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金沢でも海外からの観光客が増えてきました

2022年11月19日

2022年11月18日付の北國新聞に、10月11日に入国規制が大幅に緩和されて以降、石川県内の訪日旅行者が増えてきているという記事が掲載されていました。

記事によると、10月に兼六園を訪れた外国人は6,840人で、前年の同月と比べて10倍に増えました。今年の6月以降、徐々に入園者が増えていましたが、10月以降は外国人の短期滞在ビザが免除されたことで、9月の2,232人から3倍に急伸しました。

10月の入園者数は、新型コロナの流行が本格化した2020年3月以降、単月では最多となります。コロナ以前の2019年10月の48,496人と比べると少ないものの、石川県の担当者は「訪日意欲は確実に高まってきている」と手ごたえを感じています。

兼六園で最も外国人観光客を目にする桂坂口



海外メディアへのPR活動が活発

入国制限の緩和に伴い、国や石川県などは海外のメディア関係者を招き、石川観光をPRする事業を次々に実施しています。

11月に入って、上旬に台湾のメディア関係者が加賀地域や金沢を巡るツアーを楽しんだ他、16日からは世界のアートや観光を紹介するウェブサイトを運営する米国の2人が石川県内の観光の魅力を体感しました。

また、25日~27日には、シンガポールとタイのウェブメディア関係者、SNSで発信力のあるインフルエンサーが石川入りします。

伸びが目立つシンガポールとタイ

シンガポール、タイは訪日外国人客の中でも伸びが目立っています。10月の兼六園入園者では、両国を含む東南アジアが前月の5.5倍となる748人となり、最多となった欧州の1,503人、米国の1,304人に次ぐ水準でした。

訪日韓国人客をめぐっては、台湾のエバー航空が来春に小松-台北便の運航を再開する見通しで、実現すれば海外からの誘客に一段の追い風が吹くと見られています。

日本武尊像は日本最古の屋外の人物の銅像

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金沢で中国語を話す人の8割が台湾

金沢の外国人観光客の傾向においては、他の観光都市には見られない大きな特色があります。それは中国本土からの観光客が極めて少ないことです。金沢で中国語を話す観光客の8割が台湾からの観光客です。

台湾の烏山頭ダムの完成に尽力し、台湾の教科書にも載っている水利技術者の八田與一さんが金沢の出身であることから、台湾で語り継がれる偉人の故郷ということで訪れる方が多いものです。

ちなみに、コロナが中国で大爆発した第1波の頃、金沢を訪れる台湾の方は胸に「台湾人です」と書かれたバッジを付けていました。

日本最古の噴水は水圧で噴き出す省エネ

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金沢は都市型テーマパーク!

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欧米からの観光客も増えてきました

中国本土から訪れる方が少ないという話しをしましたが、中国だけではなく韓国からの観光客もほとんど目にしません。また、ASEAN諸国からの観光客も、首都圏や近畿圏に比べて遥かに少ないのではないかと思います。

コロナ前は、金沢を訪れる外国人の中心はイタリア人で、フランス、スペインといったラテン系のヨーロピアンに大人気でした。さらにイギリスやドイツからの観光客も増えてきていたところでした。

おっとりとした街並みがヨーロッパの人たちに気に入られたようです。

英語を耳にすることが増えた印象

以前は「これはイタリア語かな?それともスペイン語?」という感じだったのですが、私の印象としては、今年の秋頃からは英語を話す人たちが増えているように思えます。

もう少し正確に言いますと、英語を話す人が増えたというよりも、イタリア語を話す人が減ったという感じなのですが、もしかすると、欧州から日本を訪れる人がそれほど回復していないのかもしれませんね。

西田家庭園玉泉園のお茶室にも欧米のお客様

外国人の大多数がマスク着用

この記事を書いている11月19日の時点では、コロナの第8波の入口に差し掛かったというニュースが増えています。テレビの情報番組では、マスクに抵抗のある欧米からの観光客が、意外とマスクをしてくれているという論調を目にします。

私も同感です。欧米からの観光客の多くが屋外でもマスクをしてくれています。密になることのない屋外でもマスクをしてくれている姿を見て、私は思わず「屋外ではマスクを外しても良いですよ」と日本語で話しかけてしまったほどです。

賛否両論はありますが、金沢にもコロナ前の光景が戻ってきています。

欧米の観光客に大人気の武家屋敷跡 野村家

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主要な観光名所は8つ+金沢駅

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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

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バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

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金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

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