伝統産業工芸館から生活工芸ミュージアムへ

国立工芸館の金沢移転に合わせて通称変更

2020年4月2日付の北國新聞に、石川県立伝統産業工芸館の通称が「いしかわ生活工芸ミュージアム」に変更されたという記事が掲載されていました。

生活工芸ミュージアムは、石川県の伝統工芸品36業種の常設展示や工芸体験を行なっている施設で石川県が運営しています。今年の7月下旬に、すぐ近くに国立工芸館が移転することから、名称の似た両館を区別するため新しい通称を決めたものです。

同ミュージアムの建物は、金沢出身の文化勲章受章者・谷口吉郎氏の設計で、1959年(昭和34年)に石川県立美術館として開館しました。そして、県立美術館が移転した1984年(昭和59年)に石川県立伝統産業工芸館がオープンしました。

4月1日からは「伝統産業工芸館」として歩んできた36年の歴史を新聞紙面でふり返る展示が始まり、完成式や入館100万人突破を伝える北國新聞の記事などが紹介されています。なお、会期は2020年6月30日までです。

エントランスの壁には「技」の文字が




工芸品がお好きな方にお薦め

北國新聞の記事にもあるとおり、今回の通称変更は、今年7月の国立工芸館のオープンにともなって行なわれました。

国立工芸館は、東京国立近代美術館工芸館が金沢に移転してくるもので、金沢を代表する文化エリアである本多の森に位置し、石川県立美術館いしかわ赤レンガミュージアムの間に整備されました。本多の森は兼六園と隣接しています。

いしかわ生活工芸ミュージアムは兼六園と直結する施設で、国立工芸館とは直線距離で250mほどしか離れていません。

これほどの至近距離に「工芸館」が2つあると、観光で訪れる方は迷ってしまうかもしれませんね。場所を訪ねる場合でも「工芸館はどこですか?」と聞くと、地元の人は「国立工芸館のことですか?」となるでしょうから、紛らわしいですよね。

私は、個人的には、伝統産業工芸館という名前は堅苦しいなと思っていましたので、通称の変更には大賛成です。

国立工芸館(2020年7月オープン)

生活工芸ミュージアムは、展示作品に販売価格が表示されているなど、伝統工芸品の展示即売ギャラリーといった趣きを持つ施設です。特に、ミュージアムショップの品揃えは一見の価値ありです。

同ミュージアムで紹介されている業種は以下の36業種です。

陶芸
九谷焼、珠洲焼、大樋焼、輪島塗、山中漆器、金沢漆器

織物
加賀友禅、牛首紬、加賀繍

金箔
金沢箔、金沢仏壇、七尾仏壇、美川仏壇

その他
加賀水引細工、金沢和傘、琴、三弦、太鼓、和紙、桐工芸、檜細工、加賀毛鉤、加賀竿、加賀獅子頭、加賀象嵌、加賀提灯、金沢表具、郷土玩具、竹細工、茶の湯釜、鶴来打刃物、手捺染型彫刻、銅鑼、七尾和ろうそく、能登上布、能登花火

金沢は日本の三大和傘処です

ひがし茶屋街で大人気の金箔は、実は石川県では仏壇に使われることが最大の用途でした。時代の流れで仏壇の需要が減ったことで、金沢では、一時期、金箔屋さんの経営がかなり苦しかったらしいです。

女性の方には金沢和傘は欲しいと思っていただけるでしょう。また、加賀水引細工や加賀毛鉤はアクセサリーに転用されています。

なお、生活工芸ミュージアムは兼六園との直通連絡口があります。入館料は大人260円、65歳以上200円、17歳以下100円、6歳未満が無料です。兼六園から入って、見終わった後に兼六園へと出ていくことができます。

ぜひお立ち寄りください。

館内は洗練された雰囲気です

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