全国で「夏」真っ盛りですが、新潟地方気象台では、8月4日に北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。平年より12日遅く、昨年に比べて36日も遅い梅雨明けとなりました。
ただ、こちらで暮らす身としては「学校が夏休みに入る前から夏の暑さだったでしょ」と言いたくなるくらい、かなり前から本格的な真夏の暑さに入っていました。
テレビの情報番組のお天気コーナーによると、梅雨前線が戻ってきそうだったので梅雨明けと言えなかったらしいですね。夏の空気に変わったと感じたら梅雨明けで良いと思うのですが、天気予報の世界でも世間の声を気にしすぎるのですかね。
さて、このページでは、8月の金沢の風景をいくつかご紹介します。

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浅の川園遊会「白糸川床」
主計町茶屋街の浅野川沿いの表通りでは、この時期恒例の「浅の川園遊会 白糸川床」が開催されています。これは2007年から開催されているイベントで、ひがし・主計町茶屋街のお茶屋と、周辺の老舗料亭がお客様をもてなします。
白糸川床の「おもてなし処」は以下のとおりです。
◆ひがし茶屋街:八の福、中むら、八しげ、藤乃弥、水志満
◆主計町茶屋街:まゆ月、仲乃家、み笑
◆老舗料亭:大友楼、松魚亭、山乃尾、金城楼

地元の旦那衆が発起人
ひがし茶屋街と主計町茶屋街が位置する浅野川界隈は、戦前までは演芸場や寄席が集まる金沢の伝統芸能の中心地でした。しかしながら、時代の流れとともに劇場が閉鎖され、金沢の中心が犀川近くの香林坊・片町エリアへと移っていきました。
浅野川界隈に活気を取り戻そうと、地元の旦那衆 (老舗企業の経営者) によって「老舗・文学・ロマンの町を考える会」「金澤東山まちづくり協議会」が発足し、1987年 (昭和62年) に「第1回 浅の川園遊会」が開催されました。
その後、2007年に現在地に場所を移し「浅の川園遊会 白糸川床」が開催されています。イベント名にある「白糸」とは、泉鏡花の名作「義血侠血」の主人公・滝の白糸にちなんだものです。

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金沢おどりの提灯がお目見え
ひがし・にし・主計町のお茶屋さんの玄関に「金沢おどり」の提灯がお目見えしました。
金沢おどりは、毎年9月に石川県立音楽堂の邦楽ホールで開催される演芸イベントで、金沢の三茶屋街の芸妓さんが総出演します。2004年に第1回が開催され今年で23回目になります。

主催する北國新聞の気遣い
毎年、お茶屋の玄関に提灯が飾られると、地元の北國新聞に「金沢おどり」の提灯がお目見えしたとの記事が出ます。そして、記事とともに、お茶屋の玄関に飾られた提灯を眺める芸妓さんの写真が掲載されます。
興味深いのは、写真の撮影場所が毎年違うことです。今年は、ひがし茶屋街で提灯を見上げる芸妓さんの写真が掲載されていました。ちなみに、昨年は主計町茶屋街でした。
金沢おどりは北國新聞社が主催ということもあって、三茶屋街を公平に扱うという編集方針のもと、撮影する茶屋街が持ち回りになっているのでしょう。

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四万六千日
ひがし茶屋街と主計町茶屋街が位置する浅野川界隈を歩いていると、玄関に吊られているトウモロコシが目に入ります。観光で訪れた方の中にも、玄関のトウモロコシに気付かれた方が多いかと思います。
このトウモロコシは、お金儲けのための「お守り」として、金沢の中でも浅野川流域で受け継がれてきた風習です。トウモロコシに付く黄色い実をお金に見立てており、玄関に吊っておくとお金に苦労しませんよという意味があります。
商店だけではなく民家の玄関にも吊られています。

8月に新しいトウモロコシに付け替え
玄関に吊られるトウモロコシは8月が付け替え時期です。観音さまの功徳日である旧暦の7月9日に、ひがし茶屋街の先にある「真言宗 長谷山観音院」で「四万六千日」の法要があり、そこで新しいトウモロコシを買います。
四万六千日は「しまんろくせんにち」と読みます。この日に参拝すると4万6千日分の御利益があると言われるおめでたい日です。
今年の四万六千日の法要が行われる旧暦の7月9日は、8月21日になります。浅野川界隈では、そろそろ本格的な夏に入る7月下旬に、その年の四万六千日の日付を知らせる張り紙が商店や民家の壁に掲出されます。

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