2021.3.31掲載
本日は、桜が満開の金沢から街中の小さな動向をひとつ。
金沢観光エリアでは、歩道に「兼六園 350m ➡」というような道標シールが貼られています。金沢を訪れた方の中で、観光名所から観光名所へ歩いて移動された方でしたら、このシールを目にされた方もいらっしゃることでしょう。
例えば、近江町市場が面する武蔵交差点からひがし茶屋街に行きたい方がバス乗り場を探している時に「ひがし・主計町茶屋街 820m ➡」と記された道標シールを目にすれば、この方向に10分ちょっとも行くとひがし茶屋街なのね、とわかります。
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いつの間にか貼り替え
先日、街中を歩いていましたら、道標シールが新しくなっていることに気づきました。歩道に貼られているわけですから、多くの通行人がシールの上を歩くことで、シールが剥がれたり、シールに書かれてる文字がかすれたりしてきます。
少し前までは、地元の人の通行量が多い香林坊周辺の道標シールで「長町武家屋敷跡」の文字がほとんど消えかかっているのを目にするたびに、シールを貼り替えるお金がないのかなと思っていましたが、金沢市役所の人も気付いていたみたいです。
いつ頃に貼り替えられたのかは不明です。地元紙の北國新聞や、地元テレビ局のローカルニュースでもシール貼り替えのニュースは記憶にないので、ルーティンワークのような感じで粛々と貼り替えられたのでしょう。
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金沢の街は歩いて移動できます
金沢の観光エリアは、皇居の1周5kmのジョギングコースや東京ディズニーランドと同じくらいの広さです。ということは、歩いて移動できるわけです。特に、ひがし茶屋街~兼六園、ひがし茶屋街~近江町市場については、歩いた方が早い時もあるくらいです。
私が街中を歩いている時にも、兼六園下のバス停でひがし茶屋街方面の金沢周遊バスを待っている人を目にします。次のバスまで10分ほどあるようでしたら、間違いなく歩いた方が早いです。
兼六園下のバス停から、ひがし茶屋街の最寄りのバス停の橋場町までの間には、白鳥路、寺島蔵人邸、森八本店、大樋美術館といった、ちょっとした思い出スポットがあります。また、寺島蔵人邸前の路地は着物姿で歩くには最高の路地です。
ひがし茶屋街から近江町市場へ行かれる際は主計町茶屋街を経由する場合は、本当に歩いた方が早いです。
暗がり坂を上り、泉鏡花記念館と金沢蓄音器館に立ち寄って、旧い建物が残る尾張町の街並みを進むと、あっという間に近江町市場の市姫神社口に着きます。また、裏通りの新町・鏡花通りから近江町市場に行くのもいいでしょう。
金沢21世紀美術館から長町武家屋敷跡へは隣町へ行くような感覚です。21美から香林坊交差点まで行くと「長町武家屋敷跡界隈」と記されたシールを目にしますので、矢印に従って歩を進めてください。
金沢は、観光名所から観光名所へピンポイントに移動するよりも、気ままに歩いて移動する方が楽しめる街です。
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金沢はおたっきーな街です
金沢の街中には、観光ガイドブックに載っていない「街中のアクセサリー」が散りばめられています。大多数の人にとっては興味を示すことなく通り過ぎる場所でも、興味のある人にとっては金沢の思い出の1つになるスポットがいっぱいあります。
おたっきーポイントと呼んでも良いかもしれませんね。加賀百万石の城下町・金沢はおたっきーな街です。
このページでご紹介している「歩道の道標シール」も、おたっキーポイントと言ってもいいでしょう。ひとつのシールを目にすると、2つ、3つと目にしたくなるのではないでしょうか。
歩道の道標シールの多くは交差点に貼られています。大きな交差点ではなくても、信号の近くに貼られている場所もあります。歩道の道標シールを参考にしながら、金沢の街を歩いてみてください。
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