金沢のお散歩コース#2
金沢城公園の周囲をグルリと回るお堀通りは絶好のお散歩コースです。中でも、私のお気に入りのポイントが白鳥路(はくちょうろ)です。
緩やかに蛇行しながら続く300mほどの遊歩道で、道の両サイドには緑の木々が整備されています。また、静寂の中で大手堀に向かって流れる小川のせせらぎが耳に心地よく響いてきます。
この遊歩道は江戸時代までは白鳥堀という名のお堀でした。城内への侵入者を察知するために、お堀に水鳥を放していたことから「白鳥堀」と名付けられたもので、お堀が埋め立てられた後は白鳥路という呼び名になりました。
お洒落な名前の遊歩道は、ひがし茶屋街と兼六園を歩いて移動される際のルートのひとつです。特に着物姿で移動される方には絶好の撮影スポットと言えるでしょう。
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アート作品を眺めながらロマンチックに
現在の白鳥路は、並木道の沿道に20体の彫刻が並ぶアートの道となっています。あたかも無料の屋外美術館のような雰囲気です。アートに興味のある方でしたら、美術界で名の知られたアーティストの作品に出会えるかもしれませんね。
ちなみに私は下の写真のアートが一番好きです。物思いに耽る女性を描いた作品ですが、恵まれない自らの境遇に悩んでいるようにも見えますし、好きな男性に思いを馳せているようにも見えます。
皆さんの自分だけのお気に入りの作品を見つけてはいかがでしょうか。
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三文豪の像が静かな人気です
白鳥路で屋外展示されている作品の中には、金沢の三文豪と称されている泉鏡花、室生犀星、徳田秋聲の3人の像があります。
観光で金沢を訪れる方の中には、なぜこの場所に三文豪の像があるのだろう?とか、何かの所縁の場所なのだろうかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、歴史的な背景はないと思います。
白鳥路の周辺スポット
こちらは金沢観光サイトです
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白鳥路を彩るアート作品
以下に白鳥路で屋外展示されているアート作品をご紹介します。順番は、金沢城の正門である大手門に近い入口から兼六園に向かって並べています。
白鳥路の入口に展示されている白鳥の像以外の作品は、全て人間がモデルになっています。大手門に近いエリアでは裸体像が目立ちますが、兼六園に近づくにつれて服を着た作品が増えていきます。
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白鳥路の周辺スポット
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❶金沢城公園 | ❷兼六園 | ❸百間堀 | ❹西田家庭園玉泉園 | ❺寺島蔵人邸 | ❻大樋美術館 | ❼大手堀 | ❽黒門前緑地
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素顔の金沢がある市民エリア
お散歩コース -19選-
金沢城のお堀は美しいお散歩コース
・百間堀-金沢城と兼六園の境界にあたる緑の散歩道
・白鳥路-金沢城に隣接する並木道は屋外美術館
・大手堀-江戸時代の金沢城の景観を残す桜並木
・いもり堀-金沢城公園で復元された第2のお堀
・黒門前緑地-通り抜けるミニ緑地は豪姫の住居跡
兼六園と21美の周辺は緑のオアシス
・いしかわ四高記念公園-赤レンガの校舎と木々の緑
・しいのき迎賓館-旧県庁の趣きを残す憩いの場
・アメリカ楓通り-金沢城公園と21美を結ぶ並木道
・広坂-中心街から緑のオアシスへの誘導路
・本多の森-緑のオアシスは森の都の文化エリア
・時が止まる散歩道「美術の小径」と「緑の小径」
文学にゆかりの散歩みち
・鏡花のみち-天神橋から主計町への浪漫の散歩道
・秋聲のみち-浅野川大橋から秋声記念館への並木道
・犀星のみち-犀川沿いの桜並木は文豪が愛した道
・W坂-犀川と寺町寺院群を結ぶ石段は「文学の坂」
ちょっと歩いてみたくなるストリート
・せせらぎ通り-用水沿いの飲食店街は欧風の街並み
・柿木畠-金沢市民に親しまれてきた飲食店街
・尾張町-古い建物が残る街並みは「オールド金沢」
・小立野通り-兼六園から石川県立図書館へと続く道
繁華街 -4選-
郊外のスポット -4選-
金沢港・大野・金石 | 湯涌温泉 | 卯辰山 | 金沢市民芸術村
主要な観光名所は8つ+金沢駅
金沢駅 | 兼六園 | 金沢城公園 | ひがし茶屋街 | にし茶屋街 | 主計町茶屋街 | 長町武家屋敷跡 | 金沢21世紀美術館 | 近江町市場
KANAZAWA Topics
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