金沢の宝探しは「指定保存建造物」のプレート

金沢のおたっき~ポイント#1

金沢市では、藩政期から昭和初期に建設され、保存状態が良好な36軒を保存建造物に指定しています。そして、指定された建物の玄関付近に「金沢市指定保存建造物」のプレートが取り付けられています。

このプレートは、建築や都市景観に興味がある方にとっての「おたっき~ポイント」です。築年数が経過している建物を見かけた際には、「指定保存建造物」のプレートの有無を確かめるのも金沢の楽しみ方のひとつです。

伝統的建造物と聞くと木造建築が思い浮かぶかもしれませんが、36軒の中には洋風建築も含まれています。



街中で感じる金沢らしさ

竣工当時はモダンな“ビルジング”であったと思われる建物が、「古くさい」と言われながらも取り壊されることなく21世紀まで生き延び、今では「お洒落」や「可愛い」と言われるようになりました。

このページでは、36軒の「指定保存建造物」の中から、観光客の方が目にされる可能性が高いと思われる物件をご紹介します。

指定保存建造物であることを示すプレート

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観光エリアの「指定保存建造物」

-4エリア-
ひがし茶屋街および周辺
尾張町および周辺
長町および周辺
寺町周辺

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ひがし茶屋街および周辺

旧越濱(懐華楼)

ひがし茶屋街のメインストリートに位置しています。昼間の時間帯は建物内を見学することができる他、夜には芸妓さんを招いての一客一亭の宴席が設けられます。

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志摩と懐華楼はお茶屋の中を見学できる施設

経田屋米穀店

お店の軒先に「白米」「雑穀」などと記された白い垂れ幕が印象的な建物です。ひがし茶屋街の一番丁から一本浅野川寄りの観音通りに位置しています。

Guide
東山木町通りと観音通りは期待と余韻の道

髙木糀商店

東料亭組合の裏手にある木町二番丁通りに位置しています。「みそ」と彫られた木の看板と、日光が入るのを防ぐアンティークな簾に風情を感じます。

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尾張町および周辺

福久屋石黒傳六商店

百万石通り(旧尾張町大通り)で20代続く老舗の薬屋さんです。お店の前に掲げられている看板は、竣工当時は最先端のデザインであったろうと想像できます。

Guide
尾張町-近江町市場と茶屋街を結ぶ商いの街

旧三田商店

旧尾張町大通りに面する画廊で、1930年(昭和5年)の竣工当時は「金沢の洋品店御三家」の1つでした。路地に入るとアンティークな喫茶店があります。

旧石川銀行橋場支店(金沢文芸館)

1929年(昭和4年)に竣工した建物で、橋場交差点のシンボルとなっています。現在は金沢文芸館として活用されており「五木寛之文庫」が併設されています。

Guide
金沢文芸館-レトロな建物に漂う文壇の香り

旧森快安邸(大樋美術館)

ひがし茶屋街と兼六園を結ぶ百万石通りに面しています。現在は大樋美術館となっており、ギャラリーで大樋焼の茶器の逸品を品定めするのも粋です。

Guide
大樋美術館-大樋焼の殿堂は350年の歴史

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長町および周辺

長町は金沢で一番の繁華街・香林坊のすぐ裏手にある住宅街です。長町二の橋からせせらぎ通りへと至る道には「指定保存建造物」のプレートが見られますが、一般のご家庭ですので写真掲載を控えます。

Guide
長町武家屋敷跡-ヨーロピアンを魅了する土塀の景観

金沢市立玉川図書館別館

金沢駅から長町武家屋敷跡への途中に位置しています。館内は近世資料館という無料のミュージアムとなっています。

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寺町周辺

山錦楼

犀川大橋を渡り、蛤坂を上ると3階建ての勇壮な木造建築が見えてきます。ミシュランの一つ星を獲得した老舗料亭として知られています。

指定保存建造物を地図で確認

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おたっき~ポイント -9選-

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主要な観光名所は8つ+金沢駅

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

2017年4月26日