2月8日9時現在、金沢は何とかドカ雪は免れています

今週末は飛び石を入れると4連休ですね。金沢へのご旅行を予定されている方もいらっしゃるかと思います。でも、心配なのは雪ですよね。

2月8日(土)の午前9時現在で金沢の積雪は41cmです。太平洋側からお越しの方から見ると、41cmの積雪は経験したことのない雪の量だと思いますが、日本海側では「この程度で済んでよかったね」という積雪量です。

歩道が歩きにくかったり、バスが遅れるなどの不便はあるものの、兼六園のライブカメラを見ると、私の予想よりも多くの観光客の方が、霞ヶ池の雪景色を楽しんでくれています。どうぞ雪の金沢を満喫してください。

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誰も踏み入れていない新雪を歩く

金沢の観光エリアには芝生が多くあります。金沢城公園の三の丸広場、金沢21世紀美術館、しいのき緑地、本多の森などでは、芝生に積もった新雪の上を歩いてみてください。

私は県外からのお客様をご案内することがありますが、雪の降らない地域からお越しの方の中には、誰も踏み入れていない新雪の上を楽しそうに歩く人がいます。新雪を踏みしめる時の「キュッ、キュッ」という感触は雪国ならではです。

それから、手すりやベンチや郵便ポストなどに積もっている雪を手で払うのも楽しいですよ。金沢の子供たちは、手すりに積もっている雪を手で払いのけるのが大好きです。金沢の記念に雪だるまを作っても良いかもしれませんね。

ただ、金沢の雪は北海道のようなサラサラのパウダースノーではなく水分を多く含んだベタ雪ですので、転ばないように気を付けてください。転びそうだなと思ったら、後ろを気にすることなく、ゆっくりと歩いていただいて構いません。

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41cmの積雪ともなると、歩きにくいのは間違いありません。特に大通り沿いの歩道は、除雪された車道の雪が溜まっていて歩きにくくなっています。雪が降ると、幹線道路が渋滞しないように車道に除雪車が入るのですが、除雪した雪を歩道に上げるのです。

ですので、大通り沿いの歩道が歩きにくい場合は、大通りから一本入った路地の方が歩きやすいです。金沢は地方都市ですので、大通りから一本入ると住宅街になります。そこで暮らす人たちと地元に根差したお店が協力して除雪をすることから、大通りよりも歩きやすいのです。

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金沢観光ではバスを利用される方が多いかと思います。金沢のバスは普段から遅れるのが普通で、雪の日はさらに遅れます。極端に話をすると、前のバスが大幅に遅れて、次のバスの到着時刻に入線することもあるくらいです。

バスの時刻表は全く意味をなしませんので、すぐにバスが来るか、かなり待たされるかは運次第と認識してください。特に、バスでの移動が必須の石川県立図書館へ行かれる方は、少し余裕を見てスケジュールを組むことをお勧めします。

金沢は、全国的に浸透している一般的な読み方や呼び方とは違う表現を使うことがあります。例えば、能登牛は「のとぎゅう」ではなく「のとうし」と読みますし、手水は「ちょうず」ではなく「てみず」と読みます。

全国的に使われている「雪かき」も金沢では別の言い方をします。金沢では雪かきのことを「雪すかし」と言います。

金沢21世紀美術館の向かい側にある石浦神社のバス停には、雪透かし用のスコップが用意されていますので、バスの待ち時間にでも「雪すかし」にご協力いただければ幸いです。それでは、雪の金沢を満喫してください。

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