の「思い出ピアノ」撤去

ピアノ線の劣化による事故の防止で

8月9日付の北國新聞に、2017年10月から片町きらら広場に設置されている「思い出ピアノ」が撤去されるという記事が掲載されていました。

これは金沢市議会の文教消防委員会で報告されたもので、劣化したピアノ線が切れて周囲に危害が及ぶ恐れがあると判断し、撤去することとなりました。

ピアノ線の劣化が見つかったのは、思い出ピアノの損壊事件がキッカケでした。

7月31日に片町きららの管金かたまちの会社の社員がピアノのふたが壊れているのを見つけ、翌8月1日に器物損壊の疑いで男子学生(19)が逮捕されるという事件が起きました。

損壊事件を受け、金沢市がピアノの内部を調べた結果、ふたの損壊とは関係なく、老朽化でピアノ線の劣化が進んでいることが判明しました。

ピアノ線の交換には数十万円かかることもあり、安全に配慮し、ふたの修理も行なわず廃棄することとなったものです。

ピアノには金沢美大生のデザインが施されていました

まちかど思い出ピアノは、公共空間や街角にピアノを置き、誰でも自由に弾いてもらう取り組みで、2017年10月に片町の「片町きらら広場」と金沢駅の「もてなしドーム地下広場」に設置されました。

小学校で廃棄予定だったピアノ2台を使用し、金沢美術工芸大学の学生が「音色」や「花」をテーマにデコレーションを施しました。

市議会では、議員から、市民らが楽しそうにピアノを弾く様子が見られ「置いてあるだけでも文化の香りが漂う」との意見が出て、別の議員からは「このままなくなれば残念だ」と早急な再設置を求めました。

これに対し、金沢市の文化スポーツ局長は「ピアノには固定ファンもいた。一時的に撤去するだけ」と強調し、中古ピアノが余ることになれば再設置を検討すると述べたとのことです。

思い出ピアノ撤去のニュースはテレビのローカルニュースでも報じられ、屋外で風雨にさらされたことで劣化が早まったとのコメントがありました。

片町きらら広場


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ピアノを弾く姿が見られていただけに残念

片町きらら広場と、金沢駅もてなしドーム地下広場に置かれている「思い出ピアノ」については、これまでに何度かこのサイトでもご紹介してきました。

誰もピアノを弾いていない時間帯の方が多いように見受けられますが、金沢の新たな試みとして認知度が高まってきているように感じていました。

思い出ピアノ撤去のニュースが、テレビ局のローカルニュースで取り上げられていたことからも、注目度が高かったことがうかがえます。

片町きららのピアノが撤去されるのはとても残念ですね。

金沢駅のピアノは、観光で訪れる方が大きなキャリーバッグを傍らに置いて弾いている姿を見かけることが多いのですが、片町きららのピアノについては、地元の人たちがメインの利用者でしたね。

女子高校生がお友達同士でピアノを弾きながら、にこやかに笑っている姿を見ると、通りかかっただけの私まで思わず笑顔になったものです。

市議会での金沢市役所の担当局長からの回答では、あくまでも一時的な撤去ということです。一日も早い復活を待ちましょう。

なお、金沢駅の「思い出ピアノ」についてはこれまで通り設置されていますので、観光で訪れる方は金沢駅のピアノを利用してください。

金沢駅もてなしドーム地下広場の「思い出ピアノ」

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