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金沢観光ガイド 南 武志
観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。
この原稿を書いているのは11月27日(水)です。26日の夜の緊急地震速報には驚きました。スマホから大音量で流れる警報音は何度聞いても慣れないですよね。能登半島で大きな被害が出なかったのは何よりです。 元日の能登半島地震からもうすぐ1年。季節は廻るもので、金沢では、晩秋から初冬に季節が移ろうとしています。 例年、金沢は勤労感謝の日からの1週間で秋の空気から冬の空気に変わるのですが、記録的な猛暑に見舞われた今年も例外ではなく、11月23日以降の天気予報に晴れマーク☀がほとんどなくなりました。 こ ...
2024年の秋は、夏の記録的な猛暑と、いつまでも続いた残暑の影響で、全国的に紅葉が遅れているようですね。10月に入っても暑かった金沢でも、肌感覚として木の葉が黄色や赤に染まるのが遅いなと感じます。 それでも、季節というのは移っていくもので、金沢の街中の木々も赤や黄色に染まってきました。このページでは、金沢の街中の紅葉を何か所かご紹介します。 鈴木大拙館 ▼ 兼六園 兼六園でも木々が色付いてきています。兼六園は冬でも緑色の松が主役ということと、桜の木がケヤキやモミジと比べて葉が落ちるのが早いことから、広い視 ...
今日は金沢の紅葉の話題をひとつお届けします。 金沢の中心街にある人気の紅葉スポット・アメリカ楓通りのカエデが、今年はあまり美しくありません。通りを真っ赤に染めるはずのアメリカ楓があまり赤くならないのです。そして、歩道には黄色のまま散った葉が落ちています。 今年の夏の猛暑の影響で、本来は真っ赤に色付くはずの木の葉が夏の暑さで焼けてしまって真っ赤にならないという現象は、金沢に限らず全国で見られるようですが、金沢の夏も記録的な暑さで “9月まで夏“ という状況でした。 枯れている葉っぱが多く見られます ▼ 呼び ...
2024年10月9日。金沢21世紀美術館がオープンから20周年を迎えました。 開業当初は、金沢の美術界の人たちから「21世紀美術館はガラクタを買っている」「街の真ん中にUFOみたいな変なものを作るな」と酷評された施設が、金沢を代表する観光スポットとなり、国内有数の人気美術館へと成長しました。 私は、2004年のオープン当時は東京在住でしたので当時のことは知らないのですが、今の金沢の人たちは、城下町にできた新しい文化施設が全国の人たちから注目されていることを、誇りに思っているように感じます。 ちなみに、20 ...
2024年10月18日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館を代表する作品「スイミング・プール」の作者・レアンドロ・エルリッヒ氏が21美を訪れたという記事が掲載されていました。 「金沢でたくさんの人に作品を育ててもらった」と語るエルリッヒ氏は、自身の作品が人気スポットとなっていることに「驚いた。愛されていてうれしいし、素晴らしい」と喜び「ここは特別な地だ」と金沢への深い思い入れを語りました。 大勢の来場者で賑わうプールを見たエルリッヒ氏は「プールと美術館が融合しながら世界観が出来上がっている」と述べたとのこと ...
2024年10月12日~13日の2日間、しいのき迎賓館としいのき緑地で「KOGEIフェスタ !」が開催され、地元の新聞やテレビで紹介されていました。 「KOGEIフェスタ !」は金沢市、金沢クラフトビジネス創造機構、金沢創造都市推進委員会が主催するイベントで、毎年この時期に開催されています。工芸の街・金沢ならではのイベントと言えます。 金箔貼りや染めなどを体験する「KOGEI体験」、若手の工芸作家による展示即売会「KOGEIマルシェ」、漆器、陶磁器、木製品、ガラスなどの修復相談会「KOGEI修復コンシェル ...
今日は近江町市場で開催された「大行燈まつり」の話題をご紹介しましょう。大行燈と書いて「おおあんどん」と読みます。 このお祭りはお客様への感謝祭として毎年10月に開催されているイベントで、今回で22回目となります。日替わり特売やお楽しみ抽選会が賑わいを見せています。今年は10月3日(木)から10月8日(火)までの開催されました。 地元のテレビ局では、大行燈まつりの目玉イベントである「マグロ解体ショー」の様子が紹介されていました。 近江町いちば館前の大行燈 ▼ 祭りの主役は大行燈と小行燈 大行燈まつりという名 ...
