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金沢は最初の寒波は何とか乗り切りました

2022年12月21日

この数日、全国ニュースのトップは新潟県の豪雪でした。金沢は台風は滅多に来ないのですが、雪には毎年悩まされています。国道8号線の大渋滞のニュースは他人ごとではありません。降雪地の皆様の安全を願っています。

今冬の最初の寒波では、日本海側に位置する金沢も降雪に見舞われたものの、積雪は10cmで、何とか普通の雪で乗り切ることができました。

私は日曜日の深夜にサッカーW杯の決勝戦を見ていたのですが、表彰式でメッシがトロフィを掲げた午前3時30分過ぎに外の様子を確認したところ、ほとんど雪はありませんでした。それが、朝起きた時に雪が積もっていて驚きました。



ほどよく降る雪は街並みのアクセサリー

金沢に限らず、日本海側の都市では雪を想定した街づくりがなされています。言葉を変えると、雪景色が似合う街並みを作っていると言えるでしょうか。ほどよく降ってくれる分には、雪は街並みを彩るアクセサリーとなってくれます。

このページでは、2022年~2023年に見られる金沢の第1弾の雪景色をご紹介します。

石川四高記念公園

兼六園の松には雪がこんもりと

この冬最初の積雪となった兼六園では、冬の風物詩である雪吊りが本来の役割を果たしています。雪吊りは、松などの落葉しない木の枝が雪の重みで折れないように施されています。

松の枝にこんもりと積もった雪の重みで縄がビンと張られた雪吊りは、冬の金沢を代表する景観です。私が撮影した時には、運よく松の後方に青空が広がっていました。吹雪の日でも、雪雲の隙間から青空が見えるタイミングがあります。

「雪雲」は「雨雲」に比べて固まっていることから一斉に掃ける瞬間があるのです。青空が出たと思ったら、あっという間に雪雲に覆われて吹雪になるのですが、カメラがご趣味の方は、雪雲が掃けるタイミングをじっと待つのも良いでしょう。

冬の兼六園のシンボル・唐崎松

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坂道は上りよりも下りに注意

雪が積もった坂道や階段では、当然のことながら上りよりも下りに注意です。金沢は、小立野台地の先端に金沢城が築城され、お城を中心に市街地が広がっていったことから、観光エリアには坂道や階段が多くあります。

特に階段を下る際には、恥ずかしがらずに手すりに摑まって、一歩ずつゆっくりと下りてください。

せせらぎ通り

金沢は雪の似合う街です

北陸地方は世界でも有数の豪雪地帯だというコメントをよく耳にしますが、金沢は氷点下になることは滅多になく、しんしんと雪が降っていても気温が2度とかあるものですから、1週間も降雪ゼロですと雪が完全に解けてしまいます。

このことから、金沢で生まれ育った私には「世界有数の豪雪地帯」という認識はありません。ただ、確かに雪が似合う街並みだと思います。

兼六園の雪吊り以外でも、長町武家屋敷跡や主計町茶屋街などは本当に雪が似合う街です。雪模様のお天気でも風がそれほど強くないと感じましたら、ぜひ雪景色の金沢を歩いてみてください。

長町武家屋敷跡

金沢は都市型テーマパーク!

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JPCZはロシアンルーレット

今年の冬に入ってJPCZ (日本海寒帯気団収束帯)という言葉がメディアで報じられるようになりました。三重大学の立花義裕教授がJPCZを「線状降雪帯」と名付けましたが、日本海寒帯気団収束帯よりも線状降雪帯の方が理解しやすいですね。

線状降雪帯とは、北朝鮮からロシアにかけての山脈にぶつかった寒気が二手に分かれて、山脈から日本海に回り込んで合流することで、北西から南東に向かって細長い雪雲の帯ができ、日本海側に豪雪をもたらすものです。

細長い雪雲の帯ですので、局地的にドカ雪が降ることになります。今回は新潟県の中越地方に線状降雪帯がかかりましたが、少し西にずれていれば金沢が豪雪になっていました。

青森から鳥取までの日本海側では、毎年どこかで記録的な豪雪になります。2018年の1月には、金沢でドカ雪が降りました。ひと冬で2回もドカ雪に見舞われました。線状降雪帯はまるでロシアンルーレットのようです。

金沢で一番の繁華街・香林坊

金沢と富山では積雪量が違います

太平洋側から冬の北陸にお越しになる方は、金沢と富山で積雪量が違うことを認識しておくと良いかと思います。線状降雪帯は北東から南西に斜めに伸びていることから、金沢と富山の両方で記録的な豪雪になることは滅多にありません。

2018年は石川県南部と福井県北部が豪雪に見舞われましたが、富山県はそれほどでもありませんでした。その翌年に富山市で1mを超える記録的な積雪量となった際には、金沢でもまとまった雪が降りましたが災害レベルではありませんでした。

金沢を含む石川県南部と福井県北部の積雪量はわりと同じです。一方、富山県と積雪量が近いのが能登半島です。

私は気象予報士でもありませんし、自然が相手ですから断言はできませんが、冬の積雪に関しては金沢=福井、能登=富山と覚えておくと、旅行プランを組む際の参考になるのではないでしょうか。3月上旬まで、金沢は気の抜けない季節を過ごします。

金沢城の石垣も雪化粧

Kanazawa Topics

主要な観光名所は8つ+金沢駅

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金沢がイメージできるページです

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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

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バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

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金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

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