ひがし茶屋街で金大卒の芸妓・佳丸さんの体験談

国立大学生が選んだ就職先はお茶屋「八の福」

12月11日付の北國新聞に、金沢大学の卒業生で、ひがし茶屋街の「八の福(はのふく)」に在籍する佳丸(よしまる)さんが、学生たちに自身の体験談を語ったという記事が掲載されていました。

石川県の学生と、地域で活躍する若者との交流イベント「第2回 出会っていいんじゃないプロジェクト2016」として、ひがし茶屋街の東料亭組合事務所で行われました。

25歳の佳丸さんは、就職活動でなかなか内定がもらえないと悩んでいた大学4年の時に、アルバイト先の酒販店の店主の勧めで芸妓を志したことを紹介したそうです。

また、仕事を続ける中で、好きな楽器演奏やお客様との対話に楽しみを見出したことを学生たちに伝えました。

この日は金沢大学、北陸大学、金沢工業大学から学生が参加し、佳丸さんは「努力すれば達成感があり、成長につながります。学生の方は失敗しても大丈夫という気持ちで挑戦してほしい」と語ったとのことです。

写真では佳丸さんが障子を背にして座っています

紙面には、黒の留袖に身を包んだ佳丸さんが、お座敷で学生に語り掛けている写真が掲載されていましたが、佳丸さんの背後にある障子に縦の桟が2本入っているのが印象的でした。

それと同時に、佳丸さんが障子を背に座っているということは、学生たちが上座だったということになります。本来なら講演者が上座に座るはずですが、自らを下座に位置付けるところが、金沢で随一の格式を誇った「東」のおもてなしなのかもしれませんね。

なお、東料亭組合事務所は、ひがし茶屋街のメインストリートである二番丁から、工芸品店が多い三番丁へと向かう路地に位置しています。

かつては芸妓さんを厳しく管理する検番として使用されていましたが、現在は芸妓さんのお稽古場となっています。運のいい時には事務所の前を通りかかると三味線や鼓の音が聞こえてきます。

威厳を漂わせる東料亭組合の事務所

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