2024年10月6日付の北國新聞に、しいのき迎賓館で「サケマルシェ2024」が開催されたとの記事が掲載されていました。 今回で9回目を迎える石川の地酒と美食の祭典「サケマルシェ」は、しいのき緑地を会場に開催される一般参加型のフードコートイベントです。今回は能登半島地震で被災した酒蔵の復興応援をテーマに開催されました。 石川県内の26の酒蔵が参加し、損壊した蔵から救出された酒や、奥能登の酒蔵と金沢や加賀の酒蔵とのコラボ酒も提供されました。なお、収益の一部は被災酒蔵の復興費用に充てられるとのことです。 イベン ...
2024年9月7日付の北國新聞に、金沢市が管轄する文化施設の2023年度の入館者数が掲載されていました。 記事によると、2023年度に金沢市内の18の文化施設を訪れた人は計225万566人で、22年度と比べて12%増加しました。新型コロナが本格化する前の2019年度は271万9,661人で、23年度はコロナ前の約8割に回復しました。 中でも、金沢建築館は昨年6~11月の企画展「アニメ背景美術に描かれた都市」が好評で、22年度の約4割増の2万3,418人が訪れた他、中村記念美術館、金沢くらしの博物館、安江金 ...
2024年8月24日付の北國新聞に、石川県立図書館の入館者数が全国1位になったという記事が掲載されていました。 記事によると、金沢市にある石川県立図書館の2023年度の入館者数は102万6,046人で、日本図書館協会のまとめで全国の都道府県立図書館で最多だったとのこと。100万人を超えたのは石川県立図書館のみで、全国1位になるのは初めてのことです。 石川県立図書館は2022年7月に、金沢市の中心部の本多町から郊外の小立野エリアに移転しました。10代の学生・生徒の利用が定着したことや、演奏会など多彩なイベン ...
暑い日が続いていますね。梅雨が明けた金沢も連日の猛暑で、さすがに屋外にある観光地は空いているように感じます。厳しい暑さの金沢ですが、幸いなことに体温を超えるような酷暑となることは滅多にありません。 地形的に海に近いことが要因なのかもしれません。例えば、首都圏では内陸にある埼玉県は連日のように体温を超える酷暑ですが、神奈川県の湘南は暑いけれども若者たちが日焼けを楽しめる暑さですよね。 テレビの全国ネットの情報番組で、沖縄は海風が吹き抜けていくので意外と涼しいんですよという解説を耳にしたことがありますが、金沢 ...
今、金沢の美術館では2つの展覧会が大人気です。ひとつは石川県立美術館で開催中の「まるごと奈良博 -奈良国立博物館 至高の仏教美術コレクション-」で、もうひとつが金沢21世紀美術館の「ヨシタケシンスケ展かもしれない」です。 七夕の日曜日は両美術館ともに多くの観覧者が訪れました。石川県立美術館は、正統派の美術館ということもあって普段はひっそりとしているのですが、美術ファン注文の展覧会とあって、県立美術館の駐車場には「満車」の看板が立ちました。 21美では、私がこれまで見たこともないほどの大行列でした。当日券を ...
2024年6月29日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館の新館長に鷲田めるろ氏が有力との記事が掲載されていました。着任は2025年4月が想定されているとのことです。 今年3月の北國新聞で、現館長の長谷川祐子氏が2025年3月の任期満了にともない退任する意向と報じられていました。退任報道から3か月。新しい館長のメドが付いたようで何よりです。私はとても良い人選だと感じています。 金沢21世紀美術館 ▼ 鷲田めるろ氏略歴 北國新聞の記事によると、金沢市が、金沢21世紀美術館の5代目館長に、鷲田めるろ氏 (十和田市 ...
