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2023年の金沢のお花見vol.2~浅野川周辺~

2023年4月2日

金沢では例年よりも1週間ほど早く満開を迎えました。金沢の人たちは「桜が満開になるのは4月」と思っていますので、早すぎる桜に、入学式まで散らずにいてくれるだろうか?と心配しています。

それでは、2023年の桜が満開の金沢をご紹介しましょう。2回目は、ひがし茶屋街主計町茶屋街に近い浅野川流域の桜です。

中の橋から眺める主計町茶屋街



お花見の茶屋街を彩るぼんぼり

金沢の三茶屋街である、ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街ではお花見の時期に「雪洞 (ぼんぼり)」が並びます。中でも、浅野川流域のひがしと主計町では、ぼんぼりに芸妓さんの名前が入っています。

昼間のひがし茶屋街の賑わいをご覧になった方は、芸妓さんによる夜のお座敷を想像できないかもしれませんね。また、どのお店がお茶屋なのだろうかと散策される方もいるかもしれません。

芸妓さんのぼんぼりは、その芸妓さんが所属するお店の前に置かれています。また、所属するお茶屋の名前も入っていますので、現役のお茶屋をひとつずつ確認していくのも楽しいかと思います。

ひがし茶屋街のメインストリート
主計町茶屋街の表通り

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ひがしの桜スポットは宇多須神社

ひがし茶屋街での桜スポットは宇多須神社です。ここは藩政期に前田利家を祀っていた由緒ある神社で、メインストリートの二番丁から三番丁への途中に位置しています。隠れたインスタ映えスポットです。

また、宇多須神社の向かい側には、タレントのMEGUMIさんがオーナーを務めるパンケーキの「カフェたもん」があります。

宇多須神社

ひがし茶屋街から秋声のみちへ

観光で訪れる方の多くは、ひがし茶屋街の見学を終えると、東山木町通りから大通りに出てバスで兼六園に向かうパターンが多いのですが、バス停への道のりを浅野川沿い経由とするのも良いでしょう。

浅野川沿いのひがし茶屋街寄りの沿道は、金沢の三文豪のひとつ・徳田秋声にちなんで「秋声のみち」と名付けられています。そして、秋声のみちにはきれいな桜並木が整備されています。

秋声のみち

秋聲のみち-浅野川大橋から秋声記念館への並木道

河原に下りてゆっくりとお散歩

浅野川に架かる橋の中で、天神橋~梅の橋~浅野川大橋の間は河原が遊歩道として整備されています。お時間に余裕のある方は河原り下りてゆっくりとお散歩するのも良いでしょう。

ただし、トンビが上空を旋回しながら獲物を狙っていますので、河原に座って和菓子などを食べる際には、飛んでいるトンビを見ながら食べてください。トンビは見られていると襲ってこないそうです。

梅の橋~浅野川大橋の河原は絶好の散歩道

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三茶屋街で桜と言えば主計町

金沢の三茶屋街で桜と言えば主計町茶屋街です。浅野川沿いの桜並木は金沢を代表する桜スポットのひとつで、ゆったりとした浅野川の流れと風情ある茶屋建築が、満開の桜を引き立たせてくれます。

中でも、浅野川大橋のひとつ下流に位置する中の橋は、テレビのお花見中継のロケ地となるスポットです。

主計町の表通りは金沢有数の桜スポット

1本の桜が情緒を感じる暗がり坂

主計町茶屋街の裏通りに隠れた桜スポットがあります。それが暗がり坂です。暗がり坂の坂下には、文豪・泉鏡花の『照葉狂言』にちなんで名付けられた「照葉さくら」がそびえ立っています。

1本だけの桜の木と、桜を取り囲む茶屋建築とのコントラストは情緒たっぷりです。

暗がり坂
坂上からの眺めも最高です

暗がり坂は主計町から泉鏡花記念館への石段坂

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

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