お散歩コース

小立野通りの出発点は奥村助右衛門家の板塀

2016年6月4日

金沢のお散歩コース#19

金沢は気ままにお散歩するのに向いている街です。ゆっくりと時間を気にせずに街中を散策していると、観光ガイドには載っていないのだけれど、ちょっとした風情のある景色に出会うことがあります。

兼六園の裏門とも言える小立野口から一直線に伸びる小立野通りも、藩政期の趣きを感じる道です。

お散歩がお好きな方でしたら共感していただけると思うのですが、散歩が趣味という人は、一直線に伸びる道を見ると行けるところまで行ってみたくなりますよね。

特に、小立野通りは藩政期からの板塀が続く道ですので、吸い寄せられるように足を踏み入れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

小立野通りを彩る藩政期からの板塀




藩政期からの板塀と明治時代の洋風建築

小立野通りは、旧町名が復活した下石引町(しもいしびきまち)と飛梅町(とびうめちょう)からはじまります。

下石引町は加賀八家のひとつに数えられる奥村宗家の上屋敷があった場所です。加賀藩の奥村家といえば、アニメファンの方でしたら『花の慶次』の奥村助右衛門を思い出される方も多いと思いますが、まさにその奥村家です。

奥村家の上屋敷があった場所は、現在は金沢医療センターという国立病院機構が運営する総合病院となっています。

奥村家の板塀

辰巳用水

下石引町から飛梅町にかけて板塀が続き、歩道と板塀の間には国の史跡に指定されている辰巳用水が流れています。辰巳用水は1632年(寛永9年)に、3代藩主・前田利常の命を受けた板屋兵四郎が完成させたと伝えられています。

辰巳用水は小立野口のあたりで分水され、分流は兼六園へと流れ込んでいきます。そして、霞ヶ池と瓢池を経由して再び市中へと流れ出て行きます。

旧奥村家の板塀に沿って歩いて行くと洋館の建物を目にします。この建物は、金沢の人たちに古くから親しまれてきたミッションスクールの施設で、藩政期の板塀に洋風建築が自然に溶け込んでいます。

和風の板塀と洋風建築が調和しています

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天徳院への直線道路は藩政期からの道

小立野通りを彩る藩政期の板塀はウィン館を過ぎたあたりで終わりますが、一直線に伸びる道は「天徳院」に向かって続きます。天徳院は3代藩主・前田利常の正室・珠姫のお寺として知られ、寺院めぐりがお好きな方の間では観光スポットとなっています。

兼六園の小立野口から「珠姫の寺 天徳院」までは1.5kmほどの距離です。不動産業界で使われている80m=1分という計算式に当てはめると20分ほどの所要時間です。

曲がりくねった道が多い金沢にあって、小立野通りは兼六園から一直線に伸びていることが特徴です。兼六園が作庭される以前の古地図にも、天徳院へと通じる直線道路が記されています。

さて、限られた日程の中で「天徳院」まで歩く時間的余裕がないという方は、どのあたりで引き返せばいいのだろうと思われるかもしれませんね。小立野通りからの引き返しポイントは2つあります。

本多の森へと続くT字路

金沢くらしの博物館

1つ目のポイントは、北陸学院ウィン館を過ぎて藩政期の板塀が終わるあたりに見えてくるT字路です。そのT字路は本多の森へと入る道で、本多の森ホールの敷地を緩やかにカーブして広坂へと通じています。晴れた日には絶好のお散歩コースです。

2つ目の引き返しポイントは金沢くらしの博物館です。ここは金沢の昔のくらしを紹介するミュージアムで、1899年(明治32年)に建てられた旧制金沢二中の三尖塔校舎を活用しています。

ちなみに、金沢くらしの博物館の建物は国の重要文化財に指定されています。

金沢くらしの博物館

小立野通りの周辺スポット

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金沢がイメージできるページです

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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

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バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は600円です。路線バスの200円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

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金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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