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(from Higashi-Chayagai)

ひがし茶屋街と主計町茶屋街との位置関係

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3つの茶屋街の中で “廓” ではなかった主計町

21世紀に入って金沢の新しい観光名所として整備された、ひがし・にし・主計町の3つの茶屋街ですが、なぜ、「東」「西」ときて主計町だけ方角が付いてないの?と思われる方も多いことでしょう。

主計町に方角が付いていない理由は、主計町が「廓(くるわ)」ではなかったからです。

ひがし茶屋街にし茶屋街は、その昔、周囲に塀が張り巡らされ一般社会と完全に遮断されていました。塀で囲まれたエリアのことを廓と呼びますが、金沢ではお城からの方角によって「東の廓」「西の廓」と呼ばれていました。かつては「北の廓」もあったそうです。

「東の廓」と「西の廓」が、ひがし茶屋街、にし茶屋街と改められたのは21世紀に入ってからです。

主計町については廓ではなかったことから町名で呼ばれたのです。また、金沢城から見ると、ひがし茶屋街と同じ「東」の方角に位置していることも、方角が付かなかった要因のひとつだったかもしれません。

少し回り道をしましたが、ひがし茶屋街と主計町茶屋街は、浅野川を挟んで浅野川大橋の対角線上に位置する隣町です。

ひがし茶屋街にお茶屋が入りきらなくなったことで、対角線上の川沿いに新しいお茶屋が建てられるようになり、それが主計町茶屋街になりました。

ひがし茶屋街からは最初に信号を渡ります

ひがし茶屋街のメインストリートから主計町茶屋街の表通りへは距離にして350mほどです。信号待ちの時間を入れても5分程度で到着できるのですが、行き方を間違えると遠回りになってしまいますので注意してください。

ひがし茶屋街のメインストリートから大通りへと向かう路地

ひがし茶屋街から大通りへと向かう東山木町通り

行き方のポイントは、どの信号を渡るかです。ひがし茶屋街から東山木町通りを歩いて大通りに出て、左手に行くと浅野川大橋があります。

その先に兼六園や近江町市場へと通じる橋場交差点があるのですが、主計町へは浅野川大橋の手前の信号を渡ってください。

と言うのは、手前の信号を通り過ぎてしまうと、橋場交差点まで行って信号を渡って逆戻りすることになるからです。

ひがし茶屋街から主計町茶屋街へは橋の手前の信号を渡ります

ひがし茶屋街から主計町茶屋街へは橋の手前の信号を渡ります

万一、逆戻りすることになったとしてもロスをする距離は200mもありませんが、浅野川大橋から眺める主計町の街並みはとても風情がありますので、ぜひ浅野川大橋の手前で信号を渡って、主計町を眺めながら橋を渡られることをお奨めします。

浅野川大橋から眺める主計町茶屋街はとても風情があります

浅野川大橋から眺める主計町茶屋街はとても風情があります

徳田秋聲記念館~梅ノ橋~泉鏡花記念館

ひがし茶屋街から主計町茶屋街へと向かう際に、文学がお好きな方へのお薦めのルートをご紹介します。

少し遠回りになりますが、“秋聲のみち” から徳田秋聲記念館を見学して梅ノ橋を渡り、対岸の “鏡花のみち” に置かれている泉鏡花原作の「瀧の白糸像」を見てから、主計町の裏手にある泉鏡花記念館に立ち寄り、暗がり坂を下って主計町に入るという “粋” なルートです。

梅ノ橋から見る徳田秋聲記念館

梅ノ橋から見る徳田秋聲記念館

梅ノ橋から鏡花のみちを歩いて大通りに出るところに「橋場町」の石碑がありますので、その石碑を左手に行くと橋場交差点です。

“鏡花のみち”からは橋場町の石碑を左手に行きます

“鏡花のみち”からは橋場町の石碑を左手に行きます

泉鏡花記念館へは橋場交差点を渡って浅野川大橋の方向に戻ることになりますが、橋の手前に「新町・鏡花通り」と記された案内看板が出ていますので、その路地を上り切ると左手が泉鏡花記念館です。

新町・鏡花通りへの入口

新町・鏡花通りへの入口

鏡花の世界に触れた後は、久保市乙剣宮の鳥居の手前に置かれている泉鏡花の『照葉狂言』の一節に眼を通すのもいいでしょう。そして、久保市乙剣宮の境内を通り抜けて、“暗がり坂” から主計町茶屋街へと入って行きます。

久保市乙剣宮の境内から暗がり坂にかけてのルートは、泉鏡花が小学生の時に通った道です。ちなみに泉鏡花と徳田秋聲は、学年は違うものの、同じ小学校に通いお互いの顔は知っている間柄だったと聞きます。

文学ファンの方には、橋場交差点の角にある金沢文芸館を経由して泉鏡花記念館~主計町へと向かうのもお奨めです。

金沢文芸館には、主計町茶屋街をご贔屓にしている作家の五木寛之さんの「五木寛之文庫」があります。

金沢文芸館を回られる際には、橋場交差点を渡って左手にある柳宗理記念デザイン研究所の建物を通り抜けると泉鏡花記念館です。

また、柳宗理記念デザイン研究所や、その隣の金沢蓄音器館に立ち寄られるのもいいでしょう。

橋場交差点を直進すると兼六園方向です

鏡花のみちからは橋場交差点を渡って戻ってくる形になります

ひがし茶屋街と主計町茶屋街は何度も行き来できる距離です


主計町茶屋街の周辺にある「観光してみたいかも」スポット

泉鏡花記念館 | 金沢蓄音器館 | 金沢文芸館 ひがし茶屋街 | 徳田秋聲記念館 | 金沢市立安江金箔工芸館

観光名所から観光名所への距離と徒歩時間


主計町茶屋街から他の観光名所への行き方

ひがし茶屋街へ | 金沢城公園へ | 兼六園へ | 金沢21世紀美術館へ | 近江町市場へ | 長町武家屋敷跡へ

※にし茶屋街へは近江町市場経由となります


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主計町茶屋街は金沢の和文化を表現した街