2020.10.21掲載
金沢城公園と金沢21世紀美術館を結ぶ約250mの並木道・アメリカ楓通り(あめりかふうどおり)で、楓が赤く色づくのに合わせて夜間のライトアップが始まりました。
10月17日付の北國新聞によると、このライトアップは金沢市中心部の夜の魅力を高める目的で、石川県が2013年から毎年実施しているものです。今年は投光器96基と通行人の足元を照らすフットライト40基が設置されました。
ライトアップが開始されたのは16日からで、紅葉が終了するまでの間、午後10時まで行われます。ちなみに、紅葉の見頃は10月下旬~11月上旬です。
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森の都のアクセサリーとなる並木道
私が訪れたのは10月20日(火)で、まだ完全な紅葉にはなりきっていませんでしたが、ライトアップされる夜間に関しては、緑と黄色と赤のコントラストが照らし出される今の方が美しいかもしれませんね。
私と同じように北國新聞の記事を見たのか、会社帰りと思われる方が何人かカメラを向けていました。
今年は全国的に7月が涼しく8月が猛暑で、9月~10月あたりは日照時間が少なく寒暖差も激しいなど、例年に比べて気候が不安定なためか、まだ青々としている樹がある一方で、既に紅葉が終わって歩道に落ちてしまった葉も見られました。
アメリカ楓通りが真っ赤に色づいた時は本当に綺麗です。金沢のグルメタウン・片町のすぐ近くにありますので、夕食のお店に行かれる前にちょっと立ち寄られるのもお奨めです。
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ほとんど人通りのない散歩道です
アメリカ楓通りは金沢城公園と金沢21世紀美術館を結ぶ並木道です。
金沢で一番の繁華街・香林坊の裏手にあり、通りの正面には金沢市役所が見えます。また、旧制金沢第四高等学校の赤レンガ校舎と、旧石川県庁舎を改築した「しいのき迎賓館」の間を走っています。まさに金沢の中心部にあります。
しかしながら、ほとんど人通りがありません。観光で訪れる方の多くは、金沢城~兼六園~21美か、21美~兼六園~金沢城の順番で回ります。金沢城から21美へ直接行く人が少ないことから、特に平日の昼間は誰も歩いていません。
カップルでお越しの方は、金沢の小さな思い出のひとつとして歩いてみるのもお奨めです。
恥ずかしながら、私が楓=カエデと書いて「フウ」と読むのだと知ったのは、このサイトの制作を開始した後です。少し前に樹木のお医者さんに聞いたところ、植物業界では普通に使用する専門用語のようです。
ご参考までに以前に11月7日に撮影した写真を掲載いたします。金沢を訪れるタイミングが良ければ、真っ赤に染まったアメリカ楓通りを歩けることでしょう。
KANAZAWA Topics
素顔の金沢がある市民エリア
お散歩コース -19選-
金沢城のお堀は美しいお散歩コース
・百間堀-金沢城と兼六園の境界にあたる緑の散歩道
・白鳥路-金沢城に隣接する並木道は屋外美術館
・大手堀-江戸時代の金沢城の景観を残す桜並木
・いもり堀-金沢城公園で復元された第2のお堀
・黒門前緑地-通り抜けるミニ緑地は豪姫の住居跡
兼六園と21美の周辺は緑のオアシス
・いしかわ四高記念公園-赤レンガの校舎と木々の緑
・しいのき迎賓館-旧県庁の趣きを残す憩いの場
・アメリカ楓通り-金沢城公園と21美を結ぶ並木道
・広坂-中心街から緑のオアシスへの誘導路
・本多の森-緑のオアシスは森の都の文化エリア
・時が止まる散歩道「美術の小径」と「緑の小径」
文学にゆかりの散歩みち
・鏡花のみち-天神橋から主計町への浪漫の散歩道
・秋聲のみち-浅野川大橋から秋声記念館への並木道
・犀星のみち-犀川沿いの桜並木は文豪が愛した道
・W坂-犀川と寺町寺院群を結ぶ石段は「文学の坂」
ちょっと歩いてみたくなるストリート
・せせらぎ通り-用水沿いの飲食店街は欧風の街並み
・柿木畠-金沢市民に親しまれてきた飲食店街
・尾張町-古い建物が残る街並みは「オールド金沢」
・小立野通り-兼六園から石川県立図書館へと続く道
繁華街 -4選-
郊外のスポット -4選-
金沢港・大野・金石 | 湯涌温泉 | 卯辰山 | 金沢市民芸術村
主要な観光名所は8つ+金沢駅
金沢駅 | 兼六園 | 金沢城公園 | ひがし茶屋街 | にし茶屋街 | 主計町茶屋街 | 長町武家屋敷跡 | 金沢21世紀美術館 | 近江町市場
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