主計町茶屋街をWEB観光-金沢の和文化を表現した街

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主計町茶屋街 (かずえまちちゃやがい)

金沢の観光名所 #5

主計町茶屋街は、ひがし茶屋街とは浅野川大橋の対角線上に位置する隣町です。まだまだ知名度が低く訪れる人も少ないのですが、主計町の景観を目にされた方は「こんなに素晴らしいところに立ち寄ることができて良かった」とおっしゃってくれます。

ここは金沢でも指折りのインスタ映えスポットです。浅野川沿いの茶屋建築の建物が並ぶ表通りには和の風情が漂い、泉鏡花や五木寛之氏の文学碑がアクセサリーとなっています。また、風情ある中の橋からは主計町が一望できます。

裏通りは狭い路地で、遊び慣れた旦那衆がお座敷遊びを楽しんだ頃の雰囲気が残っています。

ショッピングストリートに変貌した「ひがし」とは違い、昼間の主計町はカフェやお食事処のお店が4~5軒営業しているだけでひっそりとしています。そして、夕暮れ時になると、現役のお茶屋をはじめ、小料理店やバーの2階に明かりが灯ります。

主計町は夕暮れとともに目覚める夜の街

主計町茶屋街は、通り抜けるだけでしたら10分ほどもあれば十分です。ひがし茶屋街に行かれる際には、主計町にも立ち寄られてはいかがでしょうか。また、ひがし茶屋街だけではなく、金沢城公園と近江町市場からも隣町のような近さです。

このページでは、浅野川大橋から主計町を経由して、泉鏡花記念館までの道のりをご案内しましょう。

浅野川大橋から見渡す主計町茶屋街

主計町茶屋街が3分でわかる画像集

なぜ主計町だけ方角が付いてないの?
ひがし茶屋街、にし茶屋街ときて、なぜ主計町だけ方角が付いていないのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
藩政期に公許された「ひがし」と「にし」は、周囲を塀で囲まれた “廓(くるわ)” として発足しました。そして、金沢城からの方角によって「東の廓」と「西の廓」に区分けされました。
主計町が花街となったのは明治に入ってからで、その頃には花街の周囲を塀で囲む制度が廃止されていたことから、町名で呼ばれるようになりました。

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浅野川沿いに続く主計町の表通り

主計町茶屋街は、私のお気に入りのスポットです。しかし、ひがし茶屋街を訪れる人の大多数が主計町の存在を知らないまま通り過ぎてしまいます。なぜなら、バスで移動される方は主計町を目にすることがないからです。

はじめて金沢を訪れる方は、最初にひがし茶屋街を見学してから主計町を訪れるのが分かりやすいでしょう。

浅野川大橋の袂が主計町への入口です。橋の袂にある「鏡花のみち」のプレートと、「主計町料亭街」のネオンサインが期待感を高めてくれます。

主計町の町名の石碑

ここは幻想文学で女性を魅了した泉鏡花ゆかりの街です。川沿いの表通りでは建物が通りの南側に立っており、ほとんどの時間帯で建物の影が道路を覆っています。鏡花がお好きな方でしたら、日影に覆われる景観と鏡花の作風を重ね合わせるかもしれませんね。

曲がりながら流れる姿から “女川” と称される浅野川の流れと、主計町の茶屋建築の特徴である3階建ての建物の間には、車がやっと通れるほどの道が続き、レトロな街灯や桜並木が和の風情を加え、記念碑が街並みのアクセサリーとなっています。

主計町の浅野川沿いの道は「鏡花のみち」

主計町茶屋街の見どころ vol.1
主計町は陽が暮れる頃に目覚めはじめる街

主計町茶屋街への行き方

ここは五木寛之さんゆかりの街

主計町の町名の石碑を過ぎて少し行くと、五木寛之さんの『浅の川暮色』の文学碑があります。五木さんは作家生活を始めたばかりの頃に3~4年ほど金沢にお住まいでした。そして、文学碑の向かいにある太郎という鍋料理のお店をご贔屓にされています。

