にし茶屋街-今風の街並みに佇む小粋な芸処

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にし茶屋街 (にしちゃやがい)

金沢の観光名所 #4

にし茶屋街は金沢の中心・兼六園から歩いて20分足らずの距離で、室生犀星ゆかりの犀川を渡り、広小路(ひろこうじ)の先の野町(のまち)という住宅街に位置しています。

私が高校生の頃(40年ほど前)は、広小路から野町にかけてのエリアは普通の住宅街になっており、かつてこの場所に歓楽街が存在していたとは思えませんでした。

そのことから、今でも金沢市民の中には「にし茶屋街ってどの辺にあるの?」と言う人がいます。

にし茶屋街の入口に建つ石碑

にし茶屋街が3分でわかる画像集

斬新さは「ひがし」への対抗心

にし茶屋街は1820年(文政3年)に加賀藩から公許された花街で、当初はエリアの周囲に塀が張り巡らされ、一般社会と遮断された「廓(くるわ)」が形成されました。

また、ひがし茶屋街も同じ年に公許され、金沢城からの方角によって「東の廓」「西の廓」と呼ばれました。

にし茶屋街は、ひがし茶屋街と比べると規模は小さいのですが、通りの両側には茶屋建築が並び往時の賑わいを偲ばせています。

1820年の公許以来、金沢で最高の格式を誇ってきた茶屋街は「ひがし」でした。

そのことから「にし」には「ひがし」に対抗するかのように、尖がった試みをする気質が育まれてきました。ひがし茶屋街への対抗心という視点で街並みを眺めていると、にしの街並みにはキラリと光る斬新さが見られます。

その中でも「ひがし」への対抗心が垣間見える建物が、1922年(大正11年)に竣工した西検番事務所です。

現在は、にし茶屋街のお茶屋に在籍する芸妓さんの稽古場となっている建物で、ひがし茶屋街と主計町茶屋街の事務所が和風のデザインなのに対して、にし茶屋街の事務所には洋風のデザインが施されています。

西検番事務所は国の登録有形文化財です

にし茶屋街の見どころ vol.1
金沢で最多の芸妓を擁する「にし茶屋街」




にし茶屋街はスイーツストリート

時代の流れとともに、かつてお茶屋だった建物の中には業態変更したお店が多く見られます。近年のにし茶屋街の特長は、お茶屋の跡地にスイーツのお店が開業していることです。

にし茶屋街のメインストリートには、老舗の和菓子屋さんの『諸江屋』、英国王室御用達のチョコ専門店『プレスタ』、甘納豆で人気の『かわむら』、とうふアイスの『中谷とうふ』が風情のある外観で営業しています。

諸江屋、プレスタ、かわむらではカフェが併設されていますので、ゆっくりと座って風情を味わうのもお奨めです。また、わいんばーる『数登美』、カフェ&バー『桜桃』などのお洒落な名前も、にし茶屋街らしい斬新さです。

「わいんばーる」の表記が女の子に好評

にし茶屋街の見どころ vol.3
落雁、チョコ、甘納豆。にしはスイーツ街

にし茶屋街の周辺は金沢の “山の手”
金沢ゆかりの作家・五木寛之さんは、ひがし・主計町茶屋街のある浅野川周辺を金沢の下町、にし茶屋街が位置する犀川周辺を金沢の山の手と評しています。確かに、にし茶屋街の周辺は落ちついた雰囲気の閑静な住宅街です。
これは戦後、金沢の街が犀川に近い香林坊、片町、竪町エリアを中心に発展したからです。ちなみに、にし茶屋街の最寄りのバス停の広小路(ひろこうじ)は香林坊から2つ目、片町から1つ目です。

近年はテレビドラマのロケ地に

近年、にし茶屋街はテレビのロケ地として使用されることが多くなっています。

にし茶屋街を訪れた際には、茶屋街に並ぶお店を1軒ずつ撮影し、街並みを色々な角度からカメラに収めておくと、ドラマやバラエティなどのテレビ番組で、撮影場所を目にすることがあるかもしれませんね。

ドクターXスペシャルのお寿司屋さん『桜桃』

金沢随一のグルメエリアもすぐ近く

にし茶屋街は、観光スポットとなっている室生犀星記念館、忍者寺(妙立寺)、金沢建築館とはご近所さんと言っていいほどの近さです。

にし茶屋街の周辺環境をもう1つ。にし茶屋街から金沢有数の繁華街である片町にかけてのエリアは、金沢で随一のグルメエリアです。

2016年5月に発表されたミシュランガイド『富山・石川(金沢)』では、金沢市内で二つ星7店、一つ星17店の計24店に星が付きましたが、その中の13店が片町~にし茶屋街の犀川を挟んだエリアに集まっています。

「小粋」という言葉が似合う街並み

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金沢の茶屋街で最も多い芸妓さん

藩政期から明治~大正~昭和初期にかけて全国的に知られた金沢芸妓の伝統は今も受け継がれています。

にし茶屋街には5軒のお茶屋に17名の芸妓さんが所属しています。この17名という人数は金沢の3つの茶屋街の中で最も多い人数です。にし茶屋街は今風の街並みに佇む小粋な芸処です。

金沢の中心街からお越しになった方から見て一番奥に「西茶屋資料館」という無料のミュージアムがあり、資料館の2階には当時のお座敷が再現されています。

西茶屋資料館(入館無料)

時代の寵児・島田清次郎ゆかりの地

西茶屋資料館はかつて吉米楼というお茶屋で、大正時代の大ベストセラー作家である島田清次郎が幼少期に暮らした場所です。

島田清次郎をご存じない方が大多数だと思いますが、彼の代表作である『地上』は50万部を売り上げ、大正時代の三大ベストセラーのひとつに数えられています。

そのことを記念して、西茶屋資料館の1階では島田清次郎の紹介パネルと写真が常設展示されています。

にし茶屋街の入口には『地上』の文学碑が

にし茶屋街の見どころ vol.2
時代の寵児・島田清次郎を輩出「にし茶屋街」

西茶屋資料館
住所 金沢市野町2-25-18
入館料  無料
開館時間  午前9時30分~午後5時
休館日  年中無休
展示内容
1階  島田清次郎の紹介コーナー
2階  お茶屋のお座敷を再現

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Nishi Chayagai
にし茶屋街

金沢の主要な観光名所は8つ
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にし茶屋街の周辺にある「お立ち寄り」スポット
室生犀星記念館 | 金沢建築館 | 辻家庭園 | W坂 | 長町武家屋敷跡

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