金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

奈良博とヨシタケシンスケ展。金沢の美術館は大盛況

今、金沢の美術館では2つの展覧会が大人気です。ひとつは石川県立美術館で開催中の「まるごと奈良博 -奈良国立博物館 至高の仏教美術コレクション-」で、もうひとつが金沢21世紀美術館の「ヨシタケシンスケ展かもしれない」です。 七夕の日曜日は両美術館ともに多くの観覧者が訪れました。石川県立美術館は、正統派の美術館ということもあって普段はひっそりとしているのですが、美術ファン注文の展覧会とあって、県立美術館の駐車場には「満車」の看板が立ちました。 21美では、私がこれまで見たこともないほどの大行列でした。当日券を ...

金沢21世紀美術館の新しい館長は良い人選ですね

2024年6月29日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館の新館長に鷲田めるろ氏が有力との記事が掲載されていました。着任は2025年4月が想定されているとのことです。 今年3月の北國新聞で、現館長の長谷川祐子氏が2025年3月の任期満了にともない退任する意向と報じられていました。退任報道から3か月。新しい館長のメドが付いたようで何よりです。私はとても良い人選だと感じています。 金沢21世紀美術館 ▼ 鷲田めるろ氏略歴 北國新聞の記事によると、金沢市が、金沢21世紀美術館の5代目館長に、鷲田めるろ氏 (十和田市 ...

金沢21世紀美術館のスイミング・プール地下部が再開

2024年6月23日付の北國新聞に、元日の能登半島地震で閉鎖されていた金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」の地下部が、約半年ぶりに再開されたという記事が掲載されていました。 記事によると、プールの地下部には待ちわびた観光客らが開館直後から続々と訪れました。午後6時までの入館者数は10,288人と先週の土曜日より2,500人増え、関係者は金沢観光の「顔」のひとつである21美の完全復活を喜んでいたそうです。 スイミング・プールの地上部 21美の楽しさのシンボル『スイミング・プール』 ▼ 1時間あたり最大 ...

幕内優勝の小結・大の里が石川県に凱旋し避難所を訪問

2024年6月3日付の北國新聞に、大相撲夏場所で幕内最高優勝を果たした小結・大の里が、故郷の石川県に凱旋したという記事が掲載されていました。 大の里は場所後はじめての石川入りです。師匠の二所ノ関親方 (元横綱・稀勢の里)と能登半島地震の1.5次避難所となっている「いしかわ総合スポーツセンター」を訪問しました。 避難所では「大の里」と書かれた手製のプラカードを掲げた避難者やボランティアら約100人が出迎えました。大の里は「15日間石川のことを思って土俵に上がった。次も優勝する姿を見せたい」とさらなる活躍で被 ...

金沢は今年も「百万石行列」の日を迎えました

今年の1月1日に発生した能登半島地震から5か月。能登半島の皆さんには申し訳ないのですが、金沢では、今年も金沢の初夏の風物詩である「百万石行列」の日を迎えます。 百万石行列は3日間にわたる「百万石まつり」の2日目にメイン行事として開催されるもので、今年で73回目を迎えます。私の子年の頃は毎年6月14日に実施され、その日は金沢市立の小・中・高等学校が休みとなっていました。 6月14日に開催されるようになったのは、前田利家公が金沢城に入城した日が6月14日とされていたからです。その後、利家公の入城は6月14日で ...

兼六園が一般公開から150周年。内橋亭で記念茶会

2024年5月8日付の北國新聞に、兼六園が一般開放されてから150周年となり、内橋亭で記念茶会が開催されたという記事が掲載されていました。 加賀藩主の庭だった兼六園は、1874年 (明治7年) 5月7日に一般公開が始まりました。兼六園観光協会はこの日を「開園記念の日」に定め、記念茶会を毎年開催しています。 記事によると、記念茶会の参加者は、霞ヶ池にせり出した茶室から新緑の絶景を楽しみ、茶道宗和流弘友会のもてなしで優雅な一服を堪能したとのことです。 霞ヶ池に浮かぶ内橋亭 ▼ 珠洲焼の茶わんに輪島塗の菓子器 ...

要チェック!クルーズ船の寄港日はタクシーが不足します

新型コロナウィルスが5類に移行して1年。全国の港にはコロナ前と同じくらいの数のクルーズ船が入港するようになりましたね。 2024年の今年、金沢港では47本のクルーズ船の寄港が予定されています。横浜港をはじめ、九州の那覇港、鹿児島港、長崎港、博多港などと比べるとまだまだ少数ですが、日本海側の地方都市にしては健闘していると思います。 ただ、金沢港から中心部の観光エリアへは、路線バスが1時間に1~2本運行しているだけですので、乗船客の皆さんの移動手段はタクシーか観光バスになります。このことから、クルーズ船の寄港 ...

