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高校スポーツ最古の大会「高校相撲金沢大会」開催

2021年10月12日

観光客の方には全くと言っていいほど知られていませんが、金沢には高校スポーツの聖地があります。それが卯辰山相撲場です。高校相撲金沢大会の会場となる相撲場で、少し無理をすれば、ひがし茶屋街からも歩いて行けます。

2021年10月11日付の北國新聞の1面トップは、今年で105回目を迎えた『高校相撲金沢大会』の記事でした。1面だけではなく、スポーツ面見開き、社会面見開きの計5ページが高校相撲の記事で埋められていました。

団体戦では鳥取城北高校が5度目の優勝を飾り、地元の金沢学院大学付属高校が準優勝しました。個人戦では、優勝が埼玉栄高校の手計太希選手、準優勝が金沢学院大付属の大森康弘選手でした。

高校相撲金沢大会は毎年5月に行われていますが、昨年の104回大会は新型コロナウィルスの感染拡大によって中止され、今年は開催時期を10月に移して行われました。

自然の中に佇む卯辰山相撲場

87回大会優勝の元大関・豪栄道の姿も

例年ですと、大相撲の夏場所と日程が重なることから、大相撲関係者が金沢を訪れることはありません。今年は秋場所と九州場所の間の10月開催ということもあり、多くの親方が観戦に訪れました。

北國新聞には、第87回大会(2003年)の個人戦で優勝した元大関・豪栄道の武隈親方のコメントが掲載されていました。

武隈親方は、すり鉢状の相撲場を見るなり「この独特の雰囲気が好きですね」と笑みを浮かべ、高校時代の初タイトルとなった金沢大会の優勝は「本当に自信になりました。金沢は大相撲行きのきっかけになった場所です」と語りました。

また「石川勢に送られる大声援は、県外勢を完全アウェーの気分にさせる強敵であり、うらやましかった」と話し「全国的に相撲大会の中止が相次ぐ中で無事に開催できたことは素晴らしい」と感謝しました。

武隈親方は閉会式まで観戦したそうです。

卯辰山相撲場の碑は心技体

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日本の高校スポーツ最古の大会です

高校相撲金沢大会は、高校スポーツの全国大会の中で最も歴史のある大会で、優勝旗は黒鷲旗(くろわしき)と呼ばれています。1915年(大正4年)、野球の夏の甲子園と同じ年に第1回大会が開催されました。

夏の甲子園の開幕日が8月18日だったのに対し、高校相撲金沢大会の開催日が6月13日で野球よりも2か月早く第1回大会が行われました。また、夏の甲子園は今年が103回大会でしたが、相撲の方は105回大会です。

これは、戦争で中止された回数が、甲子園が1942年(昭和17年)~45年(昭和20年)までの4大会なのに対し、相撲は1944年と45年の2回だけだったことから、高校相撲金沢大会が甲子園よりも2年早く第100回大会を迎えました。

歴代の個人戦の優勝者には、地元・石川県では元大関・出島と幕内・遠藤の名前が見られます。2人とも本名力士です。角界入門後にしこ名が付いた力士では、前述の元大関・豪栄道(澤井豪太郎)や大関・貴景勝(佐藤貴信)が歴代優勝者です。

高校相撲金沢大会は全国的には全く知られていませんが、金沢の人たちにとっては5月の風物詩です。ただ、今年を契機に10月開催に変更しても良いかもしれませんね。本場所のない10月なら大相撲で活躍した人の姿が見られますから。

角界のスターが熱戦を繰り広げた土俵

卯辰山はひがし茶屋街から登れます

卯辰山は金沢城から見て「卯辰」の位置にあることから名付けられた山で、標高141mです。ビルに換算すると30階建てくらいの高さですので、登山の装備は必要ありません。尾根の長い山でどこが山頂なのかは分かりません。

ひがし茶屋街のすぐ後ろが卯辰山です。金沢の人たちは浅野川に架かる天神橋から登っていくのが一般的ですが、観光客の方は、ひがし茶屋街の端にある宇多須神社から登って、天神橋に下りてくるのが良いかと思います。

宇多須神社の裏手が卯辰山への入口

卯辰山相撲場は、頂上まで登ったかなという地点にある「見晴らし台」から、5分少々“横移動”したところにあります。武隈親方の言葉どおりすり鉢状になっており、コンクリートの観客席の底に土俵があります。

私の子供の頃は、プロレス会場としても使用されました。熱烈な相撲ファンの方や、近々相撲関係者と会う予定のある方は、訪れてみても良いかなという感じのスポットです。

相撲場は見晴らし台から5分少々

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金沢がイメージできるページです

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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

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バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は600円です。路線バスの200円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

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金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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