タテマチにアパレルの専門学校が進出

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1階の路面店を若手クリエイターに貸し出し

6月21日付の北國新聞によると、服飾の専門学校である金沢文化服装学院が、金沢の中心部に位置する「タテマチストリート(竪町通り)」に、アパレル業界で起業を目指す人材の育成拠点「タテマチまちなか新校舎(仮称)」を来年度から開校するとのことです。

同校を運営する学校法人金沢文化学園が、竪町通りで空き店舗となっていた「旧ムコダビル」の土地と建物を取得して校舎に改装するもので、「ファッションビジネス科」の在校生は、来年から金沢のファッションシーンを牽引してきたタテマチに通学することになります。

通りの左側で、横壁の上の角がカットされているビルが新校舎です

通りの左側で、横壁の上の角がカットされているビルが新校舎です

タテマチ校舎の大きな特徴は、1階の路面店スペースを出店希望者や若いクリエイターに期間限定で貸し出すことです。

斬新なデザインセンスを持つ若手クリエイターの多くが抱える悩みは、作品のお披露目の場がないということでしょう。例え期間限定であっても、その街のファッションの中心地で自らの才能を披露できることは、起業を目指す若い世代にとって大きなチャンスであり、起業化に向けてのシミュレーションの場と言えます。

タテマチに通う学生たちにとっても、年の近い先輩が自分の作品をどのようにディスプレイし、どのように販売していくのかを間近で見ることは最高の教材となることでしょう。

また、同校では地下1階を地域との交流スペースにするとのことです。

このような1階と地下1階の取り組みは、竪町商店街振興組合、金沢市、金沢商業活性化センターと連携して実施される予定で、中小企業庁の「地域・まちなか商業活性化支援事業」に採択されました。

竪町は最初から商店が並ぶ街として造られたと言われています

竪町は最初から商店が並ぶ街として造られたと言われています

若者が戻りつつあるタテマチ

竪町は古くから金沢の若者ファッションの中心として発展してきた街で、私が高校生だった1970年代後半の頃は、憧れの意味を込めて“金沢の原宿”と言われていたものです。

その竪町も「香林坊109」のオープン以降は、若者たちの足が少し遠のいていました。

私は約30年間の東京暮らしを経て金沢に戻ってきましたが、こちらに帰って来たばかりの頃に、地元テレビ局のローカルニュースで竪町に新しいお店がオープンしたことが報じられ、その時にメインキャスターの方が、「これがシャッター通りの解消に繋がれば…」とコメントしたことに驚いたものです。

あの煌びやかだった竪町通りがシャッター通りと言われるようになるとは、高校時代には予想もしませんでした。

その竪町にも若い人たちが戻ってきているようです。北國新聞の紙面にも、2015年の「片町きらら」の開業を契機に行き来する人が増えていると記されていましたが、私も10代の若者の姿が増えたと感じます。

地方都市が生き残るためには、自分たちで何かを生み出していかなければなりません。タテマチも全国展開をしているブランドが進出してくるのを待つのではなく、金沢発祥のブランドをどんどん世に送り出していくことができれば、シャッター通りになることはないでしょう。

その意味で、「タテマチまちなか新校舎(仮称)」の1階のレンタルスペースは大いに注目です。

今もファッションのお店が多く見られるタテマチストリート

今もファッションのお店が多く見られるタテマチストリート

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タテマチストリートは450mほどの直線道路です

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