五木寛之氏『浅の川暮色』の文学碑

主計町茶屋街の見どころ vol.4
五木寛之氏の小説に主計町が出てきます


さらに川沿いの道を歩いて行くと、右手に木製の橋が見えてきます。その橋は「中の橋」と言います。以前に人気ドラマ『ドクターX』のスペシャルバージョンでロケ地となった橋です。歩行者と自転車のみが通れる橋ですので写真撮影に最適です。

いろいろな角度から撮りたくなる中の橋

金沢の観光名所は1日で回れます



遊び慣れた者だけが通った裏通り

中の橋から表通りを戻っていくと、右手に細い路地が現れます。この路地に入っても大丈夫だろうかと心配してしまうような狭い路地ですが、この路地の先に主計町で最高の撮影スポットがあります。それが、暗がり坂です。

暗がり坂は石段の坂道で、旦那衆のお座敷遊びの場だった主計町と、閑静な住宅街の下新町を結んでいます。

暗がり坂(右手が芸妓さんのお稽古場)

主計町茶屋街の見どころ vol.2
暗がり坂は主計町から泉鏡花記念館への石段


お座敷遊びが男の夜遊びの主流だった頃、誰にも見られることなくご贔屓の芸妓さんに会いに行く旦那は、この坂道を下って茶屋街に入っていったと聞きます。今もこの坂道を下ると、往時の賑わいがよみがえってくるようです。

暗がり坂の下にあるのが、芸妓さんのお稽古場となっている主計町事務所です。運の良い時には、2階のお稽古場から鼓や三味線の音が聞こえてきます。そして、石段坂をバックに撮影をする若いカップルの姿が見られます。

主計町は金沢でも有数の撮影スポット

主計町茶屋街への行き方

主計町には、もうひとつ「あかり坂」という石段坂があります。暗がり坂から2つ目の狭い路地を入ったところです。本当に路地が狭いので、気付かずに通り過ぎていく人が結構います。

この坂道は、主計町の人だけが利用していたような石段坂で、ずっと名前が付いていない名無し坂でしたが、地元の人たちに命名を依頼された五木寛之さんによって、あかり坂と名付けられました。

主計町の2つの石段坂を比べてみると、暗がり坂は下る方が風流を感じ、あかり坂は上がる方が感動します。

五木寛之さん命名の「あかり坂」

主計町茶屋街の見どころ vol.3
あかり坂は五木寛之氏が命名した石段坂

暗がり坂~表通りのルートがベスト

もう一度、暗がり坂に戻りましょう。暗がり坂を上ると久保市乙剣宮という神社に出ます。ここは金沢で最初に「市」が開かれた場所であることから、商売繁盛にご利益があるとされています。

久保市乙剣宮の境内を抜けると、閑静な住宅街に出ます。佃煮、金箔、茶葉などの老舗が店を構えるこの通りは新町・鏡花通りと名付けられています。泉鏡花が生まれ育った通りで、神社の左斜め前に、鏡花の生家跡に整備された泉鏡花記念館があります。

このページでは、浅野川大橋をスタートして泉鏡花記念までのルートをご案内いたしましたが、私が観光客の方をご案内する際には逆ルートでご案内します。

なぜなら、暗がり坂を下って主計町茶屋街へ入る方が感動するからです。どうぞ参考にしてください。

この景観から主計町へ下りる方が感動します

なお、数は少ないのですが、主計町には風情ある和風カフェがあります。2階のお座敷から浅野川を眺めていると、小説の登場人物になったような感覚に捉われます。

カフェの2階から眺める浅野川大橋(cafe彩賀)
主計町は全国で初めて旧町名が復活
主計町は、江戸時代の初頭に加賀藩士・富田主計(とだかずえ)の屋敷があったことにちなんで名付けられました。
風情のある町名は1970年に尾張町2丁目に編入されましたが、由緒ある町名を復活させたいという機運の高まりを受けて、1999年に主計町の名前が復活しました。旧町名の復活は全国で初めてのことでした。

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主計町茶屋街

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