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Kanazawa-Castle*11
(Hakuchoro)

お堀通りと大手堀を結ぶ緑豊かな憩いの場

金沢城公園の周囲の道は絶好のお散歩コースで、お城の周りをぐるりと周回することができます。

金沢城公園と兼六園の間を走るお堀通り(百閒堀)をはじめ、水と緑が融合している大手堀といもり堀や、尾崎神社尾山神社の間にある土塀などでは、ゆっくりと歩きながら金沢の雰囲気を感じることができます。

周回コースの中でも、私のお気に入りのポイントはお堀通り(百閒堀)と大手堀を結ぶ白鳥路(はくちょうろ)です。

緩やかに蛇行しながら続く300mほどの遊歩道で、道の両サイドには緑の木々が整備されています。また、静寂の中で大手堀に向かって流れている小川のせせらぎが聞こえてきます。

この遊歩道は江戸時代までは白鳥堀という名のお堀でした。城内への侵入者を察知するためにお堀に水鳥を放していたことから「白鳥堀」と名付けられ、お堀が埋め立てられた後は白鳥路という呼び名になりました。

お洒落な名前の遊歩道は、ひがし茶屋街と兼六園を歩いて移動される際のルートのひとつです。特に和服姿で移動される方には絶好の撮影スポットと言えるでしょう。

緑に囲まれた散歩道

緑に囲まれた散歩道

アート作品を眺めながらロマンチックな気分に

現在の白鳥路は、並木道の沿道に20体の彫刻が並ぶアートの道となっています。あたかも無料の屋外美術館のような雰囲気です。

アートに興味のある方でしたら、美術界で名の知られたアーティストの作品に出会えるかもしれませんね。

ちなみに私は下の写真のアートが一番好きです。物思いに耽る女性を描いた作品ですが、恵まれない自らの境遇に悩んでいるようにも見えますし、好きな男性に思いを馳せているようにも見えます。皆さんの自分だけのお気に入りの作品を見つけてはいかがでしょうか。

清流(富永立樹氏作)

白鳥路では自分の好きな作品を見つけるのも楽しみのひとつ

金沢は大人数でお越しになるよりも、一人旅や二人旅で、歴史と伝統が醸し出す雰囲気にしっとりと身を委ねる過ごし方が向いている街です。

人生を見つめ直す旅や、失恋の痛手を癒す傷心旅行に向いていると言えるかもしれません。長年連れ添ってきたご夫婦でしたら、ご主人の定年退職やお子さんの独立を機に、久しぶりに二人きりでゆっくりと過ごされるのもいいかと思います。

そのようなシチュエーションでは白鳥路は最高のお散歩コースです。

アート作品を鑑賞しながら、ベンチで休憩しながら、ロマンチックな気分に浸るのもいいでしょう。また、兼六園の周辺には和菓子屋さんやお煎餅屋さんがありますので、1つ2つお買い求めになって白鳥路で召し上がるのもお勧めです。

金沢の三文豪の像もあります

白鳥路は無料の屋外美術館のようにアート作品が並んでいますが、その中には金沢が生んだ明治から昭和にかけての三文豪である泉鏡花、室生犀星、徳田秋聲の3人の像が展示されています。

観光で金沢を訪れる方の中には、なぜこの場所に三文豪の像があるのだろう?とか、何かの所縁の場所なのだろうかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、歴史的な背景はないと思います。純粋に市民の憩いの場所に、三文豪の像を設置しただけなのではないでしょうか。

金沢城公園と兼六園に行かれる際には、ぜひ白鳥路にもお立ち寄りください。

金沢の三文豪の像:右から徳田秋聲、泉鏡花、室生犀星

金沢の三文豪の像:右から徳田秋聲、泉鏡花、室生犀星

白鳥路を彩るアート作品

以下に白鳥路で屋外展示されているアート作品をご紹介します。順番は、金沢城の正門である大手門に近い入口から兼六園に向かって並べています。

白鳥路の入口に展示されている白鳥の像以外の作品は、全て人間がモデルになっています。大手門に近いエリアでは裸体像が目立ちますが、兼六園に近づくにつれて服を着た作品が増えていきます。

白鳥路のアート作品は白鳥の像から始まります

いずみ

愛の十字架

韻(畫間 弘氏作)

陽が昇る時

高い高い

青春の譜

寛ろぎ(吉田鎮雄氏作)

ちいさな願

女立像

雨あがり

街角(松田尚之氏作)

健やかに(田中昭氏作)

清流(富永立樹氏作)

金沢城公園への行き方


金沢城公園の周辺にある「観光してみたいかも」スポット

兼六園 | 金沢21世紀美術館尾山神社 | 尾崎神社 | 寺島蔵人邸


Kanazawa-Castle
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白鳥路からは、ひがし茶屋街へも徒歩10分ほどで到着します

金沢城公園で21世紀に復元された藩政期の姿