今日は金沢の紅葉の話題をひとつお届けします。
金沢の中心街にある人気の紅葉スポット・アメリカ楓通りのカエデが、今年はあまり美しくありません。通りを真っ赤に染めるはずのアメリカ楓があまり赤くならないのです。そして、歩道には黄色のまま散った葉が落ちています。
今年の夏の猛暑の影響で、本来は真っ赤に色付くはずの木の葉が夏の暑さで焼けてしまって真っ赤にならないという現象は、金沢に限らず全国で見られるようですが、金沢の夏も記録的な暑さで “9月まで夏“ という状況でした。

▼
呼び名は「あめりかふうどおり」
アメリカ楓通りは「あめりかふうどおり」と読みます。楓 (かえで) のことを植物学的には「ふう」と読むことから、アメリカ楓 (ふう) 通りと呼ばれています。
金沢21世紀美術館の隣にある金沢市役所と、金沢城公園の玉泉院丸口を結ぶ約250mの並木道で、季節にかかわらず若いカップルに人気のお散歩コースです。特に10月下旬から11月上旬にかけては真っ赤なアメリカ楓が風物詩となっています。
通りに「アメリカ楓通り」と書かれた道路標識がないことから、以前は、地元でもこの並木道の名前を知らない人が多かったのですが、今では、すっかり通りの名前が認知されています。

▼
緑から黄色で落葉
今年のアメリカ楓通りの色付きを見ると、緑色の葉が黄色に変わって、赤色に変わることなく落葉となってしまうみたいなのです。例年ですと、歩道には楓の赤い落ち葉が見られるのですが、今年は黄色い落ち葉が目立ちます。
インターネットで少し調べてみると、山間部よりも都市部の方が猛暑の影響を受けるそうです。都市部は夜間の気温が下がりにくいでしょうから、葉っぱも昼間との寒暖差が少ない中で紅葉のタイミングが掴めないのかもしれませんね。

カラスの排泄物の影響!?
私は、アメリカ楓通りの紅葉が以前よりも美しくないという感覚を昨年あたりから覚えていました。だた、昨年は、樹木の健康を損なっている要因はカラスなのではないかと思っていました。
カラスの増加については、全国的に都市部で見られている現象のようですね。実は金沢の中心部でもカラスが増えています。夕暮れ時になると、アメリカ楓通りの木々におびただしい数のカラスがとまります。
私は、カラスのフンや尿が木の枝や幹や葉っぱに付着することで、樹木の健康が損なわれているのかなと思っていましたが、今年のカエデの色付き具合が悪いのは、明らかに真夏の猛暑が原因でしょうね。

▼
来年は綺麗に色付いてほしい
アメリカ楓通りの紅葉が美しくないと言っても、遠出して人気の紅葉スポットに行ったのに期待外れだったというパターンに比べれば、観光への影響は少ないものです。
金沢の人たちも、アメリカ楓通りを歩くために街中に出てくると言うよりも、街中に出たついでにアメリカ楓通りにも寄ってみようかなというパターンが多いので「色付きが悪くてちょっと残念ですね」という程度の感覚です。
ただ、秋の街中のアクセサリーなだけに、来年以降は、また真っ赤な散歩道ができることを期待しています。


素顔の金沢がある市民エリア
お散歩コース -19選-
金沢城のお堀は美しいお散歩コース
兼六園と21美の周辺は緑のオアシス
文学にゆかりの散歩みち
ちょっと歩いてみたくなるストリート
繁華街 -4選-
郊外のスポット -4選-
金沢港・大野・金石 | 湯涌温泉 | 卯辰山 | 金沢市民芸術村
主要な観光名所は8つ+金沢駅
金沢駅 | 兼六園 | 金沢城公園 | ひがし茶屋街 | にし茶屋街 | 主計町茶屋街 | 長町武家屋敷跡 | 金沢21世紀美術館 | 近江町市場
▼
金沢がイメージできるページです
-
1
-
金沢の主要な観光名所は1日で回れます
金沢で主要な観光名所は1日で回れます。なぜなら、人気スポットが東京ディズニーランドと同じくらいのエリアに集っているからです。とりあえず見た!という感じでよろしければ、1日あれば充分です。
-
2
-
金沢観光マップ-地図を見てルートを決めたい方へ
金沢では、1周約4.3kmの百万石通りが観光エリアです。金沢城公園~兼六園~21世紀美術館は隣接し、ひがし茶屋街と主計町は隣町です。近江町市場や長町武家屋敷跡へもご近所へ行くような感覚です。
-
3
-
金沢でのバス移動は金沢周遊バスが安心
バス移動では北陸鉄道バスの「1日フリー乗車券」をお買い求めください。料金は800円です。路線バスの210円区間と金沢周遊バスを購入日に何度でも利用できます。ほとんどの観光名所がカバーできます。
-
4
-
金沢のホテル/1泊なら駅周辺、2泊以上は繁華街
金沢駅は観光名所が集まる中心部から少し離れています。1泊の場合は駅チカの方が安心できるかと思いますが、2泊以上の場合は香林坊、片町、武蔵ヶ辻などの繁華街に宿泊する方が圧倒的に便利です。