21世紀の金沢は運の良い街だと思います

金沢旅行の予備知識#3

近年の金沢は運も味方につけているようです。北陸新幹線の開業前日の金沢は、冬の終わりに時々ある、みぞれ交じりの猛烈な嵐でした。そして、翌日の天気予報もあまり良いものではありませんでした。

2015年3月14日。金沢市民が40年以上も待っていた北陸新幹線の開業日。この日は前日の悪天候からは信じられないほど朝から青空が広がり、全国ネットのテレビでは、最初の新幹線が金沢駅に到着する模様が生中継されました。

その後も不思議と週末だけは良いお天気が続きました。

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金沢駅が世界で最も美しい駅に

21世紀の金沢には、お天気以外にも幸運なことがありました。

最大の幸運は、米国の旅行雑誌の『トラベル&レジャー』で、金沢駅が世界で最も美しい駅のひとつに選ばれたことでしょうね。日本の駅で選ばれたのが金沢駅だけだったことで、金沢駅は観光名所となりました。

金沢旅行での観光ガイドを承ります

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調査した年は東京駅が工事中

金沢にとってラッキーだったのは、この調査が2011年に実施されたことです。この頃は、東京駅のレンガ造りの駅舎がリニューアル工事の最中でした。

世界の14の駅が“最も美しい駅”に選ばれていますが、金沢以外の13都市は、その国の首都であったり、世界的に知られる大都会であったりと、その国以外の人にも知られている都市でした。

金沢以外の13都市は以下のとおりです。

ワシントンDC（米国）
ニューヨーク（米国）
ロサンゼルス（米国）
ロンドン（英国）
パリ（フランス）
マドリード（スペイン）
イスタンブール（トルコ）
アントワープ（ベルギー）
ポルト（ポルトガル）
ムンバイ（インド）
クアラルンプール（マレーシア）
メルボルン（オーストラリア）
マプト（モザンビーク）

ご覧いただいてお分かりのとおり、その国の人しか知らない都市は金沢だけでした。

東京駅のシンボルである赤煉瓦の駅舎が、2階建てから3階建てにリニューアルオープンしたのは2012年のことです。もし、トラベル&レジャー誌の調査が1年遅ければ、日本から選ばれていたのは東京駅だったでしょう。