街の話題-topics-

茶屋街、長町、兼六園。金沢は急ピッチで冬仕舞い

3月15日付の北國新聞に、長町武家屋敷跡の土塀から薦 (こも) が外されたという記事が掲載されていました。記事によると、石川県造園業協同組合の職人や金沢職人大学校の実習生ら15人が、薦をつるす縄をはさみで切り手際よく撤去したそうです。

長町武家屋敷跡では、土塀を守るために、冬の期間だけ藁で作った薦を土塀に取り付けます。これは、土塀に貼り付いた雪が溶けて水になって、気温が氷点下になる明け方に、水が凍って土塀を損傷させることを防ぐために装着されるものです。

毎年、最低気温が氷点下になる日が出てくる12月上旬に取り付け、氷点下になる日がほぼなくなる3月上旬~中旬に取り外されます。金沢の人にとって、長町の土塀の薦外しは春の訪れを告げる風物詩となっています。

雪から土塀を守っていた薦
本来はこういう姿です

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金沢駅の松から雪吊り外し

金沢駅では、鼓門のある東口の松の枝に施されていた雪吊りが外されました。金沢の庭師さんは、雪吊りが装着される11月~12月中旬と、雪吊りが外される3月は大忙しです。3月中旬の金沢は、急ピッチで冬仕舞いが行なわれます。

日本三名園のひとつに数えられる兼六園でも雪吊り外しが始まっています。そして、春分の日の後に、兼六園の冬の代名詞となっている唐崎松の雪吊りが外されます。

金沢駅の松から雪吊りが外されました
唐崎松の雪吊り外しは春分の日の後

兼六園では梅が見頃です

冬仕舞いが始まった兼六園では、梅林の梅が見頃を迎えています。2月下旬から白梅の「白加賀 (しろかが) 」が見頃となり、3月に入って、兼六園で一番人気の「摩耶紅 (まやこう)」が開花しました。

兼六園の中で、今の時期に人が集まる梅林と、11月に紅葉が見頃となる山崎山の2つのエリアは、園内の一般的な観光ルートから外れていることもあって、梅の時期と紅葉の時期だけ人が集まるエリアです。

別の見方をすると、厳しい冬への覚悟を決めながら歩く11月の山崎山と、厳しい冬が終わる解放感が満ちている3月の梅林は、季節の移ろいを感じるエリアと言えます。

兼六園の梅林に咲く摩耶紅

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茶屋街では芸妓さんのぼんぼり

金沢の三茶屋街に数えられる主計町茶屋街とひがし茶屋街では、お花見の時期恒例のぼんぼりが設置されました。

主計町茶屋街では浅野川沿いの表通りに、ひがし茶屋街ではメインストリートに二番丁に掲出されている他、浅野川沿いの「鏡花のみち」と「秋声のみち」にも周辺のお店のぼんぼりが掲出され、春の明るさを際立たせています。

私は、この時期になると、芸妓さんの名前入りのぼんぼりを眺めるのが静かな楽しみなのですが、この1年間にお座敷デビューした、ひがし・八の福の和花さんと、主計町・み笑の絹夕さんのぼんぼりも、しっかりと飾られていました。

昨年の12月にお披露目された和花さん
絹夕さんのお披露目は今年1月

尾崎神社の雪囲いも外されました

金沢の街中で、季節が冬であることを感じる風景が、尾崎神社と妙立寺 (忍者寺) の境内にお目見えする雪囲いです。雪囲いとは、文字どおり、神社の拝殿やお寺の本堂を雪から守る囲い塀のことです。

徳川家康を祀る尾崎神社では、重要文化財の拝殿を囲んでいた雪囲いが外されました。観光で訪れる方の中には、賽銭箱まで行ってはじめて、雪囲いの奥に立派な本堂があることを知る人が結構います。

尾崎神社の雪囲い
雪囲いの奥には壮麗な外観がありました

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蓮ノ空が日本ゴールドディスク大賞

3月に入ってSNSで盛り上がった話題と言えば、ラブライブ・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの「おいでよ!石川大観光」が、第40回日本ゴールドディスク大賞の「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」に輝いたことです。

人気アニメのラブライブシリーズの最新作として2023年4月に始まった「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」は、金沢駅前の金沢フォーラスにオフィシャルタイアップショップが常設されるなど、多くのファンが訪れています。

金沢市民の中にどれくらい「蓮ノ空」が浸透しているのかについては、やや疑問なところもありますが、開始前に地元テレビ局が心配していた、ファンによる観光公害もほとんどなく、金沢としては大成功だったのではないでしょうか。

金沢フォーラム5階「金沢ゲーマーズ」

Kanazawa Topics

主要な観光名所は8つ+金沢駅

金沢がイメージできるページです

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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

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バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

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金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

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