鈴木大拙館が博物館ランキングで第3位に

独創的な「無の境地」の演出が大きな要因

2019年10月22日付の北國新聞に、世界最大の旅行サイトが実施したランキングで、鈴木大拙館が第3位にランキングされたという記事が掲載されていました。

このランキングは、世界49の国と地域で展開する米国の「トリップアドバイザー」が発表したもので、2018年8月から今年7月までに投稿された口コミの評価と投稿数をもとに集計されました。

今回の調査で3位となった鈴木大拙館は2018年の20位からの躍進で、石川県内では唯一のTOP20入りとなりました。

鈴木大拙館は、2011年10月に金沢市出身の仏教哲学者・鈴木大拙の足跡を伝える文化施設として開館したミュージアムです。

設計は金沢ゆかりの世界的建築家の谷口吉生氏が手掛け、展示室の他、本多の森を借景に「水鏡の庭」に浮かぶように立つ「思索空間」などがあり、館内を巡ることで大拙の思想に触れることができます。

シンプルな設計が無の境地を演出

来館者からの口コミや評価では「建築と借景が素晴らしい」「静かで落ち着く」「自己の内面と向き合うことができる」と建築や体験に対する称賛が寄せられ、再訪を希望する声も多く見られました。

鈴木大拙館では外国人来館者の増加がランクアップの一因とみています。

2018年度は過去最多の18,292人の外国人が訪れ、地域別では西欧からの入館者が最も多く見られました。2019年度は全入館者の4分の1を占める11,003人が外国人です。

鈴木大拙館の木村館長は「展示品の少ない館だが、大拙の説く人間の普遍的な精神文化が、外国人を超えて多くの人に評価を得たのだろう」と分析し、思想を多くの国に伝えていきたいとのことです。

ランキングでは上位20施設が公開され、博物館部門の1位と2位には太平洋戦争の歴史を伝える知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市 昨年13位)と、長崎原爆資料館(長崎市 昨年1位)が入りました。

北陸3県では、福井県勝山市の福井県立恐竜博物館が5位(昨年6位)に入りました。

打ちっ放しのコンクリートが特徴です

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展示室が1つだけの館内には静寂が

鈴木大拙館は“知る人ぞ知る”金沢の観光スポットで、金沢通を自認する県外の方は、必ずと言っていいほど鈴木大拙館を「ぜひ訪れるべき観光スポット」に挙げています。

同館の最大の見どころは「無の境地」を演出した空間にあります。

中でも「水鏡の庭」と水辺に浮かぶ「思索空間」は、打ちっ放しのコンクリートを前面に押し出したシンプルな設計で、本多の森の樹々と融合した景観からは神秘的な雰囲気が漂ってきます。

思索空間

館内の展示室はひとつだけで、知的好奇心を満足させてくれる説明パネルなどもとても少ないことが特徴です。

このことから、ざっと見るだけでしたら10分もあれば一回りできてしまうのですが、多くの来館者が思索空間の内部で物思いにふけったり、思索空間の外壁にもたれて水辺を眺めています。

時間を忘れてゆっくりと佇む姿は、あわただしい観光スケジュールの中で暫しの心の静寂を楽しんでいるかのようです。

鈴木大拙館は、無料ゾーンが充実していることも特徴で、「水鏡の庭」と「思索空間」が絶妙なバランスで配置された下の写真のアングルは、無料ゾーンから見ることができます。

このアングルは無料ゾーンから

金沢21世紀美術館から徒歩10分ほどのロケーションにある鈴木大拙館ですが、王道の観光ルートから若干外れていることから、時間が限られている観光客の方は、なかなか足を延ばすことができないようです。

兼六園ひがし茶屋街近江町市場といった知名度の高い観光スポット以外で金沢の文化を感じたい方には、鈴木大拙館がお奨めです。

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