金沢21世紀美術館のプール地上部が5月1日から無料開放

2024年4月30日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館で1番の人気作品『スイミング・プール』の地上部が、5月1日から無料開放されるという記事が掲載されていました。 記事によると、金沢21世紀美術館は29日、館内の大型展示作品『スイミング・プール』について、5月1日から地上部分を無料開放する方針を固めたとのことです。 元日の能登半島地震以降、同作品を含む有料の「展覧会ゾーン」は閉鎖が続いていますが、6月22日の全館営業再開に先駆けて人気スポットを公開し、大型連休中の賑わい創出につなげます。 無料開放される『 ...

アメトークで思い出した。金沢に吉本劇場があったんです

4月25日(木)に放送されたテレビ朝日系列のバラエティ番組・アメトーーク「金沢大好き芸人」。同じ時間帯にサッカー五輪予選の日本vsカタール戦がありましたので、私はTVerの見逃し配信で見たのですが、こちらでは結構みんな見ていました。 番組の出演者は、席順の前列左から川島 明さん、山里亮太さん、大久保佳代子さん、飯尾和樹さん、土屋伸之さん、アントニーさん。MC席に蛍原 徹さん、礼二さん、武元唯衣さんの9名の皆さんでした。 大久保さんは「ヒルナンデス」をはじめ何度も金沢ロケに来られていますし、川島さんは金沢好 ...

金沢21世紀美術館の無料ゾーンで「POP-UP-ART」開催中

有料展示室が休館中の金沢21世紀美術館で、館内の無料ゾーンを活用した展示会「POP UP ART」が開催されています。この展示会は、館内の無料ゾーンの14カ所にアート作品を展示しているもので、当然ですが観覧無料です。 チケット売り場に展示されている作品「A」から右回りに、キッズスタジオ、アートライブラリー、タレルの部屋、市民ギャラリー、地下への階段スペースを経由して、光庭の作品「L」まで11人の作家による計14作品を楽しめるようになっています。 また、普段は入室禁止となっているプロジェクト工房も開放され、 ...

金沢にも満開の桜③-W坂~犀星のみち~金沢市民芸術村-

金沢に限らず、その街の桜の名所として名前が挙がるのは川沿いの道です。金沢でも、ひがし茶屋街に近い浅野川と、にし茶屋街に近い犀川(さいがわ)の川沿いには桜並木が整備されています。 中でも、金沢の人たちが親しんできたのが犀川沿いの桜並木です。直線的で流れが急なことから「男川」との異名を持つ犀川は、金沢で随一グルメタウンで、唯一のナイトタウンでもある片町に面しています。 金沢にお越しになることがありましたら、片町での夕食の前に犀川沿いをお散歩されてはいかがでしょうか。 犀川沿いは金沢でも有数の桜スポット ▼ 犀 ...

金沢にも満開の桜②-街中のお散歩コース-

金沢では満開の桜もそろそろ見納めに差し掛かっています。今年は3月以降に気温の低い日が多かったこともあって、当初の予想よりもかなり遅れて4月8日にようやく満開となりました。 桜が満開になっても肌寒い日が続いたのですが、その代わり、例年に比べて見頃の時期が長かったようです。地面にはピンクの花びらが結構落ちているのに、見上げるとまだまだ満開でした。おそらく、少しずつ咲いて少しずつ散ったのでしょう。 このページでは、金沢の街中を彩った桜をご紹介します。 百間堀 ▼ お堀通りをゆっくりとお散歩 観光客の方はあまり歩 ...

金沢にも満開の桜①-兼六園・金沢城公園-

2月頃の開花予想では、金沢の開花は記録的な早さになると言われていたのですが、3月に気温の低い日が続いたことから、4月に入ってからの開花となりました。そして、4月8日に金沢では桜が満開になりました。 毎年、兼六園では観桜期の1週間は無料開放されます。今年は、当初は4月5日(金)から11日(木)までの1週間が予定されていましたが、見頃の時期が予想よりも長く続いたことで期間が3日間延長され、14日(日)まで無料開放となりました。 今年の桜は少しずつ咲いていったように感じます。例年ですと、膨らんだ蕾がポカポカ陽気 ...

