主計町茶屋街が3分でわかる画像集

3分でわかる画像集シリーズ#5

金沢の三茶屋街のひとつ・主計町茶屋街は、ひがし茶屋街とは浅野川大橋を挟んで対角線上に位置しています。

昼間の主計町は、ひがし茶屋街とは対照的に営業しているお店も少なくひっそりとしています。少し前までは、あまりの人通りの少なさに、主計町ファンの私としては内心忸怩たる思いがありましたが、最近では欧米からの観光客を中心に人通りが増えてきました。

この街は、金沢の三文豪の一人である泉鏡花ゆかりの街です。鏡花は自宅から久保市乙剣宮を通り抜け、暗がり坂を下って、中の橋を渡って小学校に通っていたと聞きます。

また、作家の五木寛之さんも主計町を舞台とした小説を書かれています。かつてのお茶屋の建物で営業しているカフェの2階のお座敷で、ゆかりの作家に思いをはせるのもお奨めです。



主計町茶屋街を写真でご紹介します

浅野川沿いの表通り

浅野川沿いに続く主計町(かずえまち)の表通りは、金沢の和文化を体感できる道です。昼間の時間帯は眠りに付いているかのような静けさです。近年は欧米からの観光客の姿が目立って増えています。

浅野川大橋から眺める主計町茶屋街
日影になる時間が多い表通りは和の趣き
3階建ての茶屋建築が主計町の特徴です
お花見の季節にはぼんぼりが並びます
カフェの2階から眺める浅野川大橋(彩賀)
ドクターXスペシャルのロケ地・中の橋
中の橋の袂にある主計町緑水苑
中の橋から眺める主計町茶屋街

お客様は1日1組です
金沢旅行での観光ガイドを承ります



裏通りも風情たっぷり

表通りから路地に入ると閑静な裏通りに出ます。狭い路地には、遊び慣れた男しか入ってはいけないような厳しさを感じます。主計町事務所に隣接する「暗がり坂」は、カップルにとっての最高の撮影スポットです。

表通りから裏通りへと通じる路地
裏通りはタイムスリップの感覚
暗がり坂

主計町茶屋街の見どころ#2

主計町事務所は芸妓さんのお稽古場
ずっと名無し坂だった「あかり坂」

主計町茶屋街の見どころ#3

現役のお茶屋は5件

主計町茶屋街では、今も「一葉」「仲乃家」「まゆ月」「えんや」「み笑」の5軒のお茶屋が営業しています。時折、芸妓さんのお稽古場となっている主計町事務所から、三味線や鼓の音色が漏れ聞こえてくるのも風流です。

一葉
仲乃家
まゆ月
えんや

金沢は都市型テーマパーク!

トップページの観光メニューへ

行程はオーダーメイドです
金沢旅行での観光ガイドを承ります



作家の五木寛之氏ゆかりの街

主計町は作家の五木寛之さんゆかりの街です。表通りにある鍋料理店の前には、1971年(昭和46年)の作品『浅の川暮色』の文学碑が置かれている他、五木さんが命名した「あかり坂」に記念碑が設置されています。

浅野川沿いにある「浅の川暮色」の文学碑
あかり坂は五木寛之さんが命名しました

主計町茶屋街の見どころ#4

ここは鏡花の通学路

幻想文学で知られる泉鏡花は、主計町の隣町の下新町で生まれました。鏡花の生家跡は泉鏡花記念館となり、生家前の道は「新町・鏡花通り」と名付けられています。文学碑などの鏡花ゆかりの碑が随所に見られます。

鏡花の生家跡にある泉鏡花記念館
記念館の向かいには「照葉狂言」の文学碑
「照葉狂言」で紹介された新町・鏡花通り

主計町茶屋街の見どころ#5

鏡花の遊び場だった久保市乙剣宮
暗がり坂は下っていく方が風情があります
暗がり坂下にある「照葉さくら命名の記」
中の橋のたもとにある「化鳥」の文学碑

夕暮れとともに目覚める街

主計町は夕暮れとともに目覚める街です。お茶屋、料理店、バーなどに明かりが灯り大人の雰囲気を醸し出しています。夕食後にもう少し遊びたい方は訪れてみてはいかがでしょうか。女性同士でも安心して歩けます。

夜の帳が下りると街が目覚めはじめます
遊び慣れた殿方を待つ裏通り

主計町茶屋街の見どころ#1

主計町茶屋街への行き方

主計町茶屋街の関連ページ

主計町茶屋街の見どころ

主計町茶屋街への行き方


主計町茶屋街の周辺スポット

主計町茶屋街から他の観光名所へ

主要な観光名所は8つ+金沢駅

金沢旅行の予備知識 #4
外観から入る街・金沢は公衆トイレが綺麗です



ご旅行前に知りたい情報は?

金沢がイメージできるページです

1

金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

2

金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

3

バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

4

金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

このサイトのトップページへ

金沢観光の-MENU-になります

時間を買う感覚でご活用を
金沢旅行での観光ガイドを承ります



  • この記事を書いた人
  • 最新記事

金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

2018年3月10日