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金沢も猛暑ですが酷暑の地域と比べれば涼しいかも

暑い日が続いていますね。梅雨が明けた金沢も連日の猛暑で、さすがに屋外にある観光地は空いているように感じます。厳しい暑さの金沢ですが、幸いなことに体温を超えるような酷暑となることは滅多にありません。

地形的に海に近いことが要因なのかもしれません。例えば、首都圏では内陸にある埼玉県は連日のように体温を超える酷暑ですが、神奈川県の湘南は暑いけれども若者たちが日焼けを楽しめる暑さですよね。

テレビの全国ネットの情報番組で、沖縄は海風が吹き抜けていくので意外と涼しいんですよという解説を耳にしたことがありますが、金沢もギリギリのところで酷暑から免れているようです。

暑いか涼しいか意見が分かれる気温でしょうか



移転した金沢美大で夏まつり

8月4日付の北國新聞に、昨年10月に移転した金沢美術工芸大学の新キャンパスで「さきうら夏まつり 納涼盆踊り」が開催され、周辺住民が踊りや飲食、射的などを楽しんだという記事が掲載されていました。

夏まつりの実行委員会が、金沢美大を会場に使いたいと申し出て大学側が了承したものです。昨年までは何か所かに分かれて開催されていましたが、今年は周辺の商店街が1カ所に集まって開催されました。

金沢美術工芸大学は終戦の翌年の1946年 (昭和21年) に創立された公立の教育機関ということもあって、キャンパスの使用を快く承諾したのでしょう。

金沢美術工芸大学

デパートの屋上でも夏まつり

8月4日付の北國新聞には、金沢の繁華街にある2つのデパートのひとつ「金沢エムザ」の屋上で、今年で2回目となる「金沢むさし盆踊り」が開催されたという記事も掲載されていました。

この祭りは武蔵、近江町、尾張町、横安江町、彦三の5商店街などでつくる金沢中心商店街活性化協議会のイベントで、金沢エムザの4階屋上に約2,000人の来場者が訪れ、アイスキャンディーやビールで涼を取りながら街中の夜を楽しみました。

金沢エムザは近江町市場とはお向かいさん

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近江町市場は氷とウナギ

金沢市民の台所・近江町市場も夏の装いです。前述の金沢エムザから大通りの向かい側にある「エムザ口(ぐち)」には『夏のご褒美 うなぎ』の看板が掲げられています。

石川県では、7月と8月は資源保護のために底引き網漁が禁止されていることから、海底に暮らすエビやタコが並ぶことはなく売り場はやや寂しいのですが、その代わり「ウナギ」が市場の主役となっています。

近江町市場の夏と言えばウナギ

近江町市場-のどぐろも並ぶ生鮮市場は巨大なフードコート

恒例の氷に能登へのメッセージ

近江町市場の夏の風物詩となっているのが大きな氷です。鮮魚店で使う氷が市場の至るところに置かれています。氷を置いたからと言って気温が下がるわけではないと思いますが、氷があるだけで涼しく感じられます。

コロナ前には、氷に手持ちのタオルを載せて湿らせて、冷たいタオルを首筋に巻く人も見られたのですが、気のせいか、コロナ後はほとんど見かけなくなりました。

今年の氷には「私たちは能登を応援しています」とのメッセージが入れられています。私は、元日の震災直後の売り上げが激減した時期に、全国ネットのテレビ局からの取材に答えていた近江町市場の人たちを思い出しました。

テレビ局としては観光客が激減して困っている商店主を撮りたかったのだと思いますが、近江町市場の人は一様に「能登が大変なことになっているのだから我慢するしかない」と答えているのが印象的でした。

近江町市場の夏の風物詩・氷

金沢は都市型テーマパーク!

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おかげさまで水不足は大丈夫

猛暑の時期になると、全国ニュースで水不足のニュースを耳にすることがあります。幸いにして、石川県は雪解け水がたっぷりと溜まった状態で春を迎えることから、水不足の心配をする人はほとんどいません。

街中の用水には水が流れ、公園の人工滝では水が勢いよく流れ落ちています。

いしかわ四高記念公園のカスケード

四万六千日の法要は8月12日

金沢には犀川と浅野川という2つの川が流れています。その中の浅野川流域に伝わる風習が「四万六千日」の法要です。この日にお参りすると四万六千日分の功徳があるとされる日で、ひがし茶屋街近くの長谷山観音院で行われます。

浅野川流域に位置するひがし茶屋街主計町茶屋街に行くと、商店や民家の玄関にトウモロコシが吊られています。これは商売繁盛のお守りで、トウモロコシの黄色い実をお金に見立てているものです。

1年間吊るしたトウモロコシを新しいものと交換する日が「四万六千日」法要の日です。ちなみに、今年は8月12日(月・祝)に行われます。

今年の四万六千日は8月12日

Kanazawa Topics

主要な観光名所は8つ+金沢駅

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金沢がイメージできるページです

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金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。

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金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。

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バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。

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金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。

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金沢観光ガイド 南 武志

観光客の方が「ひがし茶屋街」の最寄りのバス停に並ばれているのを見て、兼六園も近江町市場も歩いて10分なのに…と思ったことが、このサイトをはじめたキッカケでした。 金沢の街は歩いて回れます。自分だけの観光プランで城下町・金沢を満喫してください。

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