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トレインパーク白山にドクターイエローが常設展示

石川県白山市の高速鉄道ビジターセンター (愛称:トレインパーク白山) に、東海道・山陽新幹線の点検車両として活躍した「ドクターイエロー」が常設展示されました。

ドクターイエロー (正式名称:新幹線電気軌道総合試験車) は黄色の外観が特徴で、滅多にお目にかかれないことから、鉄道ファンの間では「幸せの黄色い新幹線」として親しまれてきました。

現在は、展示車両の周囲には柵が張り巡らされていますが、地元メディアによると、JR西日本の石原支社長は「中を見ていただくことも検討したい」と述べたとのことです。

無料ゾーンに屋外展示されています

参考記事
新幹線のミュージアム「トレインパーク白山」が開業



名古屋のリニア・鉄道館からの移転

北國新聞の記事によると、今回、トレインパーク白山に常設展示されたのは「T3編成」と呼ばれる車両です。

T3編成は1979年に製造され、東海道・山陽新幹線の点検車両として使用されました。後継の「T4編成」に後を託して2005年に引退した後、先頭車両が名古屋市のリニア・鉄道館で今年の5月26日まで展示されていました。

リニア・鉄道館では、今年の1月に引退したT4編成の展示が6月14日からスタートしています。そして、トレインパーク白山では6月20日からT3編成の展示がスタートしました。

地元の子供たちにとっては「WELCOME」

古い方が価値が出るかも

T3編成とT4編成の外見上の大きな違いは先頭部分 (ノーズ) です。T3編成のノーズは、1964年にお目見えした最初の新幹線と同じ卵型で、T4編成は現在の新幹線ノーズの基本形である先端の低いデザインです。

私は、当初は名古屋のリニア・鉄道館のお下がりがトレインパーク白山に回ってきたのだと思ったのですが、よくよく考えてみると、今は「お下がり」でも、10年後、20年後にはレトロな車両の方が価値が出るかもしれませんね。

車両の先端はレトロな卵型

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恒久展示ではないようです

私はドクターイエローが何年も常設展示されるのかと思っていましたが、トレインパーク白山の公式サイトに記載されている文面を見ると、ある時期をもって常設展示が終了するようです。公式サイトの掲載文は以下のとおりです。

公式サイトの掲載文
当面の間、保存展示という形式で、トレインパーク白山に展示されます。
(展示終了日は未定です。当面の間は常設展示として観覧が可能です。)

施設自体は白山市立とは言え、新幹線の車両はJR西日本の所有ですから、これも仕方がないですかね。

ドクターイエローのグッズもいっぱい

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無料ゾーンに提示されています

ドクターイエローは、トレインパーク白山の入口前の無料ゾーンに屋外展示されています。鉄道マニアの方は有料展示室にも入られるかと思いますが、関西方面から自家用車で金沢へ行かれる方は途中に立ち寄るのも良いでしょう。

なお、トレインパーク白山はIRいしかわ鉄道の「加賀笠間駅」から徒歩15分です。加賀笠間駅の西口から直通バスが出ているのですが、本数が少ないので、次のバスまで10分以上の時間がある場合は歩いた方が早いかもしれません。

加賀笠間駅は、金沢駅からですと西金沢→野々市 (ののいち)→松任 (まっとう)→西松任と停車して5つ目の駅です。昼間の時間帯は1時間に2本の運行となっています。あらかじめ時刻表をご確認のうえお出かけください。

トレインパーク白山

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金沢観光ガイド 南 武志

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