2022年3月8日付の北國新聞に、まん延防止措置が延長された金沢で観光客が増えたいるという記事が掲載されていました。
石川県内全域を対象とするまん延防止措置の再延長が決まった7日の月曜日、金沢市中心部の観光名所は修学旅行生や卒業旅行に訪れた人で賑わいました。飲食店には休業を知らせる張り紙がされる一方で、列をつくる店もありました。
ひがし茶屋街では、若い女性が着物でそぞろ歩きする姿や、家族連れが買い物を楽しむ姿が見られたそうです。

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兼六園も人出が戻りつつあります
兼六園には若者のグループが多く訪れ、散策を楽しみました。7日の入園者数は2,735人で、日曜日だった6日の2,244人を上回りました。担当者によると、昨年3月の第1週の月曜日よりも多かったとのことです。
記事では、金沢市内でフランス料理店を営む男性の「延長を気に留めていないお客さんも多い」とのコメントも掲載されていました。

観光客の方はマスクをしてくれています
北國新聞の記事は、執筆した記者が、観光客が増えたことを歓迎しているのか危惧しているのかが全く分からないものでしたが、私は、個人的には大都会である東京や大阪からの観光客に対しては歓迎する気持ちの方が強いです。
とは言うものの、1月中はオミクロン株がさらに変異をして強毒化することを心配していました。
その後、ステルスオミクロンという変異種が出たものの、この原稿を書いている3月8日現在、デルタ株のような重症化リスクの高い株ではないようですので、経済を回す方向に舵を切るべきだと考えています。
もうひとつ、私が観光客を歓迎する理由は、観光客の方はきちんとマスクをしてくれているからです。私は観光で訪れる方をガイドすることがありますが、飲食の場での黙食やマスク会食への意識が、金沢の人たちと比べて遥かに高いです。
確かに、北陸3県では石川県の陽性者数が突出していましたので、観光客から感染した例がゼロとは言いませんが、現状は、巷で言われているほどのリスクではないものと私は思っています。

北陸では金沢が東京でした
感染拡大地域に対する偏見については、実は、金沢は北陸3県においては「東京」の位置づけです。
第1波の時には「今日の富山県の感染者は4名で2名が石川県に滞在歴あり」とか、「福井県では新たに3名の感染が確認されましたが、そのうちの2名は金沢にお買い物に行っていました」というように金沢が目の敵にされていました。
また、今年の1月末から2月上旬にかけて、石川県内の陽性者数が一気に増えた時には、富山県のラジオで「今は金沢に行ってはいけませんよ」と呼び掛けられていたと聞きます(笑)。
ちなみに、3月8日の北陸3県の新規陽性者数は、石川県が165名、富山県が423名、福井県が433名と、いつの間にか石川県が最も少なくなりました。もちろん日によって順位は変わりますが、石川県だけが突出することはなくなりました。

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修学旅行生が増えました
全国の観光都市の例に漏れず、コロナ禍は金沢にも大打撃をもたらしました。その一方で、修学旅行先に金沢を選ぶ学校が飛躍的に増えました。北海道や沖縄に行っていた三大都市圏の学校が、行き先を金沢に変更する例が激増したのです。
2021年12月11日付の北國新聞によると、首都圏、中京圏、関西圏の三大都市圏に限定した修学旅行数は、2020年度が89校だったのに対し、2021年度は233校と急増しています。内訳は首都圏が113校、中京圏79校、関西圏41校となっています。
北海道や沖縄から金沢に行き先を変更した理由として、1.三大都市圏から比較的近い。2.観光名所がコンパクトにまとまっているので短期間で観光しやすい。3.生徒に感染者が出た際に保護者が迎えに来やすい。などがあります。
中京圏に比べて関西圏の学校が少ないのは、もしかすると、関西圏の学校では、鳥取砂丘~松江~広島~岡山といった中国地方ルートの学校が多いのかもしれませんね。
とにかく、一日も早くコロナが完全に収束してほしいものです。

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