今年の秋は全国的に寒暖差の激しい秋ですね。でも、全般的には例年に比べて暖かい日が多いようです。金沢でも文化の日を過ぎるあたりからジャンパーが必要になってきているとはいえ、例年に比べれば秋が深まるのが遅いなと感じます。
このページでは、2022年の11月前半の金沢の風景をご紹介します。
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兼六園の雪吊りが11月1日から
金沢の11月は兼六園の雪吊りから始まります。松をはじめとして、園内の約800本の樹木に取り付けられる雪吊り作業は12月中旬まで続きます。雪吊りが付けられるのは兼六園だけではありませんので、この時期の金沢の庭師さんは大忙しです。
兼六園の雪吊り作業では、11月1日に最初に取り付ける松と、3月21日に最後に取り外される松が決まっています。それが、兼六園で一番の枝ぶりを誇る「唐崎松 (からさきのまつ)」です。13代藩主・前田斉泰が滋賀県の唐崎から取り寄せました。
冬の兼六園のシンボル・唐崎松
唐崎松は冬の兼六園の象徴とも言える松で、全国ネットのテレビで冬の兼六園が紹介される時は、必ずと言っていいほど唐崎松がロケ地となります。唐崎松の雪吊りの凄いところは、1本の松に4本の雪吊りが施されることです。
テレビ画面や遠くからでは分かりにくいのですが、近くから見ると、松の木が1本しかないことがよく分かります。
雪吊りは積雪の重さから枝を守るために施されるのですが、金沢の街中で積雪が見られるのは12月中旬からです。また、3月に入るとほとんど雪が降りません。11月の雪吊りは、雪害対策というよりも観光客へのサービスなのでしょう。
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近江町市場ではカニが解禁
11月7日に、金沢市民の台所・近江町市場ではカニが解禁になりました。島根県から鳥取県~兵庫県~京都府~福井県と来て石川県までのズワイガニ産地では、11月6日からズワイガニ漁が解禁となり、翌7日朝から店頭に並びます。
近江町市場では1年中カニを買うことができますが、ゴールデンウイーク以降に並ぶカニは、北海道産だったり、冷凍保存されたカニであったりします。11月7日から並んでいるのは水揚げされたばかりの新鮮なカニです。
ちなみに、メスの香箱ガニは12月29日まで、オスの加能ガニは3月20日まで水揚げされます。
近江町のカニは一匹、二匹
一般的に、カニは「1杯、2杯」と数えますよね。でも、近江町市場のカニは一匹、二匹と数えます。なぜなら、カニが生きているからです。
お店の商品陳列棚に裏返しにされた山積みのカニは足が動いていたり、口から泡を吹いていたりします。つまり生きているわけです。お料理となってお客様に提供されるカニは1杯、2杯と数えますが、生きているカニは1匹、2匹と数えます。
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ようやく見頃のアメリカ楓通り
金沢の紅葉スポットとして地元の人に親しまれているのがアメリカ楓通りです。楓と書いて「ふう」と呼びます。この通りは金沢市役所と金沢城公園を結ぶ200mほどの並木道で、紅葉の季節になると地元メディアで必ず紹介されるスポットです。
今年の金沢は、9月も真夏の暑さが続き、10月以降も暖かい日が多かったこともあって赤く色付くのが遅い印象がありましたが、ようやく見頃を迎えました。この道のアメリカ楓が真っ赤に色づくと金沢は晩秋を迎えます。
薦掛けと雪囲いが終わると冬の訪れ
日本の商業施設では、11月に入ると同時にクリスマス商戦となるのが慣例となっていますが、金沢で一番のグルメタウンの片町でも、ショッピングビルの「片町きらら」前の広場にクリスマスツリーがお目見えしました。
11月の今の時期は、迫りくる厳しい冬の足音に気付きながらも、最後の暖かさを感じる時期です。そして、12月上旬に、長町武家屋敷跡の土塀に薦 (こも)が掛けられ、忍者寺 (妙立寺)や尾崎神社に雪囲いが施されると、金沢は一気に冬へと突入します。
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