金沢の着物レンタル店で大正ロマンが増加

金沢でアンティークな着物が流行の兆し

10月19日付の北國新聞に、金沢の着物レンタル店で「大正ロマン」を売りにする動きが広がっているという記事が掲載されていました。

記事によると、大正期のアンティーク着物に当時流行したヘアスタイルをセットで提供するサービスや、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二をイメージした店内で撮影を楽しめる店舗が登場したとのことです。

そして、記事では、北陸新幹線の開業以降、注目を集める城下町で観光客らに大正期の文化を伝え、散策を楽しんでもらうと紹介されていました。

大正ロマンとは、西洋文化の影響を受け、大正期に新しく誕生した文芸や絵画、音楽などの市民の流行を指します。当時は、写実的だった着物の柄にデフォルメを効かせたり、色の違う生地を織って模様を仕上げたりする着物が人気を集めました。

金沢駅通りに面する着物レンタル店「心結」では、10月から「アンティーク着物+大正ロマンヘアセット」のレンタルプランを始めました。

大正期の女性が西洋のショートヘアに憧れ、ウエーブをかけて前髪を短く見せた「マーセルウエーブ」や耳を覆う「耳隠し」などの髪型をセットでき、お店が集めた約50着のアンティーク着物に合せます。

心結によると、以前から「アンティークの着物はないの」といった利用客の問い合わせが多かったことから新プランの提供を決めました。

北陸新幹線の開業に伴い、団体の観光客や修学旅行生へのレンタルも増えており、越田晴香代表は「アンティーク着物を着て、金沢の街を散策するブームをつくりたい」と意気込みを語ったそうです。

「心結」のホームページへ

心結

尾山神社の近くでは、竹久夢二のイメージを前面に打ち出したレンタル着物店「はれまロマン」がオープンしました。

夢二の絵を飾り、年代物の椅子や棚などをしつらえたスタジオで、大正期の雰囲気を味わいながら記念撮影ができます。着物には市民の日常着として用いられた「銘仙」を用意しています。

はれまロマンでは現代的な着物も置いていますが、アンティーク着物を選ぶお客さんが多く、今後は数を増やすことを検討しています。

清水三晴店長は「夢二の作品になった気分で金沢の風情を満喫してほしい」と語ったとのことです。

「はれまロマン」のホームページへ

はれまロマン

主計町の暗がり坂では泉鏡花の世界を体感

金沢の着物レンタル業界で、大正時代の着物が流行の兆しというのも頷ける気がします。

確かに、ひがし・にし・主計町の3つの茶屋街や、長町武家屋敷跡などではアンティーク着物が似合いそうですよね。

木造の建造物だけではなく、橋場交差点に面する金沢文芸館や、その隣にある三田商店などのレトロな雰囲気の洋館の建物にも、アンティーク着物が合うように思えます。

三田商店

また、金沢21世紀美術館の近くにあるしいのき迎賓館の旧県庁舎の外観や旧制金沢四高の赤レンガ校舎(石川四高記念文化交流館)にも映えそうです。

北國新聞の記事では「竹久夢二の世界」と紹介されていましたが、私としては、ロマンと幻想の世界を演出した「泉鏡花の世界」と表現したくなります。

泉鏡花記念館から久保市乙剣宮の境内を通り抜けて主計町茶屋街へと通じる暗がり坂は、明治から昭和初期の風情を感じさせるスポットですが、暗がり坂でもアンティーク着物が似合いそうですね。

金沢の街に色々なトレンドが生れるのは、とても良い傾向だと思います。

暗がり坂

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