近江町市場で子育て支援への協力店が増加

石川県のプレミアム・パスポート事業で

2月27日付の北國新聞に、近江町市場で、石川県が行なっている子育て支援の「プレミアム・パスポート事業(プレパス)」への協力店が増えているという記事が掲載されていました。

プレパスは、妊娠中の子どもを含む18歳未満の子供2人以上がいる家庭が申請できる制度で、協賛店でパスポートを見せると様々な特典が受けられるものです。

2006年から始まった取り組みで、実施する「いしかわ結婚・子育て支援財団」によると、近江町市場の協力店は北陸新幹線開業後の2016年以降に一気に増えたそうで、取材した時点で13店が協力しているとのことです。

記事は女性記者の現場レポートの形式で記されていました。

「店員の威勢の良い掛け声が響く市場内を歩くと、新鮮な海の幸や果物を味わう観光客の姿が多い。団体客の間をかけ分けて進んでいくと、店先で目にするのが『プレパス』のマークだ。

手書きで “ウナギ1本購入で200円引き” “果物5%引き” などと店独自のサービス内容が記されている。」

記事では、近江町市場で一番大きな鮮魚店・大口水産の専務さんが取材を受けており、「自分を一人前に育ててくれたのは、地元のお母ちゃんたちや」と振り返り、「少しでも恩返しできることを考えていきたい」コメントしていました。

なお、大口水産ではプレパスを持参したお客様にエビせんべいをプレゼントしています。

近江町市場商店街振興組合は、各店にプレパス制度のチラシを配り協力店を募ってきました。担当者は「さらに普及させ、地元客に優しい市場づくりを目指したい」と話したとのことです。

現場レポート記事の最後には、「新幹線開業で人の流れは変わった。それでも、市場には地元客への変らぬ思いがある。3年後の開場300年の際には、もっと市民にやさしくなっているだろう」という文面が記されていました。

近江町市場の新通り

市場も市民も観光客と共存するしかない

私はちょくちょく近江町市場を訪れていますが、恥ずかしながら「プレパス」のマークには気づきませんでしたが、小さなことでも社会還元をしていこうという気持ちは良いですよね。

今、金沢市民の台所・近江町市場はひとつの岐路に立っているように思えます。

地元メディアでは、北陸新幹線の開業以降に観光で訪れる方が飛躍的に増えたことによって、地元客が近江町市場に足を運ばなくなったというニュースをたびたび目にします。

郊外に大型ショッピングセンターが続々とオープンし、近江町市場まで行かなくても、自宅近くでも良い魚が買えるようになったことも要因の1つだと思いますが、メディアでは観光客の増加が大きな要因と伝えがちです。

近江町市場も、金沢市民も、訪れる観光客と共存していくしかないですよね。

最近の近江町市場で見られる新しいトレンドは、その場で活きの良い魚や新鮮なフルーツが食べられるイートインの店舗が増えたことです。

特に魚のイートインについては、全国ネットのテレビ番組で、出演者が「カキ」や「エビ」などの魚介類をその場で食べる映像が放送されたことから、イートインのお店の前には、多くの観光客が集まっています。

増加する観光客を気持ちよく受け入れ、共存していくための方策として、イートインの店舗が増えていることは良い傾向だと思います。

イートインのお店が増えたことで、近江町市場での楽しみが増えたような気がします。

中通り

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