現代美術展「初回は戦後2か月、80回目は震災後3か月」

石川県立美術館と金沢21世紀美術館で「第80回 現代美術展」が開催中です。現代美術展は石川県の美術界が会派を超えて開催する展覧会で、毎年この時期に開催され、今年で80回目を迎えます。 一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社、一般財団法人石川県芸術文化協会、北陸放送、テレビ金沢、石川県、金沢市、石川県教育委員会、金沢市教育委員会が主催し、県内の各市町が後援するなど石川県が一丸となって開催します。 今年が80回目ということでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、石川県の現代美術展は1945年(昭和20 ...

ラブライブ!蓮ノ空スタンプラリー第2弾が開始

ラブライブの蓮ノ空女学院バージョンが始まって1年が経ちました。私は、最初はラブライブって何?という感じだったのですが、活動記録を欠かさずに見たことで多少は理解できるようになりました。 ファンの皆様は既にご存じのとおり、4月5日(金)からスタンプラリーの第2弾が始まりました。今回は加賀友禅とのコラボで、各チェックポイントに設置されているパネルでは、6人のスクールアイドルが加賀友禅の着物をまとっています。 加賀友禅では「加賀五彩」と呼ばれる5つの色が基本となっています。臙脂(えんじ)、藍(あい)、黄土(おうど ...

新幹線のミュージアム「トレインパーク白山」が開業

北陸新幹線の敦賀延伸に合わせて、石川県白山市に新幹線のミュージアム「トレインパーク白山」がオープンしました。 トレインパーク白山は、北陸新幹線の車両基地として2014年に竣工した「白山総合車両所」に隣接して建設された施設です。総事業費は約37億円とのことです。 新幹線ファンの知的好奇心を満足させる施設として、地元メディアでは大きく取り上げられています。私は平日に訪れましたが、予想よりも多くの人が訪れていました。子供連れの来館者が目立ちました。 正式名称は白山市立高速鉄道ビジネスセンター ▼ トレインパーク ...

北陸新幹線の敦賀延伸。金沢はちょっと冷めてるかも

全国ニュースでも大きく取り上げられた北陸新幹線の敦賀延伸。石川県内の小松駅と加賀温泉駅にも新幹線が乗り入れたことで、県内全線開業となりました。 首都圏から石川県にお越しになる方にとっては、これまでは、加賀温泉に行く際に金沢駅で在来線特急に乗り換える必要がありましたが、新幹線1本で行けるようになりましたので、利便性が大きく向上したと言えるでしょう。 その一方で、大阪を中心とする近畿圏の方からは「今までは金沢に1本で行けたのに、乗り換えが必要となったのは不便だ!」という投稿が目立ちます。そして、もう金沢へ行く ...

金沢城公園が通り抜け可能に。鈴木大拙館は再開

元日の能登半島地震から2か月半が経過しました。金沢の観光エリアでも金沢城の石垣が崩れるなどの被害が出たものの、奥能登の方には申し訳ないのですが、金沢の中心部は少しずつ元に戻っています。 1月~2月の間、金沢観光での大きな支障となっていたことが3つありました。金沢城公園が通り抜けできなかったこと、鈴木大拙館が改修工事で長期休館されていたこと、金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」が閉鎖されていることの3つです。 この中で、金沢城公園が通り抜けできるようになり、鈴木大拙館が3月16日(土)から再開されまし ...

人気の「ひらみぱん」が能登のイタリア料理店を支援

2024年3月2日付の北國新聞に、若い観光客に大人気のパン屋さん「ひらみぱん」が、七尾市のイタリアンレストランを支援するという記事が掲載されていました。 記事によると、能登半島地震後に休業していた七尾市田鶴浜町のイタリアンレストラン「フィオリキアリ」が、3月1日から長町1丁目の「ひらみぱん」で間借り営業を始めました。 ひらみぱんのオーナーで同じ田鶴浜町出身の平見高広さんが、能登の飲食店を元気づけたいと無償で貸し出しました。フィオリキアリのオーナーシェフの桶谷晃さんは同郷のつながりに感謝し、64日ぶりに腕を ...

21美のプール再開は6月下旬/金沢城の通り抜けは未定

2月18日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館の全館再開が6月下旬になるとの記事が掲載されていました。 金沢21世紀美術館では、2月6日から館内の無料ゾーンのみを開放していますが、有料ゾーンについては、約800枚の天井のガラス板のうち約70枚が落下したことから、来館者の安全確保のため、すべてのガラス板を外し安全点検をするとのことです。 ガラス板は1.5m四方の強化ガラスで重さは90kgもあります。21美は毎週月曜日の休館日でも館内の無料ゾーンは開放されていますが、能登半島地震が起こった1月1日は年末年始の完 ...