金沢の奥座敷・湯涌温泉で地酒「白鷺」完成

開湯1300年の2018年に向けて市場投入

12月27日付の北國新聞に、金沢の奥座敷として知られる湯涌温泉で、「白鷺」というネーミングの地酒が完成したという記事が掲載されていました。

記事によると、湯涌温泉観光協会の会長らが金沢市役所に山野金沢市長を訪ね、同協会とJA金沢市湯涌青壮年部が製造した地酒「白鷺」の完成を報告したとのことです。

白鷺は開湯1300年と浅野川水害から10年の節目である2018年に向けて企画され、湯涌地区で栽培した酒米「石川門」を使って、やちや酒造が仕込みました。

原酒は12月26日から来年の3月上旬、純米吟醸酒は4月上旬から販売を開始します。原酒の小売価格は1,960円(税込み)で、湯涌の温泉街にある喜船商店、本吉商店で取り扱うほか、湯涌温泉の旅館では食事とともに提供されます。

喜船商店はバスを降りてすぐです

今後も継続して製造、販売する予定で、白鷺を楽しめる宿泊プランも検討するそうです。また、来年1月28日の「氷室の仕込み」では、原酒の試飲や販売を行ないます。

紙面には、黒ラベルに白文字で「白鷺」と書かれた透明なグリーンのボトルの写真が掲載されていました。

本吉商店は金沢湯涌夢二館のお向かいさん

湯涌温泉は奥座敷から聖地巡礼の地へ

この記事をお読みになって、なぜ湯涌温泉の地酒が「白鷺」と名付けられたのだろうと思われた方もいらっしゃるかと思います。

湯涌温泉観光協会の公式サイトによると、「農夫が体を癒す白鷺を見て、温泉の湧き出るのを発見したと伝えられる説がある」と記されています。

このように、白鷺は湯涌温泉の象徴的な存在であることから、地酒のネーミングに起用されたものです。ちなみに、湯涌温泉の総湯は「白鷺の湯」と言い、大人380円の入浴料で一般開放されています。

総湯・白鷺の湯

さて、湯涌温泉が地元のテレビ局で紹介される際には、「金沢の奥座敷・湯涌温泉では…」と紹介されることが多く見られます。

湯涌温泉に限らず、全国の「奥座敷」と称される温泉街には、旦那さん方が人知れず女遊びに興じる温泉街という意味合いがありますが、かつての湯涌温泉には、どことなく淫靡な雰囲気を感じたものです。

その湯涌温泉は、今、アニメファンにとっての聖地巡礼の場所となっています。そして、アニメの聖地となったことで、現在の湯涌温泉を歩いていても淫靡な香りは全く漂ってきません。

そのアニメとは2011年に放送された『花咲くいろは』です。湯乃鷺温泉という架空の温泉街を舞台とした青春アニメで、湯涌温泉がモデルとなっています。

アニメの本編には、実際に湯涌温泉にある建物や看板が随所に出てくることから、放送シーンを体感したいアニメファンが聖地巡礼に訪れるようになりました。

湯涌温泉観光協会も「花咲くいろは」と積極的にタイアップしています。

例えば、アニメには「ぼんぼり祭り」という架空のお祭りが出てきます。同協会ではアニメの放送を受けて、「ぼんぼり祭り」を実際に開催しようということになりました。そして、2011年10月に「第1回 湯涌ぼんぼり祭り」が開催されました。

つまり、架空のお祭りがリアルなお祭りとなったわけです。

湯涌ぼんぼり祭りは毎年10月に開催され、約15,000人もの来場者が訪れる一大イベントとなりました。今では金沢の秋の風物詩となっており、地元の新聞、テレビでも大きく取り上げられています。

余談ですが、7回目を迎えた今では、ぼんぼり祭りがアニメから誕生したお祭りだということを知らずに訪れる方も多いようです。

花咲くいろはの記念館「いろは館」

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