11月下旬に差し掛かっても季節外れの夏日になったり、その一方で、お天気ニュースのトップが積雪の話題となったり、全国的に不順な天候が続いていますね。
北陸地方に位置する金沢も、秋が深まるのが遅いのか、冬が来るのが早いのか、よくわからないお天気が続いています。例年に比べて紅葉が遅かったにもかかわらず、11月18日(土)には強烈な「あられ」が降りました。
モミジやカエデなどの木の葉が赤くなり、葉が散った後に雪が降るのが冬を迎える順序なのですが、今年は葉が緑のうちに「あられ」が降りました。
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橋や坂道に筵が敷かれました
金沢の冬の風物詩のひとつが、橋や坂道に敷かれる滑り止めの筵 (むしろ) です。兼六園や金沢城公園には木製やアーチ状の橋が多く滑りやすいことから、雪の季節には筵が敷かれます。
また、兼六園と石浦神社の間の広坂 (ひろさか) は、歩道が石畳で滑りやすいことから筵が敷かれます。ただ、例年は筵が敷かれるのは12月に入ってからで、いつもは「もう筵が敷かれたの。早いねえ」と思っていました。
天気予報で急遽お目見え
11月中には見られない筵が、18日(土)から金沢城公園の鼠多門橋にお目見えしました。私は前日の17日(金)にも鼠多門橋を渡ったのですが、その時は筵が敷かれていませんでした。
おそらく、雪が降るかもしれないとの天気予報を受けて、石川県から急いで筵を敷いてほしいとの依頼があったのでしょう。私が訪れた時には、作業員の方が悪天候の中で敷設作業をしていました。
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勤労感謝の日からの2週間で冬の空気に
金沢は、例年、勤労感謝の日からの2週間で秋の空気から冬の空気に変わります。そして、冬の空気に変わる12月初旬に、長町武家屋敷跡の土塀に薦 (こも) が掛けられ、尾崎神社と妙立寺 (忍者寺)に雪囲いがなされます。
土塀の薦と神社の雪囲いは、金沢の人たちが本格的な冬の到来を感じる景観で、薦と雪囲いがお目見えすると、金沢は3月初旬まで長く厳しい冬へと突入します。
今年の冬は暖冬&ドカ雪!?
ニュースや情報番組の長期予報を見ると、今年の冬は暖冬傾向にあるものの雪が降る時はドカンと降るみたいですね。つまり、暖冬&ドカ雪が今年の冬のキーワードになりそうです。
私たち地元の人間は、記録的な豪雪に見舞われても金沢でじっと耐えるしかないのですが、観光で訪れる方にとっては、今回の冬の金沢旅行は良くも悪くも“ギャンブル”になるのかもしれませんね。
ドカ雪の日にあたってしまうと、観光スケジュールを大幅に変更しなければならないかもしれません。一方で、本格的な雪を体験してみたい方にとっては、雪が全然ない冬の金沢はガッカリされるでしょう。
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12月の金沢は一番の閑散期
12月の金沢は一年で一番の閑散期です。元々、師走は大忙しの時期ですし、クリスマスとお正月という2大イベントが控えていますので、12月の上旬~中旬は大人しくしていようというのが日本人に共通の思惑のようです。
また、12月に旅行するなら、雪の降る金沢よりも暖かい沖縄に行こうと考える方が多いと思いますので、より一層、観光スポットが閑散となってしまうのです。
逆の見方をすると、12月の金沢なら、金沢21世紀美術館の「スイミング・フール」の地下部の予約も取りやすいと思いますし、金箔貼りなどの体験施設も空いていることでしょう。
金沢を満喫したいなら、12月に訪れるのが良いかもしれませんね。
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