2022.1.21掲載
今年はいつもの冬よりも寒い冬になっていますね。私は県外から訪れる方をご案内することがありますが、太平洋側からお越しになられる皆様からは、必ずと言っていいほど旅行当日の積雪を心配するメールが送られてきます。
1月下旬に差し掛かる現在までの状況を元に、今年の冬の金沢の積雪量を予想しますと、今年は普通の冬です。10~20cmほど雪が降ってもすぐに溶けて、また10~20cmほど積もってすぐ溶ける。その繰り返しになりそうです。
この記事を書いている1月21日現在の金沢を一言で表現すると「雪化粧」です。360度どこを見回しても白一色という白銀の世界ではなく、薄っすらと地面を覆う薄化粧といった感じです。
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北陸新幹線は雪に強いので安心
薄化粧ですので、歩道にも雪はほとんどなく、つるっと滑ることだけを注意していれば問題なく歩くことができます。また、屋根雪も少ないことから、屋根からの落雪で大きな被害を受けることもありません。
心配なのが金沢までの足ですが、北陸新幹線については、雪に強い北陸新幹線のイメージどおり全く問題なく運行しています。
石川県内の在来線については、これまでのところは運休や遅延はほとんどありませんが、福井県でまとまった雪が降りますと、大阪からのサンダーバートと名古屋からのしらさぎが福井県内でストップしますのでご注意ください。
関西圏や東海圏からお越しの方で、運悪く金沢からの帰りの特急がストップした時には、遠回りになりますが、東京まで北陸新幹線で行って、東京駅で東海道新幹線に乗り換えればご自宅へは帰ることができます。
お天気の急変はよくあることです
冬の金沢は、1日の中で空模様がコロコロと変わるのが特徴です。吹雪いていたと思ったら、ある瞬間に雪雲がさあーっと掃けて青空が広がり、やった-!晴れた!と喜んでいると、あっという間に厚い雲がかかってまた吹雪。
お天気がコロコロと変わるのは冬の金沢ではよくあることですので、雪時々曇りという予報が出ている日に金沢観光をされる方は、天候の急変には一喜一憂しないでください。一日中が運試しという感覚でお楽しみください。
ひとつ安心できることを申しますと、記録的な豪雪の日は朝から晩まで雪が降り続きますから、お天気がコロコロ変わる日は、それほどの積雪にはならないのだと思って良いでしょう。
弁当忘れても傘忘れるな
冬の金沢観光のアドバイスです。金沢には「弁当忘れても傘忘れるな」という言い伝えがあります。間違っても、出掛ける時に青空が広がっているので傘を持たずに出た、ということがないようにご注意ください (笑)。
それから、持ち歩くのが邪魔でも、折り畳み傘よりは普通の傘の方が遥かに良いです。
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その年の豪雪地は12月に分かります
冬の季節に太平洋側から日本海側へ旅行される際に最も気になるのは積雪ですよね。そこで、太平洋側にお住まいの方に、冬の時期での日本海側への旅行先を選ぶ際のポイントをお教えしましょう。
青森から鳥取~松江にかけての日本海側では、毎年どこかで記録的な豪雪になります。しかし、日本海側の全てが豪雪になるわけではなく、一部の地域だけに市民生活に大きな影響を与えるドカ雪が降ります。
不思議なことにドカ雪は同じ地域に何度も降ります。逆に、その冬で最初のドカ雪を免れた地域は例年並みの積雪です。ちなみに、金沢が豪雪に見舞われた2018年には、TBSの「ひるおび」取材班が金沢に2度も足を運びました。
北陸地方に限りますと、石川県と富山県では積雪量が違います。石川と富山の間に倶利伽羅(くりから)峠という山道があり、峠を境に雪雲の量が違うのです。どちらかが記録的な豪雪となっても、もう一方は普通の大雪というレベルです。
石川県はタテに長い県で、金沢を含む加賀地方は福井県の積雪量と似ています。一方の和倉温泉のある能登地方は富山県の積雪量と似ています。どうぞ参考にしてください。
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