2024年6月23日付の北國新聞に、元日の能登半島地震で閉鎖されていた金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」の地下部が、約半年ぶりに再開されたという記事が掲載されていました。 記事によると、プールの地下部には待ちわびた観光客らが開館直後から続々と訪れました。午後6時までの入館者数は10,288人と先週の土曜日より2,500人増え、関係者は金沢観光の「顔」のひとつである21美の完全復活を喜んでいたそうです。 スイミング・プールの地上部 21美の楽しさのシンボル『スイミング・プール』 ▼ 1時間あたり最大 ...
2024年6月3日付の北國新聞に、大相撲夏場所で幕内最高優勝を果たした小結・大の里が、故郷の石川県に凱旋したという記事が掲載されていました。 大の里は場所後はじめての石川入りです。師匠の二所ノ関親方 (元横綱・稀勢の里)と能登半島地震の1.5次避難所となっている「いしかわ総合スポーツセンター」を訪問しました。 避難所では「大の里」と書かれた手製のプラカードを掲げた避難者やボランティアら約100人が出迎えました。大の里は「15日間石川のことを思って土俵に上がった。次も優勝する姿を見せたい」とさらなる活躍で被 ...
今年の1月1日に発生した能登半島地震から5か月。能登半島の皆さんには申し訳ないのですが、金沢では、今年も金沢の初夏の風物詩である「百万石行列」の日を迎えます。 百万石行列は3日間にわたる「百万石まつり」の2日目にメイン行事として開催されるもので、今年で73回目を迎えます。私の子年の頃は毎年6月14日に実施され、その日は金沢市立の小・中・高等学校が休みとなっていました。 6月14日に開催されるようになったのは、前田利家公が金沢城に入城した日が6月14日とされていたからです。その後、利家公の入城は6月14日で ...
2024年5月8日付の北國新聞に、兼六園が一般開放されてから150周年となり、内橋亭で記念茶会が開催されたという記事が掲載されていました。 加賀藩主の庭だった兼六園は、1874年 (明治7年) 5月7日に一般公開が始まりました。兼六園観光協会はこの日を「開園記念の日」に定め、記念茶会を毎年開催しています。 記事によると、記念茶会の参加者は、霞ヶ池にせり出した茶室から新緑の絶景を楽しみ、茶道宗和流弘友会のもてなしで優雅な一服を堪能したとのことです。 霞ヶ池に浮かぶ内橋亭 ▼ 珠洲焼の茶わんに輪島塗の菓子器 ...
新型コロナウィルスが5類に移行して1年。全国の港にはコロナ前と同じくらいの数のクルーズ船が入港するようになりましたね。 2024年の今年、金沢港では47本のクルーズ船の寄港が予定されています。横浜港をはじめ、九州の那覇港、鹿児島港、長崎港、博多港などと比べるとまだまだ少数ですが、日本海側の地方都市にしては健闘していると思います。 ただ、金沢港から中心部の観光エリアへは、路線バスが1時間に1~2本運行しているだけですので、乗船客の皆さんの移動手段はタクシーか観光バスになります。このことから、クルーズ船の寄港 ...
2024年4月30日付の北國新聞に、金沢21世紀美術館で1番の人気作品『スイミング・プール』の地上部が、5月1日から無料開放されるという記事が掲載されていました。 記事によると、金沢21世紀美術館は29日、館内の大型展示作品『スイミング・プール』について、5月1日から地上部分を無料開放する方針を固めたとのことです。 元日の能登半島地震以降、同作品を含む有料の「展覧会ゾーン」は閉鎖が続いていますが、6月22日の全館営業再開に先駆けて人気スポットを公開し、大型連休中の賑わい創出につなげます。 無料開放される『 ...
4月25日(木)に放送されたテレビ朝日系列のバラエティ番組・アメトーーク「金沢大好き芸人」。同じ時間帯にサッカー五輪予選の日本vsカタール戦がありましたので、私はTVerの見逃し配信で見たのですが、こちらでは結構みんな見ていました。 番組の出演者は、席順の前列左から川島 明さん、山里亮太さん、大久保佳代子さん、飯尾和樹さん、土屋伸之さん、アントニーさん。MC席に蛍原 徹さん、礼二さん、武元唯衣さんの9名の皆さんでした。 大久保さんは「ヒルナンデス」をはじめ何度も金沢ロケに来られていますし、川島さんは金沢好 ...