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寺町に金沢の建築文化の拠点施設が起工

2017年7月29日

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建築家・故谷口吉郎氏の生家跡地に建設

2017年7月27日付の北國新聞に、金沢市寺町に建設される建築文化拠点施設に関して、起工式が行われたという記事が掲載されていました。

起工式が行われた建築文化の拠点施設は、金沢市が建築家の故谷口吉郎氏の生家跡地に建設するもので、建設費は約18億円、2019年3月の完成で、同年夏の開館を目指します。

同施設の設計は、谷口吉郎氏の長男で、鈴木大拙館の設計者として知られる建築家の谷口吉生氏が担いました。

谷口氏は「(着工)を父も喜んでいるはず。施設を拠点にして金沢の重層的な建築文化を国内外に伝えて欲しい」と語り、藩政期以降の多様な建物が残る金沢の魅力発信に期待を寄せたとのことです。

起工式では、山野金沢市長が「市民や来街者が、美しい建築が美しい街をつくることを、改めて考えることができる施設にしたい」と挨拶しました。

続いて行われた谷口吉生氏の施設概要の説明では、東京生まれの谷口氏が幼少期に金沢に疎開し、父吉郎氏の生家で暮らした思い出に触れ、「この場所に住んでいた頃、崖地を下りて犀川に遊びに行った」と語りました。

また、谷口氏自身の疎開時の体験を今回の設計に取り入れ、斜面に遊歩道を設けたことを紹介しました。記事によると、建設地は谷口氏から金沢市に寄付されたとのことです。

建設予定地(2017年8月撮影)

建築文化拠点施設の敷地は2,034㎡、建物は地上2階、地下1階建ての現代建築で、延べ床面積は1,466㎡となります。

犀川を一望する2階に、父吉郎氏の代表作である迎賓館赤坂離宮の和風別館「游心亭」の和室を復元する他、地下1階に企画展示室を設け、吉郎氏の遺品を展示の予定です。

寺町通りに面する南側は、建物を通りから後退させて歩行者空間を広めに確保します。

一方、犀川沿いの崖地に面する北側では、水面に移り込む景色を楽しめる池のある庭を設け、崖地を利用した植栽帯を階段状に整備し、寺町台の斜面緑地との連続性を持たせます。

犀川大橋方向の西側には、市民が犀川方向に斜面を自由に通り抜けられる遊歩道を設け、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている寺町台と、犀川河畔周辺の回遊性を高めます。

建築文化拠点施設と通じる犀川河畔

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この施設のオープンはとても楽しみです

金沢は地方都市にしては美術館や記念館などのミュージアムが多い街だと思います。

兼六園の周辺をはじめ、ひがし茶屋街主計町茶屋街に近い浅野川近辺や、長町武家屋敷跡を歩いているとお洒落な外観のミュージアムを目にします。

今回の建築文化拠点施設が建設される寺町が位置する犀川近辺は、にし茶屋街室生犀星記念館、妙立寺(忍者寺)などの施設はあるものの、他のエリアに比べて訪れる人の数が圧倒的に少ないのが現状です。

そのエリアに新たなミュージアムがお目見えすれば、ミシュランの星を獲得したお店が13店も集まるグルメエリアとも相まって、観光で訪れる方も増えるのではないでしょうか。

前述のとおり、設計者の谷口吉生氏は、無の境地を表現した鈴木大拙館の設計者として知られている方です。犀川と寺町台地との間にある断崖がどのようにデザインされるのか、個人的にはとても楽しみです。

さて、故谷口吉郎氏の生家跡地は、詩人の中原中也が父親の仕事の関係で金沢に移り住んだ時の住居のすぐ近くに位置しています。中也の旧居跡と言われている場所に設置されている文学碑へは100mちょっとです。

生年月日を調べてみると、年齢は谷口氏が3つ年上です。3つも年が違うと2人が言葉を交わしたことはないかもしれませんが、お互いに顔は知っていたかもしれませんね。

寺町通り。写真の交差点を右に入ると忍者寺です


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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

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バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は600円です。路線バスの200円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

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金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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